年間約700件取材の不動産ライターが選ぶ!お部屋探しで確認したい8つのポイント【二人暮らし(同棲やご夫婦)編】

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年間700件ほどのお部屋を内覧、取材している現役不動産ライターの私がお部屋探しで確認したいリアルなポイントをご紹介する今回のシリーズ。大学生編、社会人編につづき、最後は二人暮らし編です!
二人暮らしは一人暮らしとは違う確認ポイントがたくさんありますよ!

【大学生編】【社会人編】はこちら。セキュリティー面や住む場所の絞り方など、共通するポイントについてはこちらに書いているので、ぜひご覧ください!

しっかりと話し合って、二人らしい暮らしができるお部屋を見つけよう

共働きなら家賃は給料の合計手取り3分の1ほどが相場

二人とも収入があり、生活費を一緒に出すなら家賃は「給料の合計手取り3分の1ほど」が相場です。将来の結婚資金やマイホーム資金などを一緒に貯金していく予定がある二人なら、もう少し抑えられると生活がしやすくなるでしょう。

はじめて二人暮らしをするなら、最初に話し合ってほしいのは生活費の分配。家賃、食費、光熱費など、生活に必要なお金はたくさんあります。全てを平等に折半するのか、どちらかが多く出すのか。金額ごとに受け持ちを決めるのか・・・この点はしっかり、最初に取り決めをしておきましょう。暮らしていくうちに変わっていくこともあるかと思いますが、一旦決めておくことで後々のトラブルが避けられますよ。

二人暮らしで事前に確認したいポイントは?

大切なパートナーとの二人暮らし。新生活にワクワクしますよね!末永く、二人が居心地よくいられるために、確認してほしいポイントをご紹介します。

①広めのお部屋を選ぶなら、木造や1階のお部屋もご検討を

音が響きやすい木造や防犯面で不安がある1階など、一人暮らしの時は避けていた条件も二人暮らしなら気にならなくなる場合もあります。

賃料に対しての広さや間取りを優先すると、アパートや団地タイプを検討する可能性もあります。その際、構造や階数を妥協しなければならなくなることも。
ただ、広めのお部屋のある建物となるとお子様のいるご家族が住んでいる可能性もあるので少々の騒音には目をつぶる必要があったり、二人暮らしなら安心感があるため1階でも気にならなかったりします。防音や防犯グッズで対策する方法もありますよ。
とはいえ、生活において気になる場合はストレスになるので、できるだけ内覧はするようにしましょう!内覧時の確認ポイントは、こちらをご参考に。

②2部屋以上はある間取りがオススメ

二人暮らしなら、2部屋以上はある、広めの1DKか1LDK以上の間取りがオススメです。

ずっと一緒にいたいカップルなら、1部屋のみでも大丈夫と考える方もいるかもしれませんが、長く住むことを考えるとあまりオススメしません。自分だけの空間を持てる広めのワンルームなどならいいかもしれませんが、二人でいても一人になれる空間は、何がおこるか分からない生活の中で必要です。
帰宅時間が違ったり、お互いの時間を大事にしたいカップルなら、ぞれぞれの個室を持つこともできる2DK以上の間取りもオススメ。帰宅時間が違い、パートナーを起こしてしまうことが気にかかるなら寝室を分けてもいいんです。
一人の時間もあってこそ、楽しい二人暮らし。長く一緒にいるために、お互いの時間も尊重できる間取りを選びましょう!

③ベッドサイズはどうする?寝室の広さは要チェック

二部屋以上ある間取りなら、寝室にする予定の部屋の広さも確認を。置きたいベッドサイズによって選びましょう!

二人で一緒に寝るなら、ベッドサイズはセミダブル以上がオススメ。一般的には幅が120センチ、長さが200センチほどなので、クローゼット位置などにもよりますが最低4帖半ほどあれば設置はできます。単純に部屋の広さだけではなく、搬入路や通路スペースの確認も必要です。狭めの部屋に置く際は特に、採寸をしっかりしましょう!
セミダブルだと少々狭めにはなるので、気になる方はダブルやクイーンサイズもご検討を。就寝や起床時間が違ったり、一人の空間でゆっくり寝たいならシングルベッドを2台並べるのもいいですね。

④収納は二箇所に分かれていると便利

大きめのクローゼットが一つよりは、少し狭めだけど二箇所以上にクローゼットがある方がオススメ。収納が分かれていると、二人の荷物を分けられるので、収納や着替えがスムーズです。

その際、クローゼットにポールがあるかもチェック!服が掛けられないならポールハンガーが必要になることもあります。収納と荷物の量が見合っているかは必ず確認を!部屋が広くても、追加で収納を置かなくてはいけないとなると、その分部屋が狭くなってしまいますよ。

⑤トイレの位置はどこにある?プライバシーに関わる場所の位置は確認を

はじめての二人暮らし、気になるトイレ事情。プライバシーに関わるこの場所の位置は確認しておきましょう。

廊下などに独立している場合は問題ないですが、リビングとつながっていたり脱衣所にオープンなこともあります。音やにおいなどが、そうなるとどうしても気になってしまいますよね。
長く一緒に住めば気にならなくなるかもしれませんが、最初の頃はストレスになりがち。トイレ位置、見落としがちですが重要です。どこにあるかご確認を。

⑥朝の身支度でバタバタしないために!脱衣所の広さも選択肢のひとつに

歯磨きや洗顔、身支度などで利用することになる独立洗面台。一般的に脱衣所にあることが多いかと思います。起床時間が同じ二人なら使用時間が重なりがちなので、二人同時に入れる広さがあると便利です。

朝はどうしてもバタバタしがち。横並びで身支度ができれば、余裕が生まれます。使用時間をずらすなどの工夫をすれば解消できるポイントではありますが、長く住むことを考えると、候補を絞る選択肢のひとつにオススメです。

⑦キッチンは広めが便利!対面式だと会話が増える

二人分の料理を作るなら、キッチンは広めが便利。コンロは2口以上のものがオススメ。同時調理ができるので、献立を早く仕上げられます。作業スペースやシンクが広いと、調理や洗い物もしやすいですよ。

二人分の食事を作るなら、冷蔵庫に入れるものも増えるはず。冷蔵庫を置くスペースの広さも確認しておきましょう!二人暮らしなら対面式のキッチンもいいですよ。料理をしながらでも会話がしやすいので、コミュニケーションをとれる時間が増えるんです。

⑧コンロやエアコン、照明はついてる?初期投資が必要になる可能性も

キッチンのコンロ、各部屋のエアコン、照明は備え付けか確認をしましょう。

一人暮らし用の部屋だと設置されていることが多いですが、二人暮らし向けの広めのお部屋だと持ち込みが必要なことも多いです。ない場合は購入が必要になるので、その分初期投資額が増えます。エアコンは特に金額が大きいので、設置されていない部屋と設置した部屋が扉をあければつなげられるなどがあれば、サーキュレーターで風を送ったり、ヒーターを置いたりで対処できないかも確認するといいですよ。

しっかりと話し合って、二人らしい暮らしができるお部屋を見つけよう

違う人生を生きてきた二人が一緒に暮らす二人暮らし。同棲でもご夫婦でも、二人で一緒に生活をイメージしながら、お部屋を探すことが重要です。意見が食い違う時もあるかもしれませんが、しっかりと話し合って、納得しながら進めていきましょう。
幸せも二倍になるような暮らしがはじまること、応援しております!

不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員
不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員

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