ルームシェアのメリット・デメリット【本当に経済的?】

上京したばかりでお金がないときなど、生活費をなるべく安く抑えたい場合もありますよね。そんなときにおすすめされるのが「ルームシェア」です。しかし、身の回りにルームシェアをしたことのある人がいるケースはそれほど多くありません。そこで今回は、ルームシェアのメリット・デメリットなどを紹介しつつ、本当に経済的なのか考えていきましょう。

 

 

ルームシェアとは何か

ルームシェアとは、「シェア」と付いてるように誰かと部屋を共有する生活形態のことを指します。例えば、1LDKの物件を友達とルームシェアする、なんてこともあるでしょう。

しかし、よく似た言葉として「シェアハウス」というものがあります。両者はどこが異なるのでしょうか。

ルームシェアとシェアハウスの違い

シェアハウスとは、「ハウス」をシェアするものです。例えば、先ほどの例のように1LDKの物件に2人で住む場合はルームシェアになりますが、それぞれの部屋が割り当てられているような物件に住む場合はシェアハウスとなります。トイレやキッチン・お風呂などが共有の点は、両者同じです。

言葉は多少変わりますが、ルームシェア=同棲と考えた方が分かりやすいかもしれません。

ルームシェアに向いている人

ルームシェアは、シェアハウスと比べて同居人と一緒にいる時間が長くなります。それぞれの部屋を与えられていないため、どうしても共有スペースで生活することになるからです。

そのため、「1人の時間が少なくても気にならない方」「なるべく誰かと一緒にいたい方」におすすめです。

1LDKや2LDKの物件であれば、1人になるスペースもできるので、なるべく広めの部屋を選ぶのがいいかもしれません。

シェアハウスに向いている人

シェアハウスはそれぞれの部屋があり、1人になることができるので「共同生活はしてみたいけど、1人の時間も欲しい」という方におすすめです。

ただし、ルームシェアと違って同居人を選べないケースも多いので、どんな人が住んでいるか確認する必要があるでしょう。

 

 

 

ルームシェアのメリット

それでは次は、ルームシェアをする上でのメリットをご紹介します。

安く物件を借りられる

ルームシェア最大のメリットといえば、やはり「安く物件を借りられる」という点でしょう。例えば、ワンルームの家賃相場が6万円・2LDKの家賃相場が12万円の地域に住む場合、一人暮らしなら6万円でワンルームの部屋を借りることになりますが、ルームシェアなら同じ家賃でより広い部屋に住むことができます。

広い部屋を借りられるということは、その他の条件も良い物件の可能性が高く、より快適な生活を送ることができるでしょう。

光熱費等の節約にもなる

安く抑えられるのは家賃だけではありません。2人まとめて行うことで、1人当たりの光熱費等も節約することができます。

例えば、料理などが顕著かもしれません。1人分の手料理を作るのはコスパが悪いなんて言われることも多いですが、2人分作ることで節約になります。

家事等の負担も半分に

一人暮らしをしていると家事等が面倒になることも多いですよね。ついついサボってしまい、場合によっては人を呼べないような部屋になることも。

そんな家事等の負担も、ルームシェアによって半分にすることができます。しっかりと役割分担をしておけば、自分が苦手なことはしなくて済むかもしれません。

また、1人だとだらけてしまうという人も、誰かと一緒に住むことで「私ももっとがんばらなきゃ」とサボりを防止することができます。

相談相手がいる

生活をしていれば、何かしらつらいことがあるでしょう。しかし1人暮らしだと、その日にあったできごとや相談事を誰かに話すことができず、ついつい溜め込んでしまいがちです。その結果、肉体的にも精神的にも落ち込むことがあるでしょう。

ルームシェアをしていれば、身近に相談相手がいるので、そういった心配はありません。つらいことや嫌なことがあったらすぐに発散することができます。

同じく同居人に何かあったときにも力になることができるでしょう。

防犯における安心感

近年は、防犯設備の整った物件も増えていますが、家における最大の防犯は「人がいる」ということです。

ルームシェアをすることで、家を空ける時間が少しでも短くなるはずです。その結果、空き巣などから狙われにくい家となるでしょう。特に女性の方などは安心して生活できます。

 

 

ルームシェアのデメリット

上記のように、ルームシェアには数多くのメリットがありますが、残念ながらデメリットも存在します。次は、ルームシェアのデメリットを考えてみましょう。

1人の時間が少なくなる

ルームシェアをする上で最大のデメリットは、やはり「1人の時間が少なくなる」ことでしょうか。1人の時間が一切いらないという方にとっては特に気にならない点かもしれませんが、部屋に1人で閉じこもりたいときなどは困るかもしれません。

そのためにも、少しでも広い部屋に住むことをおすすめします。

相手に気を遣うこともある

自分ではない誰かと一緒に生活する以上、全く気を遣わずに生活するというのは難しいと言えます。例えば、生活リズムが少しずれてしまうだけで、シャワーや掃除機をかけるにも相手の迷惑にならない時間を選んだりすることでしょう。

自分の好きなときに好きなことができない、というのは人によっては大きなストレスになるかもしれません。

揉めることもある

同じ人間ではない以上、同居人とケンカすることもあるでしょう。

ルームシェアで揉める原因となりやすいのが、「お金」や「家事負担の割合」などです。例えば、どちらかが家賃を滞納してしまうと、もう1人に大きな負担がのしかかりますし、家事をすべて1人に任せてしまうとルームシェアの意義が損なわれてしまいます。

ケンカをしないためにも、お互いのことを考えながら生活する必要があるでしょう。

ルームシェアを解消するときが面倒

ルームシェアを始めるときは楽しくてワクワクするものですが、それを解消するときは険悪な雰囲気の中話をしなければならないことも多いです。

例えばカップルで同居している場合、ルームシェアを解消する=別れるということも多く、その中でお金の話や引越しの話を進めなければならないので、非常にストレスが溜まります。

万が一ルームシェアを解消するときのことを考えてルームメイトを選ぶ必要があるかもしれません。

物件がそれほど多くない

ゆとりのある間取りであっても、家族以外の人との同居を認めていない物件も数多く存在します。それは、同居人間のトラブルによって家賃の不払い等が生じる可能性があるからです。

大家さんの意向が大きく反映されるので、間取りだけでなくルームシェアが可能かどうか事前に確認する必要があるでしょう。

ルームシェア可の物件だけに絞ると、地域によっては選択肢が少なくなるかもしれません。

 

 

ルームシェアのメリット・デメリット まとめ

家賃や生活費などを安く抑えつつ、少しでも広い部屋に住みたいなら、ルームシェアという選択肢もあります。グレードが1つ高い物件に住むことができるので、より充実した毎日を送ることができるでしょう。

ただし、家族ではない人とルームシェアをするということは、何かしらのトラブルが起こる可能性があります。そういった事態を防ぐためにも、家賃等には余裕を持っておくこと、ルームメイトとしっかりと話し合いをした上で生活することをおすすめします。

 

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