はじめての同棲や新婚さん向け!2人が長く仲良く暮らせる間取りって?

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今回は、同棲や結婚のために、これからはじめて2人暮らしをしようとしている方向けの記事です。

好きな人とのはじめての暮らし、楽しみなことも多いですが、1人で部屋を決められた1人暮らしとは違って、それぞれの希望や条件をすり合わせることが必要になります。

どちらかの希望によりすぎず、2人が納得できる部屋を見つけたいですよね。せっかくのはじめての共同作業なんですから!

かくいう私も、実は最近結婚をして、はじめての2人暮らしをはじめました。どのように条件をすり合わせて部屋を決定したのか、不動産ライターの視点で間取りをどのように決めたのか、実際に周囲の同棲カップルや夫婦に聞いた間取り毎のメリットデメリットも含めてご紹介します!

2人の条件に合った部屋を見つけるために・・・

私自身が2人が納得する部屋を見つけるために行ったのは、それぞれが希望条件を書き出して重要度別に分け、話し合うという方法です。

部屋選びで重視したい条件は1人1人違いますが、全ての条件が合う部屋を見つけることは難しいです。1人でも難しいので、2人ならなおさらです。

住みたい場所や建物の造り、水まわりの設備など、条件を1人ずつ書き出して、その中で「絶対譲れない」「譲ってもいい」「あったら嬉しい」に分けました。「絶対譲れない」は、譲らないようにして、あとの2つの項目に関しては、2人ですり合わせました。その条件を踏まえて、設定した家賃に収まる部屋を内覧していくのです。

複数の部屋を内覧しても条件が明確にあるので取捨選択しやすいですし、自分が希望する条件を譲る時も話し合いができているので納得ができます。

一度しっかり話し合って、条件を明確にするとその後が楽になるのでおすすめですよ!

2人暮らしの際の家賃の設定方法や、気を付けることに関しては、こちらの記事も読んでみてください!

年間約700件取材の不動産ライターが選ぶ!お部屋探しで確認したい8つのポイント【二人暮らし(同棲やご夫婦)編】 | 賃貸の森 (chintainomori.jp)

東京と大阪の間取りに対する家賃の比較

お部屋を選ぶ際に一番最初に決めるのは、家賃の上限。2人の合計収入の3割程度に抑えるのがおすすめです!下記が東京都、大阪府の一般的な家賃の相場です。

東京都世田谷区の家賃

1K1LDK2LDK3LDK2DK3DK
10.5万円15.7万円21.1万円29.1万円17.7万円17.4万円
【SUUMO】東京都世田谷区(東京都)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場

大阪府大阪市中央区の家賃

1K1LDK2LDK3LDK2DK3DK
7.0万円12.7万円21.0万円29.5万円13.0万円15.9万円
【SUUMO】大阪市中央区(大阪府)の賃貸マンション家賃相場・賃料相場

こちらの表から分かるように、部屋数は少ない2LDKのほうが3DKの家賃を上まわっています。なるべく広い部屋に住みたい方は、広さがあり賃料が抑えられる2DKや3DKの部屋を検討するのもおすすめです。

間取りはどうする?2人のライフスタイルから決めよう

家賃の上限を決めたら、間取り決め。

間取りは2人の関係性やライフスタイルから決めるのがおすすめです!ポイントを4つあげていきますよ!

1、部屋で過ごす時にプライベートな空間がほしい?いつも一緒でも大丈夫?

2、帰宅時間や就寝時間など生活リズムは同じ?

3、在宅で仕事をすることがある?

4、荷物の量は多め?少なめ?

この4点を踏まえて、おすすめの間取りをご紹介します!

部屋ではいつも一緒に過ごしたい!生活リズムも同じ、在宅ワークはなし、荷物量も少なめな2人

ワンルーム~1K

居住スペースは1部屋、ワンルームはキッチンが居室内にあり、1Kは廊下にあります。

一般的には、1人暮らし向けの間取りですが、はじめての2人暮らしは、1人暮らしをしていた2人でも2人用の家具や家電が必要になったりするので、なるべく出費は控えたいところ。家賃を抑えられるという点がメリットです。生活リズムが同じ、部屋でいつも一緒に過ごす2人なら住むことも可能ですよ!

ただ、喧嘩をした時や、1人で過ごしたい時もあるかも・・・仲がいい2人でも不安になる要素ですよね。

しかし、ワンルームや1Kでも、ある程度の広さがあれば、窓側と扉側など、分かれて過ごすこともできます。1人はベッド、1人はソファーにいるなどすれば、プライベート空間をつくることもできますよ。

広いワンルームなら、ベッドとソファーの間にシェルフを置いたり、大きな観葉植物を置いてゾーニングもできます。広めのロフト付きなら、寝食を分けることもできます。部屋の広さやつくりも考慮に入れてみてくださいね!

