DIY好き必見!賃貸でもできるリノベーションで理想の住まいを実現
DIYに興味はあるものの「賃貸住宅だから…」と諦めている人、多いのではないでしょうか。DIYといっても、規模はさまざま。賃貸物件でも、ちょっとした工夫やアイデア次第で、DIYによる理想の住まいを実現することは十分に可能です。
また近年、古い団地を中心に「リノベーションOK」な賃貸物件が増えているんです。本記事では、賃貸住宅でもできるリノベーション事例や、注意点についてご紹介します。賃貸物件でDIYを始めてみたい方は必見の内容です。
賃貸住宅でリノベーションする魅力と注意点

賃貸住宅でのリノベーションは、物件のオーナーの許可を得る必要があったり、退去時には原状回復が必要だったりと、いくつかの制約があります。 それでもDIY好きにとって、賃貸住宅でのリノベーションには以下のような魅力があります。
賃貸住宅でリノベーションをする魅力
- 自分の好みに合った空間を作れる
- 費用を抑えられる場合がある
- 物件によってはリノベーション費用を補助してくれる場合がある
賃貸住宅の中には「壁紙の色や柄が気に入らない」「床材が古くて気になる」など、我慢しなければならない点も多いはず。ですが、DIYにより自分の好みに合った空間を作ることができます。
また、業者に依頼すると高額になるリフォーム費用も、DIYなら材料費だけで済む場合があります。近年増えている「DIY型賃貸」では、オーナーがリノベーション費用の一部を負担してくれるケースもあるので、ぜひ注目していただきたいです。
賃貸住宅でリノベーションをする際の注意点
- 必ずオーナーの許可を得る:
- 退去時の原状回復義務
- 構造に関わるような大掛かりな工事はNG
賃貸住宅はあくまでもオーナーの所有物です。無断でリノベーションを行うと、契約違反になるだけでなく、退去時に多額の原状回復費用を請求される可能性もあります。
また、賃貸住宅を退去する際には、基本的に室内を元の状態に戻す必要があります。リノベーションした箇所も、原則として原状回復が必要です。
さらに、柱や梁などの建物の構造に関わるような大掛かりな工事は、安全上の問題から禁止されていることがほとんどです。どのようなDIYでも、事前に賃貸契約書を必ず確認することをおすすめします。
リノベーション費用は基本的に自己負担です。DIYで費用を抑えることはできますが、ある程度の出費は覚悟しておきましょう。
賃貸住宅でできるリノベーション事例

それでは、実際に賃貸住宅でできるリノベーション事例を見ていきましょう。
壁紙の張り替え
壁紙を張り替えるだけで、部屋の雰囲気がガラリと変わります。 最近では、剥がせるタイプの壁紙や、DIY初心者でも簡単に貼れる壁紙も販売されています。
アクセントクロスなら、一面だけ色や柄の異なる壁紙を貼ることで、部屋のアクセントになります。個性を演出したい人には、デザイン性の高い輸入壁紙もおすすめです。和室の壁紙なら、和紙壁紙に張り替えることで落ち着いた雰囲気を演出することができます。
床材の変更
床材を変更すると、部屋全体の印象が大きく変わります。 クッションフロアやタイルカーペットなど、手軽に施工できるものが人気です。
たとえばクッションフロアなら、水に強く、手入れがしやすいので、キッチンや洗面所におすすめです。また、部分的に取り外せるタイルカーペットは、汚れても手軽に交換できます。木目調や石目調など、さまざまなデザインのフロアタイルをアクセントに取り入れてみるのもよいでしょう。
収納スペースの拡張
収納スペースを拡張すると、部屋をすっきりと片付けることができます。 DIYで棚を作ったり、収納ボックスを活用したりするのも良いでしょう。
たとえば、ディアウォールのような2×4(または1×4)用の突っ張り棒で柱を立てれば、壁に穴を開けることなく棚を造作することができます。突っ張り棒と棚板を組み合わせれば、手軽に収納スペースを作ることも可能です。また、カラーボックスや収納ケースを活用した収納スペースも手軽で使い勝手が良いです。
照明の変更
照明を変えるだけで、部屋の雰囲気をガラリと変えられます。
たとえば、デザイン性の高いペンダントライトを取り入れれば、部屋のアクセントになります。 特定の場所を照らすスポットライトは、インテリアを引き立てるのでおすすめです。照明選びの際は、省エネで長寿命なLEDライトを使用することで、電気代を節約することができます。
インテリア小物のDIY
インテリア小物をDIYすると、部屋に個性をプラスできます。 流木や廃材を利用して、オリジナルのインテリア雑貨を作るのも良いでしょう。
たとえば、流木を使った壁掛けやオブジェは、ナチュラルな雰囲気を演出します。 廃材をリメイクして作る家具や雑貨も、空間全体に温かみを与えてくれることでしょう。マクラメ編みのプラントハンガーは、観葉植物をおしゃれに飾るのに最適です。
DIY型賃貸住宅(カスタマイズ賃貸)の探し方

リノベーションOKな賃貸住宅は、一般的な賃貸物件に比べて数が少ないため、根気強く探す必要があります。 以下の方法で探してみましょう。
不動産会社に相談する
リノベーションOKな賃貸物件を専門に扱っている不動産会社に相談してみましょう。 担当者にあなたの希望や条件を伝え、物件を紹介してもらうのがおすすめです。
DIY型賃貸借契約
DIY型賃貸借契約とは、DIYをすることを前提とした賃貸契約です。 この契約を結ぶことで、DIYの範囲や原状回復について、オーナーと事前に取り決めることができます。
UR賃貸住宅
UR賃貸住宅は、比較的自由にリフォームできる物件があります。 UR賃貸住宅の公式サイトや、UR賃貸ショップで物件を探してみましょう。
インターネット検索
「リノベーション 賃貸」などのキーワードで検索してみましょう。 DIY好きな人向けの賃貸物件情報サイトや、リノベーション事例を紹介しているサイトが見つかります。
DIY型賃貸の注意点

DIY型賃貸は、自分の理想の空間を創り上げられる魅力的な選択肢ですが、注意すべき点もいくつか存在します。
契約内容の確認
DIYを行う前に、必ず契約書の内容を隅々まで確認しましょう。DIY可能な範囲、原状回復義務の有無、費用負担区分など、重要な項目が明記されています。不明な点は必ず大家さんや管理会社に問い合わせ、曖昧なままDIYを進めることのないようにしましょう。
安全性の確保
DIYを行う際は、安全面に十分注意しましょう。特に、電気工事や水回りの工事は専門知識が必要となるため、DIY初心者にはハードルが高いです。自信がない場合は、専門業者に依頼することも検討しましょう。
近隣住民への配慮
DIYの騒音は、近隣住民の迷惑になる可能性があります。作業時間帯を考慮したり、防音対策をしたりするなど、近隣住民への配慮も忘れずに行いましょう。
保険の加入
DIY中の事故や、DIYが原因で建物に損害を与えてしまった場合に備えて、保険に加入しておくことも検討しましょう。
DIY型賃貸は、自由な空間作りができる反面、注意すべき点も多くあります。契約内容をしっかりと確認し、安全面に配慮しながら、DIYを楽しみましょう。
賃貸でもDIYで理想の住まいを
賃貸住宅でも、DIYやリノベーションを諦める必要はありません。 工夫次第で、理想の住まいを実現できます。また、DIYありきで新生活を始めたいなら、DIY型の賃貸物件をおすすします。数は少ないものの、根気よく探せばきっと運命の物件に巡り合えるはずです。ぜひ、賃貸物件であこがれのDIY生活を始めてみてはいかがでしょうか。