藤沢市ってどんな街?家賃相場はいくらぐらい?

相模湾に面し、茅ヶ崎と鎌倉を両隣に持つ藤沢市。同市は江ノ島や鵠沼海岸に代表されるように、豊かな自然、とりわけその海が人気で観光都市としても発展している傍ら、市内に4つの大学を有する文教都市でもあります。

今回は、そんないろいろな顔を持つ藤沢市の魅力に迫りました。住むとなったら気になる交通、住宅事情のほか、商業施設の情報までまとめています。藤沢市に住もうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。

 

藤沢市ってどんな街?

藤沢市は江ノ島をはじめとした、片瀬・鵠沼・辻堂海岸を有する「湘南」の中心地です。こうした豊かな自然や不思議な魅力は、今まで数々ものアーティストや著名人を生み出す土壌でもありました。

しかし、藤沢市の魅力は何も海に限ったことではありません。ここでは、藤沢市を人口データや交通の便の面から見てみましょう。

藤沢市の人口と大きさ

藤沢市の人口は、2019年5月1日の推計人口で433,910人。藤沢市は交通の便が良いこともさることながら、湘南海岸の温暖な気候と、豊かな自然、良質な教育環境により、第二次世界大戦前から人口増加を続けています。

同年4月中だけでも850人もの増加がみられ、今後日本全体の人口減少により伸び率は低くなるものの、藤沢市の人口は引き続き増加していくでしょう。

市の面積は、2019年1月31日付けの国土交通省国土地理院の公表によると69.56平方km²。南北に長い長方形に近い形をしており、その東側に添うように江ノ島電鉄と小田急電鉄が走っています。

都内への通勤・通学者も多い街

藤沢市には後述するように、JR、小田急、相鉄、江ノ電、横浜市営地下鉄、湘南モノレールといった6路線が通っているため、周辺の他の市と比較してかなり交通の利便性が高い街です。

都内と比べると家賃相場は低く、新宿や東京といった主要駅へもJRと小田急、2路線のオプションがあるため、都内への通勤・通学者も多い街です。

藤沢というと少し田舎を想像する方もいるかも知れませんが、実際に藤沢駅へ降り立ってみると、駅周辺の賑わいに驚くはずです。それもそのはず、藤沢駅周辺には百貨店が2つ、家電量販店にファッションビル、ホームセンターなど、生活において必要なお店は大抵揃っているのです。もちろん、それに伴い飲食店なども充実しています。

 

藤沢市の交通について

藤沢市から主要都市までの交通は、前述の通りJRあるいは小田急線でアクセスが可能です。ここではそれぞれの利点や、目的地ごとに利用すべき路線などを紹介します。

藤沢市内の鉄道はなんと6つ!

  • JR東日本 東海道本線
  • 小田急電鉄 江ノ島線
  • 相模鉄道 いずみ野線
  • 横浜市営地下鉄 ブルーライン
  • 江ノ島電鉄 江ノ島電鉄線
  • 湘南モノレール 江の島線

藤沢市のメインとなる駅は何と言っても藤沢駅で、JR東海道本線、小田急江ノ島線、江ノ電の3つの鉄道事業者が乗り入れており、都内への通勤・通学へはその前者2つの鉄道で可能です。

大船、横浜、東京方面へはJR、町田、新宿方面へは小田急線の利用が便利です。

神奈川県内の駅における乗降客数ランキング

下記は藤沢市の主要駅(藤沢駅・辻堂駅・湘南台駅)における乗降客数のランキングです。

  • 8位 藤沢駅 JR東海道本線
  • 17位 藤沢駅 小田急電鉄江ノ島線
  • 38位 辻堂駅 JR東海道本線
  • 47位 湘南台駅 小田急電鉄江ノ島線
  • 90位 湘南台駅 横浜市営地下鉄1・3号線
  • 146位 湘南台駅 相模鉄道いずみ野線
  • 176位 藤沢駅 江ノ島電鉄

辻堂駅は藤沢市西部の要所として産業が発展しており、一方湘南台駅北部の要所として1999年にいずみ野線とブルーラインが延伸してから、利用者が倍増しました(2002年)。

