賃貸物件vs持ち家|今引越すならどっち?

たびたび話題となる賃貸と持ち家に関する論争。どちらに住みたいか考えたことはあっても、両者の特徴を比較し、どちらのほうが自分にとって最適なのか理解している方は少ないでしょう。

今回は、賃貸と持ち家のメリット・デメリットを比較しながら、どちらに住むのが良いのかについて考えていきます。現在引越しをご検討の場合は、ぜひ参考にしてください。

賃貸物件のメリット

賃貸物件は、大学生になるタイミングや社会人として働き始めてからなど、人によってタイミングは異なるものの、利用する機会は少なくありません。こちらでは、賃貸物件を選ぶメリットをご紹介します。

自由に引越しができる

賃貸物件の最大のメリットは、引越しや住み替えのしやすさにあります。「近隣住民がうるさい」「周辺環境が合わない」などの理由がある場合はもちろん、「なんとなく」「自然のある場所に住みたくなった」など、気分によって住居を変えることも可能です。持ち家の場合、基本的にはその家に生涯住み続けることになるため、簡単に引越すことはできません。

近年では、在宅勤務やテレワークも普及しており、会社から離れた場所に住む方も増えています。そのような場合は、気分によって環境を変えられる賃貸物件が適しているかもしれません。

メンテナンスにかける費用や税金の支払いがない

不動産を購入すると、固定資産税や都市計画税、不動産取得税、免許登録税などの税金がかかります。それに加えて、設備の不具合に対するメンテナンス費用なども必要です。

この点、賃貸物件の場合は、税金の支払いやメンテナンス対応は管理会社やオーナーの責任で行われるため、入居者は心配する必要がありません。建物の老朽化対応や災害時の修繕対応についても、基本的にオーナーが行ってくれます。

ただし、入居者が故意に設備を壊したり、建物を傷つけたりした場合は、修繕費用の負担が必要です。詳細はこちらの記事をご確認ください。

住居費のコントロールが容易に行える

本来、住居費は収入の増減に合わせて変化させるのが良いとされています。例えば、家賃は毎月の収入の3分の1程度が良い、といった話を聞いたことがある方も多いでしょう。

賃貸物件を選ぶことで、こちらの住居費をコントロールしやすいのがメリットです。収入が上がった場合は少し家賃の高いマンションや立地の良い物件を選んだり、反対に収入が下がった場合には少し家賃の安い物件に引越したりできます。

特に、近年では新型コロナウイルス感染症の流行により、収入の減少を余儀されなくなった方や、ボーナスの支給がなくなった会社もあるようです。そのような場合は、住居費をコントロールしやすい賃貸物件に軍配が上がるでしょう。

賃貸物件のデメリット

一方で、賃貸物件にはデメリットもあります。こちらでは、賃貸物件を選ぶ際の注意点をご紹介します。

理想の間取りや設備の物件に出会うのは難しい

賃貸物件では、間取りや設備、内装などを自分で選択することはできません。もちろん、理想のイメージに合う物件が見つかるまで探し続けることもできますが、決まった時期までに引越さなければならない場合は、時間に限界があります。

家賃の支払いが続く

賃貸物件の最大のデメリットは、家賃の支払いが続く点にあるといえます。賃貸物件は自己所有の物件ではないため、住み続ける限りは家賃を支払い続けなければなりません。家賃の金額にもよるものの、生涯の支払い額は賃貸物件のほうが多くなる可能性があります。

年齢や収入により契約できない可能性がある

賃貸物件では、引越しをして新しい物件に住み替えるたびに審査が行われます。収入や年齢によっては審査に落とされる可能性があり、その場合は選んだ家に住むことができません。

持ち家のメリット

持ち家を購入することに憧れを抱いている方もいるはずです。こちらでは、持ち家のメリットをご紹介します。

資産になる

賃貸物件と異なり、持ち家は資産となります。売却することで現金に変えたり、子孫への相続も可能です。近年では、持ち家を担保に銀行から融資を受ける「リバースモーゲージ」なども広まっており、さまざまな形で融資を受けられるのが特徴です。

自分の理想の物件を実現できる

持ち家は、自分で一から計画して建てることになるため、希望の間取りや気に入った設備を取り入れて理想の物件を実現できるのが魅力です。住み始めてから気に入らない部分がある場合は、リフォームや建て替えによって自由に変更することができます。ちょっとした変更でもオーナーや管理会社の許可が必要な賃貸物件とは大きく異なります。

住宅ローン契約時に団体信用生命保険を利用できる

持ち家購入時に住宅ローンを利用する場合は、団体生命保険に加入することができます。団体生命保険は、加入後にローンの契約者に万が一のことがあった場合に、住宅ローンの残高分を保険会社が肩代わりしてくれる制度です。万が一の場合にも、家族が安心して持ち家で暮らすことができます。

持ち家のデメリット

こちらでは、持ち家のデメリットについてご紹介します。

メンテナンスが自己負担となる

持ち家の場合、家の設備が壊れたり内外装のメンテナンスが必要になった場合は、自己負担で行う必要があります。業者を選んで打ち合わせをして、支払いまで行わなければならないため、負担は大きくなります。修繕のための費用を積み立てておく必要も発生します。

住宅ローンの支払いが続く

住宅ローンの支払いが長期に渡って続くこともデメリットになり得ます。ただし、支払い終えると負担は大きく下がるため、それまでの辛抱ということもできそうです。

賃貸物件が合っている方・持ち家が合っている方

賃貸物件に住むのが適しているのは、今後住む場所が変更になる可能性のある方や、収入の増減があり出費をコントロールしたい方といえます。例えば、転勤が多い職種に携わっている方、田舎への引っ越しを考えている方、個人事業主の方で収入の変動が大きい方などが当てはまります。

一方、持ち家を選ぶのが適しているのは、資産として家を残したい方や自分の理想の家を追求したい方です。将来子どもに家を残したい、リフォームやリノベーションをして、少し変わった間取りやインテリアを取り入れたいといった希望のある方には、持ち家がおすすめです。

まとめ

今回は、賃貸物件と持ち家のメリット・デメリットを紹介しながら、それぞれに適している方の特徴を解説しました。現在、賃貸と持ち家のどちらを選ぶか迷っている場合は、ぜひ参考にしてください。

東京や神奈川近郊で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフまでお問い合わせください。希望に合った物件をご提示させていただきます。

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