懸念点としては、部屋によっては2人での暮らしが認められていない場合があることです。住みたい部屋が2人暮らしも可能なのかは確認をしてみましょう!

1K イメージ画像

生活リズムは同じだけど、プライベートな空間がほしい、在宅ワークありのふたり

1DK、1LDK

リビングダイニングに加え洋室や和室がある、居住スペースが2部屋の間取りです。

メリットは生活空間が分けられることと、2LDK以上の間取りよりは家賃が抑えられることです。

寝食を分けて暮らせるので、生活がしやすいですし、2部屋のみなので、ほどよくお互いの存在も感じられます。

ただし、この間取りタイプは、リビングダイニングのとなりに引き戸で洋室がつながる配置も多いです。その場合は、部屋が分かれているとは言っても物音などは気になるため、1K、ワンルームの場合と同様、生活スタイルの違う2人は少し暮らしにくいです。

また、収納スペースが少ない部屋も多いので、2人分の荷物をしまうのが難しく、追加でラックなどの購入が必要になる場合もあります。部屋が狭めの場合は、収納付きの家具を置くのも選択肢のひとつですよ。洋室にベッドを置く場合は、洋室の広さが2人用のベッドが置ける広さなのかも確認してくださいね!

1DK・1LDK イメージ画像

生活リズムが違う、プライベートな空間も在宅ワークスペースもほしいふたり

2K~2DK

キッチンスペースやダイニングに加え、洋室や和室など、居住スペースが2部屋ある間取りです。

2部屋あるので、寝食を分けたり、プライベート空間がほしい2人ならそれぞれの個室にすることもできます。生活リズムが違う2人にもおすすめですよ!

懸念点としては、2Kの場合はキッチンスペースが6帖未満のため、ダイニングテーブルを置くことが難しい場合があること。2DKの場合はDK部分の広さは6帖以上10帖未満ですが、食器棚や大きめの冷蔵庫に加えてダイニングテーブルなどを置きたい場合、広さによっては狭くなってしまう可能性があります。置きたい家具に対して部屋の広さは足りるのか、確認をしましょう!

また、洋室2部屋をそれぞれの個室にした場合は、すれ違いの生活にならないようにしたいところ。一食は一緒に食べたり、休日は一緒に過ごしたり、せっかくの2人暮らしなので、時間を一緒に楽しめる工夫を。

2K・2DK イメージ画像

3DK

ダイニングに加え、洋室や和室が3部屋ある間取りです。2DKのように、3部屋のうち1部屋をリビング、2部屋を各自の個室のように使うことも可能です。

3DKの最大のメリットは、家賃相場の欄にも書きましたが、広々とした空間でありながら、2LDKや3LDKに比べ家賃が抑えられることです。それぞれの個室が欲しかったり、広々と住みたいけど予算は抑えたい2人におすすめの間取りです。収納スペースも複数ある場合が多いので、荷物が多い方にもおすすめです。2人の荷物を分けて収納することもできますよ。

デメリットは、3DKの間取り自体が現在はあまりなく、あっても古く、3DKの間取りですとリノベーションをされていない場合も多いことです。特に水まわりは年月による不便さを感じがちなので、許容できる範囲なのか確認をしましょう!

2LDK、3LDK

2LDK、3LDKは、リビングに加え洋室や和室が2~3部屋ある間取りです。今回紹介した間取りの中では一番、家賃が高額になる可能性が高いので、予算に余裕のある2人におすすめです。

広さに余裕があるため、今後子どもが増えたり、家族が同居する未来を想定するのであれば、一番おすすめです。同居家族が増えた際に、再度引っ越しをして初期費用などがかかることを想定して、最初から広い部屋に住んでおくのもいいかもしれませんね。

収入に対する家賃の上限や広さ、住む場所など、総合的に考えて選ぶようにしましょう!

2LDK・3LDK イメージ画像

2人がずっと仲良く暮らせる部屋を見つけよう!

はじめての2人暮らし。部屋探しは1人の時よりも大変ですが、選択肢は広がりますし、2人での暮らしを想像するのは、きっと楽しいです!2人がずっと仲良く暮らせる部屋を見つけるために、記事を参考に、しっかり話をして、ぴったりのお部屋に出会ってくださいね。

不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員
不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員

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