藤沢市内にある駅一覧

逗子市内にある駅は、以下の通りです。

  • JR東日本 東海道本線
    「藤沢駅」「辻堂駅」
  • 小田急電鉄 江ノ島線
    「長後駅」「湘南台駅」「六会日大前駅」「善行駅」「藤沢本町駅」「藤沢駅」「本鵠沼駅」「鵠沼海岸駅」「片瀬江ノ島駅」
  • 相模鉄道 いずみ野線
    「湘南台駅」
  • 横浜市営地下鉄 ブルーライン
    「湘南台駅」
  • 江ノ島電鉄 江ノ島電鉄線
    「沢駅」「石上駅」「柳小路駅」「鵠沼駅」「湘南海岸公園駅」「江ノ島駅」
  • 湘南モノレール 江の島線
    「目白山下駅」「湘南江の島駅」

藤沢市内は鉄道が充実しているため、比較的どこに住むにしても便利ですが、慶應義塾大学湘南藤沢キャンパス(SFC)のある北西部は鉄道が通っておらず、駅へのアクセスはバスや自転車が必要になります。

しかし、道の起伏が激しいため、例えば子どもを自転車の後ろに乗せてスーパーへ行くというだけでもいい運動になってしまいます。また、バスの利用も時間帯によっては多くの大学生の登下校と重なってしまうため、あまり快適とは言えません。

主要駅までの所要時間

学生や家族世帯の移転先として人気の藤沢市。都内への路線も充実していますが、実際にはどれくらいの時間がかかるのでしょうか。

  • 横浜駅 24分(JR東海道本線「藤沢駅」から乗り換えなし)
  • 渋谷駅 55分(JR湘南新宿ライン快速「藤沢駅」から乗り換えなし)
  • 新宿駅 1時間7分(小田急線「藤沢駅」から乗り換えなし)
  • 東京駅 56分(JR東海道本線「藤沢駅」から乗り換えなし)
  • 品川駅 45分(JR東海道本線「藤沢駅」から乗り換えなし)

藤沢から東京方面へは、JRから湘南ライナーという特急列車が出ており、ライナー券を購入することで早く、快適に都内まで出ることができます。

安さ重視で都内までの通勤を考えるとJR線より小田急線が安く、例えば「藤沢駅」 -「東京駅」間の場合、

  • JR東海道本線利用(24,800円/1カ月)
  • 小田急線+中央線快速利用(15,650円+5,820円=21,470円/1カ月)
    といった価格になります。

ただし、必ずというわけではありませんが、小田急線は遅延が多い傾向にあるため、JRを利用した方がいく分快適に通勤・通学ができるでしょう。

藤沢市内にある道路について

運転好きな人なら、一度は海岸沿いの国道134号線をドライブしたこともあるのではないでしょうか。藤沢市は道の起伏が激しいため、車での移動はたいへん便利です。

高速は新湘南バイパスの藤沢インターチェンジがあります。一般国道においては国道1号線が市の中心を横断しており、前述した134号線は市の海岸沿いをこちらも横断。それに対し、国道467号線は小田急線に寄り添うように市内を縦断しています。

バイパスには以下の3つがあります。

  • 新湘南バイパス
  • 藤沢バイパス
  • 用田バイパス

2007年に開通予定だった「横浜湘南道路」は用地取得の遅れから、開通が2020年に延期されています。開通まであと残すところわずかですが、それについての言及は避けておくことにしましょう。

言わずもがな、藤沢は湘南の名前でも知られる通り、ドライブには最高の街です。ひとたび「藤沢 ドライブ」で検索でもすれば、とても1日では回りきれないお出かけスポットを簡単に見つけることができます。

 

藤沢市にある主要施設

ここでは藤沢市にある主要施設をご紹介します。湘南だけと侮るなかれ。藤沢市の名所は挙げはじめるとキリがないほど充実しているため、ここでは中でも有名な場所、オススメの名所等をご紹介します。

藤沢市内の名所

鵠沼海岸

平日の早朝、サーフィンや水泳を楽しんでから出社するサラリーマンも多い鵠沼海岸。夏場は多くの人で賑わい、花火大会には混雑も予想されます。

鵠沼海岸はビーチバレー発祥の地としても知られており、レクリエーションエリアでは無料のボール貸し出しも行われているのが嬉しいところ。

江の島

休日に、何ともなく歩いているだけでも楽しいのが江ノ島。島には江の島岩屋御岩屋道通り江島神社(辺津宮)など、観光には何度来ても飽きません。

新江ノ島水族館

「えのすい」の名前でも親しまれ、シーズンによってはお泊りナイトツアーも開催される一風変わった水族館、新江ノ島水族館。閉館後の水族館を楽しめるツアーで、他の水族館では味わえない楽しさがあります。

もちろん、休日も多くの人でにぎわっていますが、家族連れが多いようです。余談ですが、藤沢市の成人式では全ての藤沢市の新成人にこの新江ノ島水族館の年間フリーパスが配布されるそう。

