賃貸マンションのグレードはどこで判断する?高級マンションのみに設置された設備とは

賃貸マンションは数多くありますが、グレードの高いマンションに絞って探すと、都内でもそれほど数が多くないことがわかります。また、そもそも賃貸マンションのグレードをどこで判断すれば良いのかわからないケースも多いでしょう。

そこで今回は、賃貸マンションのグレードについて解説します。いわゆる高級マンションにのみ備え付けられている設備や、マンションを比較する際にグレードの高さを考える場合のものさしなどをご提示いたします。物件選びの参考にしてください。

グレードの高い賃貸マンションでよく見る設備

賃貸マンションでは、グレードの高さに応じて備え付けられている設備が大きく異なります。特定の設備を求めてマンションを契約すると、グレードによっては存在しない可能性もあるため、注意が必要です。ここでは、グレードの高い賃貸マンションでよく見かける設備をご紹介します。

ウォークインクローゼット

ウォークインクローゼットは、人が入るスペースのあるクローゼットのことです。近年では一般的な賃貸マンションにも設置されていますが、グレードの高いマンションではより広いウォークインクローゼットが用意されています。所持している服が多い方や、衣装スペースが欲しい場合でも安心です。

シューズインクローゼット

グレードの高い賃貸マンションでは、玄関スペースにも余裕があり、シューズインクローゼットが設置されているケースも少なくありません。中に入って靴の出し入れが可能なため、毎日の外出が楽しくなります。

1620以上の浴室

一般的な賃貸マンションでは、1418(140センチ×180センチ)の浴室サイズが一般的です。この点、グレードの高いマンションの浴室は広く設計されていることが多く、1620(160センチ×200センチ)以上のサイズも珍しくありません。広いお風呂にゆっくりと浸かりたい場合にもおすすめです。

天井埋め込みタイプのエアコン

ほとんどの賃貸マンションにはエアコンが設置されていますが、高級マンションには天井埋め込みタイプが設置されていることもあります。オフィスなど広い場所によく設置されているエアコンです。広い空間を効率的に暖かくしたり、涼しくしたりできるのはもちろん、すっきりとしたデザインも魅力です。

ダブルボウル

ダブルボウルとは、洗面台が横並びで2つ設置されているものを指します。家族が多いと朝や夜に重なることも多いため、洗面台が複数あると便利です。

フロントカウンター

フロントカウンターとは、コンシェルジュが待機しているサービスのことです。通常のマンションでは管理人がいる場合もありますが、グレードの高いマンションでは各種サービスを提供するコンシェルジュが常駐しています。毎日の生活が快適になるでしょう。

フィットネスルーム

高級マンションでは、フィットネスルームやジムなどの設備があることも。入居者は好きな時間に利用できるため、いつでも気分転換や運動不足解消に活用できます。

スパ、カラオケ

エンタメ設備としては、スパやカラオケなどがあるケースも。家族はもちろん、友人が自宅に訪れた際にも利用できます。

トランクルーム

トランクルームとは、入居者ごとの収納スペースのことです。部屋の他に倉庫のような役割を持つ場所を確保できるため、収納スペースに困ることはありません。

クリニック

グレードの高い賃貸マンションでは、病院やクリニックが建物内に併設されていることもあります。入居者は通院のために外出する必要もなく、雨の日でも濡れる心配はありません。

賃貸マンションのグレードの判断基準

賃貸マンションのグレードを判断する際は、上記のような設備の有無を確認するのはもちろん、その他のポイントでも判断できます。ここでは、設備以外のグレードの判断基準をご紹介します。

耐震性や耐火性、防音性が優れている

グレードの違いがもっとも表れやすいポイントといえば、マンションの「構造」です。賃貸物件の構造には、主に「木造」「鉄骨系」「軽量鉄骨」「重量鉄骨」などがあります。そして、高級マンションの構造で多いのが「RC造(鉄筋コンクリート造」です。RC造は、熱に弱い鉄筋と引っ張る力に弱いコンクリートをうまく組み合わせて構造で、より強度を高めた造りとなっています。

そのため、グレードの高いマンションは耐震性や耐火性、そして防音性に優れているのが特徴です。災害への備えにもなる上、小さなお子さんのいる家庭などでも、近隣住民を気にすることなく生活できます。高級マンションをお探しの場合は、建物の構造面にも目を向けてみましょう。

防犯性能が高い

グレードの高いマンションでよく見られるのが、防犯性能の高さです。特に、エントランスに設置された防犯カメラ、オートロック、モニター付きのインターホンなどはもちろん、コンシェルジュが常駐していたり、ホームセキュリティサービスに加入していたりします。分譲賃貸マンションでは、お部屋を購入している方もいるため、高いセキュリティ性が好まれる傾向にあります。

デザイン性の高い物件が多い

高級マンションの中には、「デザイナーズマンション」を謳っている建物も少なくありません。デザイナーズマンションは、デザイン性が高く、快適な暮らしを実現できます。

グレードの高い賃貸マンションを選ぶデメリット

グレードの高い賃貸マンションは、憧れている方も多いですが、住んでみると後悔するケースも少なくありません。ここでは、グレードの高い賃貸マンションを選ぶデメリットをご紹介します。

同じ条件と物件と比較して家賃が高い

最大のデメリットといえば、やはり家賃が高くなる点です。間取りや周辺環境などがよく似た近隣の物件と比べると、高級マンションのほうが家賃が高い傾向にあります。耐震性や防犯性能が高く、設備も充実していることが理由です。

家賃が高いと毎月の固定費が高くなるため、固定費を抑えたい場合は少しグレードを落とすのもひとつの方法です。よく似た立地の物件も内見に訪れてみるのが良いでしょう。

物件数が多くない

そもそも、グレードの高いマンションはそれほど多く市場に出回っていません。賃貸物件となると、さらに数は少なくなります。自分の希望に見合うマンションが、良いタイミングで見つかるかどうかは運次第といえるでしょう。

まとめ

グレードの高い賃貸マンションには、通常のマンションにはないさまざまな設備があります。構造面でも特徴的な部分がいくつもあり、入居者の快適な生活を保障しています。家賃は高くなるものの、検討する価値は十分あるでしょう。

横浜や東京で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフまでお問い合わせください。お客様のご希望を伺い、理想の物件をご提案いたします。

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