賃貸物件のDIYってどこまでしていいの?オススメグッズもご紹介!
こんにちは!不動産ライターの手嶋です。
賃貸物件にお住まいの皆さん、「このスペースにちょうどいい棚があったらなぁ」とか「この壁紙がもっと好みの色だったらなぁ」とか思ったことはありませんか?
そんな自分のニーズを叶えるのがDIY!最近は、初心者の方でも簡単にできるグッズがあります。今回はDIYを行う際に気を付けたいことや方法についてご紹介します!
賃貸物件でのDIYはどこまでしていいの?
賃貸物件でDIYをする際の原則は、原状回復ができることです。
民法の規定において「借主は退去時に部屋に附属させた物を取り除いて入居時の状態に戻さなければならない」とされています。この「原状回復義務」に基づいて、修繕費用が発生する場合は敷金の精算が行われます。修繕費に関しては「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」に詳しく規定されています。
一般的に、通常使用や経年劣化による汚れや破損の修繕費は貸主負担です。DIYを行う際の具体例としては、画鋲やピンの穴など下地ボードの張替えが不要なものであれば通常使用の範囲に含まれます。一方、釘やネジなどの穴は下地ボードの張替が必要になることがあるので、入居者が修繕費を負担することになる可能性があります。
そのため、賃貸物件のDIYでは、壁に釘やネジを打つほどのことはしないほうがオススメです。原状回復ができる方法をグッズと共にご紹介します!
したいこと別!賃貸物件のDIYでオススメの方法
①壁を飾りたい
シンプルな壁がアートやグリーンで飾られただけで、華やかさや自分らしさが出ますよね。飾り方の方法をいくつかご紹介します。
まず、ポストカードなど軽いものの場合はマスキングテープや画鋲で貼り付けができます。特にマスキングテープは、穴が開かない上にマスキングテープの色や柄などにもこだわれば、かわいく飾れるのでオススメですよ!また、石膏ボード壁のお部屋ならビスが壁の中に入っているので、貼り付けるポストカードなどにマグネットをつけて、ビス部分を探せばそのままくっつけることもできるんです!賃貸のお部屋だと石膏ボード壁も多いので、確認してみてくださいね。カレンダーやアートなど少し重さのあるものを掛けたい時は、貼ってはがせるフックなどもありますよ。
グリーンやモビールなどを吊り下げたい時は、アイアンバーがオススメです。ピンを利用して、簡単につけることができます。最近は100円ショップにも売っているので、お手頃に壁をおしゃれにできますよ!
壁紙の色が好みではない、雰囲気をがらっと変えたい、という方は、思い切って好みの壁紙を上から貼る、という方法もあります。賃貸物件に使える貼ってはがせる壁紙にしたり、マスキングテープと両面テープを使って、元の壁紙にダメージを与えないようにすることは気を付けましょう!少し大がかりの作業にはなりますが、クロスが好みのものになるだけで、お部屋のイメージはがらっと変わりますよ。
②収納を追加したい
「小物を飾ったり、ちょっとしたものを置ける棚があったらいいのになぁ」そんな方にオススメなのは、ピンやホッチキスで壁につけられる棚です。
形状も大きさも様々なものがあるので、居室だけでなく玄関や水まわりなどでも活躍しますよ。
大きな収納がほしかったり、コンクリート壁でピンが刺せないお部屋の場合にオススメなのは、このような木材を突っ張り棒にできるグッズです。
壁や天井を傷つけずに2×4材で柱を立てることができ、その組み合わせで棚などがつくれます。何もなかった場所やデッドスペースに、収納がつくれますよ!ホームセンターなどでカット済みの木材を買えば、本格的な工具がなく組み立てることができるので、DIY初心者の方でも挑戦しやすいんです。インターネットには様々なアイデアが溢れているので、参考にしながら自分だけの収納をつくりましょう!
自分で組み立てるのは面倒だけど、おしゃれな収納がほしい!という方には縦型の突っ張り棒もオススメです。服を掛けたり、小物を置いたりできるので、玄関などでも活躍します。照明や棚などのパーツを増やしたり、カスタマイズできるものもあるので、お好みのものを探してみてくださいね!
③床を好みものに変えたい
お部屋の大部分を占める床。この色味で雰囲気は大分変わります。居室だけでなく脱衣所やトイレなど、床がこれじゃなかったらなぁ、と思ったことがある方も多いのではないでしょうか?
そんな方にオススメなどがフロアタイルです。塩ビ素材の床材で、カッターなどで簡単に切れるので、置きたい場所のサイズを測って、そのまま設置することができます。フロアタイルを置くことで、賃貸物件の床を傷つけたり汚したりしない、というメリットもありますよ。
居室の床に置く場合は家具をどかさないと作業がしづらくなるため、お部屋の入居前に設置を考えている方は、家具の搬入前に敷いておいたほうが楽ですよ。
賃貸物件のDIYをはじめる前に確認しておきたいこと
便利なグッズが増えたこともあり、賃貸物件でも手軽にDIYができるようになりましたが、安全性に問題がないか確認して行うことは忘れないようにしましょう!
燃えやすいマスキングテープなどを火を使うキッチンなどの近くに貼っていないか、壁に設置した棚が落ちる恐れがあるほど、物を置きすぎてはないかなど、想像しながら行いましょう。また、DIYによって騒音やにおいが発生しないかの配慮も必要です。
お部屋を自分好みにできるDIYですが、その部屋は借りているものであり、同じ建物に住んでいる人がいることを意識した上で楽しむようにしてくださいね。
原状回復の必要なし!自由にDIYできる賃貸物件もある
もっと自分好みの部屋にしたい!そんな方には、DIYができる賃貸物件もオススメ。賃主と借主のニーズが合えば、大幅に変えることもできるかもしれません。自分好みのお部屋を自分でつくる方法は、購入だけではありません。気になる方は、探してみてくださいね!
リモートワークやオンラインでの集まりが増えた昨今、お部屋で過ごす時間が増えた方も多いのではないでしょうか?賃貸物件だから、とあきらめないで、もっと自分好みの住みやすいお部屋を目指してみませんか?