商業施設

藤沢市には大小の商業施設があるほか、商店街も充実しており、買い物には困ることがありません。藤沢駅周辺には「クイーンズ伊勢丹」「オーケー」「業務スーパー」「イトーヨーカドー」「サミットストア」に「ダイエー」などがあるため、手持ちのクレジットカードやポイントカードに合わせた買い物もできます。

藤沢市の商店街情報は藤沢市商店街連合会のサイトにまとまっており、もし藤沢市住んだらいろいろな商店街を巡ってみたいものですね。

テラスモール湘南

辻堂駅すぐに立地するのはテラスモール湘南。2011年にオープンした駅北口直結の立地、東京ドーム3.6個分にものぼる敷地に加え、湘南初進出店やシネコンらが集う地域最大のショッピングモールです。何でも揃っているため、このショッピングモールだけでちょっとした「街」のようになっています。

ファーマーズマーケットわいわい市藤沢店

出典: 藤沢市・湘南江の島

こちらはJA主催のマーケット、ファーマーズマーケットわいわい市藤沢店。低価格で新鮮な野菜が買えるとあって、近くに寄ったらぜひとも買い置きしておきたいところです。

藤沢市の家賃相場

最後に、藤沢市の主要駅付近の家賃相場をご紹介します。藤沢市内に住もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

藤沢駅の家賃相場

・ワンルーム 5.90万円

・1K 6.00万円

・1DK 8.00万円

・1LDK 10.70万円

・2DK 7.60万円

・2LDK 12.70万円

・3LDK 14.30万円

湘南台駅周辺の家賃相場

・ワンルーム 5.70万円

・1K 6.20万円

・1DK 7.20万円

・1LDK 8.90万円

・2DK 7.00万円

・2LDK 8.40万円

・3LDK 10.40万円

 

藤沢市の物件探し まとめ

藤沢市は、藤沢駅は家族世帯、湘南台は単身世帯が多く、その分家賃も藤沢駅では家族向けの広い部屋が、湘南台では単身向けの小さい部屋の相場が高騰している傾向にあります。

都内まで1時間程度の通勤・通学時間がかかりますが、その分家賃は都内よりも1〜2万円安い傾向にあるため、交通費の支給される会社勤めの方には一考の余地がある街なのではないでしょうか。

藤沢駅や湘南台駅の家賃が少し高いと感じる場合は、「辻堂駅」や「平塚駅」周辺が比較的安くておすすめです。あるいは、家賃が少し高くなっても都心への通勤時間を少なくしたいなら、「川崎駅」や「横浜駅」周辺に住む方が良いでしょう。

しかし、藤沢市の魅力は、単に都心や横浜方面へのアクセスがいいということに限りません。温暖な気候と、すぐにマリンスポーツが楽しめる環境。また、自然豊かな土地で生活のQOLを高めることもできます。藤沢市は、職場や学校からの距離だけではなく、藤沢市そのものに、住む価値を見いだせる街なのではないでしょうか。

最後に、藤沢市の物件探しにおすすめの不動産屋をご紹介します。

ネクストライフ 相模大野店

・住所 〒252-0303 神奈川県相模原市南区相模大野3-12-6 アポロ相模大野ビル2F

・アクセス 小田急線 相模大野駅 徒歩5分

・電話番号 0120-973-426

・定休日 水曜日(お問い合わせ、予約可)年末年始 1月~3月は無休

 

市区町村一覧

市町村市町村
政令指定都市横浜市青葉区横浜市旭区横浜市泉区横浜市磯子区横浜市神奈川区横浜市金沢区、横浜市港南区、横浜市港北区、横浜市栄区、横浜市瀬谷区横浜市都筑区横浜市鶴見区、横浜市戸塚区、横浜市中区横浜市西区、横浜市保土ヶ谷区区、横浜市緑区横浜市南区川崎市川崎区川崎市幸区、川崎市中原区、川崎市高津区、川崎市宮前区川崎市多摩区川崎市麻生区、相模原市南区、相模原市中央区、相模原市緑区
中核市横須賀市
その他の地域厚木市大和市、海老名市、座間市綾瀬市、愛川町、清川村、平塚市藤沢市茅ヶ崎市、秦野市、伊勢原市、寒川町、大磯町、二宮町、小田原市、南足柄市、中井町、大井町、松田町、山北町、開成町、箱根町、真鶴町、湯河原町、鎌倉市逗子市、三浦市、葉山町
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