ロフト付きの部屋のメリットは?活用方法、内覧時に確認したいポイントも教えます!

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はじめての1人暮らし。階段やはしごのある、おしゃれな部屋に憧れたことがある方も多いのではないでしょうか?階段やはしごをのぼった先にある、秘密基地のような空間。想像しただけでワクワクしますよね!

今回はそんなロフト付きの部屋をご検討中の方、必見!ロフトのメリットと活用方法をご紹介します!数多くのロフト付き物件を見てきた不動産ライターの目線で、内覧時に確認しておいてほしいことも合わせてお伝えします。

ロフトってどういう空間のこと?

部屋の一部を二層式にした、屋根と天井の間にある上部空間のことです。建築基準法では天井高を1.4メートル以下、床面積を直下の階の2分の1未満に収めるという制限や、他にも開口部などに関して細かな規定が設けられています。

ロフト付きの部屋のメリット

部屋が開放的に見える

ロフト付きの部屋は天井が高いため、その分開放感があります。同じ間取りと面積でも、ロフトがあるかないかで部屋の広さが違うように感じるんです。また、天井が高いので、下の居住空間にシェルフやデスクなど、背の高い家具を置いても圧迫感が出にくいです。置ける家具の幅が広がるというメリットもあります。

使用できるスペースが広がる

同じ間取りでも、ロフトがある部屋とない部屋では、使用できるスペースが違います。

天井高が低かったりスペースが狭かったりするロフトでも、収納スペースとして有効活用できますよ。季節ものの家電やシーズンオフの洋服、アウトドア用品など、使用頻度は低いけど場所をとるものってありますよね。どこにしまうか迷うものたちを置く場所に、ロフトは最適です。その際は、換気や除湿剤などで湿気対策をするのを忘れずに!

天井高やスペースに問題がなければ居住空間として使う選択肢もあります。その場合の活用方法について、続けてご紹介します!

ロフトの居住空間としての活用方法

寝室として使う

ワンルームや1Kなど、居室が一部屋しかない場合はロフトを寝室にする方が多いです。理由としては、ロフトで眠ることにより、寝室を分けることができ、生活にメリハリがでるからです。

寝室を分けて生活をしたいけれど、部屋数が多い間取りにするのは予算の関係などで難しい方は、寝室にできそうなロフト付きの物件を選ぶのもおすすめです。ロフトは一部屋換算にはならないので、間取りを広いものに変えるよりは家賃などが抑えられますよ。

天井高は低いので、枠がなく高さが低いベッドや、マットレスのみ、もしくは敷畳やマットなどの上に布団を敷くなどをして、寝心地のいいベッドルームをつくりましょう!コンセントがない場合は、モバイルバッテリーなどを持ち込んでスマートフォンを充電したり、照明がない場合は、間接照明を置くのもいいですね。

くつろいだり、趣味を楽しむスペースとして使う

おこもり感のあるロフトは、窓の外の風景や居住空間など、周囲の刺激から離れているので、様々なことを忘れてリラックスしたり、趣味に集中するスペースとして有効です。

気持ちのいい低めのソファーやクッションソファーなどを置いて、ブランケットを持ち込んでくつろいだり、シェルフなどに趣味のコレクションを飾って、自分だけのお気に入りスペースをつくるのもいいですね!誰にも見られたくない大事なものも、ロフトに置けば隠しておけますよ。そんな秘密基地のようなワクワク感もロフトの魅力です。

階段やはしごをのぼったらリラックスモードと決めておけば、オンとオフの切り替えが自然とできますよ!

書斎として使う

「在宅での仕事が増えたけど、部屋で仕事をしていると部屋の汚れや残している家事が気になっちゃって・・・」「ついついテレビをつけたりスマホを見ちゃって、リモートワークに集中できない・・・」

そんな悩みをお持ちの方は、ロフト付きのお部屋という選択肢はいかがですか?前述のとおり、ロフトは周囲の刺激から離れています。居住スペースの家事が気になることもないですよ。ロフトにあがったらオンモードと決めて、ロフトには娯楽につながるものを置かないようにすればとことん集中できる書斎になるんです!

ローテーブルに座椅子やクッションソファーなどを置いて、長時間の仕事も快適にできる空間にしたいです。低めのシェルフなどを置き、仕事に必要な書類や書籍、ガジェット類などをまとめてしまっておくのもいいですね。

ロフトではとことん集中して、居室ではリラックスをすれば、リモートワークでもメリハリができそうです。

ロフトを居住空間として使いたい時に内覧時に確認するポイント

天井近くにあり、高さや広さにも制限があるロフト。部屋としての使い方をしたい場合は、下記の点を内覧時に確認しておくようにしましょう!

天井までの高さ

自分の身長の高さに合わせて、生活をするのに支障がないか確認をしましょう。あまりにも低い場合は、頭をぶつけてしまったり、動きづらかったりします。特に寝室として使う場合は、頭が覚醒していない状態で動くこともあるので、より余裕があるほうが使いやすいです。

上の階からの物音

お部屋が最上階ではない場合、ロフトは上の階からの物音がダイレクトに聞こえるので確認が必要です。内覧時に確認できない場合もあるかもしれませんが、周囲の物音の響き具合である程度は確認ができます。一般的に、木造や軽量鉄骨造の建物は音が響きやすい傾向にあります。音に敏感な方は特に、確認をしましょう。

エアコンの位置

ロフトの最大のデメリットは、熱がこもりやすいことです。エアコンが高めの位置にあれば、エアコンが循環して効きやすいです。ロフトにのぼってみて、可能であれば実際にエアコンをつけて確認をしてみましょう。

ロフトにコンセントがあれば、サーキュレーターや扇風機を置くのもおすすめです。それでも熱はこもりやすいので、寝室にする場合は、暑い時期だけはロフトではなく居室に寝るようにしてもいいかもしれません。熱中症には気を付けるようにしましょう!

はしごの長さや重さ

はしごタイプは、長い場合にのぼりおりが億劫になりやすいです。頻繁にのぼりおりをする使い方には向きません。

寝室として使用する場合は、夜中にトイレに起きる可能性があったり、寝起きの覚醒をしていない状態でおりる場合もあるので長めのはしごは避けた方が無難でしょう。寝室にする場合は、短めのはしごか、できれば固定階段の部屋のほうが安心です。

また、はしごを一人で動かせるかもポイントになってきます。ロフトを荷物置きとして利用する場合、使わないときは居室の空間を広くするためにも、はしごは壁に立てかけておきたいところです。荷物が必要になったとき、はしごが動かせないなんてことのないよう内見時にしっかりと確認しておきましょう。

スキップフロアやメゾネットタイプ、テラスハウスもおすすめ

ロフトの開放感やおしゃれ感が好きと言う方は、スキップフロアのある間取りやメゾネットタイプ、テラスハウスのお部屋もおすすめです。このタイプは階段で空間が分かれています。

スキップフロアはフロアを数段の段差でつなげて、ひとつの空間をつくる建築技法です。賃貸物件の場合、下の階に玄関と水まわり、上の階に居住空間があるタイプもよく見かけます。空間が分けられるのでメリハリがあり、開放的で見た目もおしゃれに見えますよ。

メゾネットタイプは、下の階も上の階も居住空間になっている間取りです。居住空間をしっかり分けることができ、天井が高いので開放的です。例えば、下の階をリビング、上の階を寝室のように分ければ、下の階をお客様を招くオープンな空間、上の階をプライベートな空間と分けることができます。

テラスハウスはメゾネットタイプのように上下階が居住空間になっていて、一棟まるごと住むことができる物件です。一軒家のような感覚で住めるので、小さなお子様などがいて下の階への物音が気になるご家族様などには特におすすめです。

ロフトを生活空間としてしっかり使いたいという方は、もともと居住空間として使われる前提で分かれている、スキップフロアのある間取りやメゾネットタイプ、テラスハウスの物件を検討してみるのもおすすめです!

ロフト付きのお部屋でおしゃれな1人暮らしを

ロフトは居住空間として使わない場合も、収納場所として活用ができるので、あるとうれしいスペースです!開放的でおしゃれにも見えるので、きっと人も招きたくなるはず!はじめての1人暮らしにもおすすめしたい部屋です。

不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員
不動産・グルメ・街歩き/ライター
手嶋 香 10本
2019年より不動産会社所属で、賃貸物件の撮影と記事作成。毎年700件ほどのお部屋を取材しています!生まれた時から福岡在住。フリーで、地元のWEBメディアにてグルメ記事も担当中。街歩きをしながら素敵な建物や、おいしそうなお店を見つけることが趣味という、仕事大好き人間!笑 ありとあらゆるお部屋を見てきた経験から、住む人の目線に立ったリアルな情報をお伝えしていきます! 資格・免許:博物館学芸員

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