不動産屋からの連絡が遅い!対応が遅い理由と対処法

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ポータルサイトで見つけた物件に問合せたり、契約に向けて話を勧めたりしている最中なのに、不動産屋からの連絡が遅い、LINEを無視される、折り返しの電話がないなどで困った経験はありませんか?早く新居を見つけたいのに、連絡が来なければ気分が悪くなるもの。そもそも、不動産屋からの連絡が遅くなるのにはなにか理由があるのでしょうか。今回は、不動産屋からの連絡が遅い・連絡がない場合の対処法や注意点についてご紹介します。

不動産屋からの連絡が遅い理由

そもそも不動産屋からの連絡が遅い理由は何なのか?これにはさまざまな背景が考えられます。

忙しくて連絡や返信をする余裕がない

不動産屋には繁忙期・閑散期があり、繁忙期にあたる1〜3月は入退去の業務に追われるため連絡や返信が遅くなる傾向にあります。このほかにも、転勤シーズンである9〜10月も忙しくなるため連絡や返信が遅くなる可能性があるでしょう。一言で言えば、忙しくて手が回らない状態です。

システムの不具合

アナログだと言われ続けた不動産業界でも、DX化の推進でインターネットを利用して物件情報や顧客情報を管理する機会が増えています。しかし、システムの不具合(バグやサーバーのトラブルなど)で更新が遅れることも考えられます。不動産屋としては意図していなくても、結果的に連絡や返信が遅れる場合があります。

入居審査をしている最中

すでに申し込みをして入居審査をしている段階なら、入居審査中につき連絡や返信がこない場合があります。入居審査は、通常3〜7日ほどの期間が必要です。そのなかで、提出書類に不備があったり、緊急連絡先や連帯保証人と連絡が取れなかったりすれば、確認に時間がかかって審査の期間も延びてしまいます。入居審査をしている最中なら、まずは一週間ほど連絡を待ってみてからメールや電話で問い合わせましょう。

スタッフのミス

スタッフのミスで連絡や返信がない可能性もゼロではありません。メールを見逃していたり、書類を紛失していたり、情報入力のミスで対応が遅れてしまうこともあるでしょう。新人スタッフが慣れない業務に手間取ってしまい、連絡や返信が遅くなることも考えられます。そもそも不動産業界は離職率が高く、人の入れ替わりが激しい傾向にあるため、スタッフのミスにより対応が遅れることも想定されます。

スタッフの怠慢

残念ながら、スタッフの怠慢により連絡や返信が遅くなる可能性も考えられます。もともとレスポンスが遅い人もいれば、優先順位が低いと判断した顧客に連絡・返信をしないこともあるでしょう。というのも、不動産屋の報酬は家賃によって変動するため、家賃が安くても高くても業務内容は変わりません。家賃が安い=報酬が低い顧客の対応が遅くなる、つまりスタッフ自身にやる気がない理由も捨てきれないでしょう。

あえて対応していない

不動産屋も人間なので、注文が多い顧客やひやかしと判断した顧客に対応したくない事情もあります。もちろん、本気で部屋探しをしていて注文や質問が多くなってしまう、というのは悪いことではありません。不安や心配に思っていることは、可能な限り解消していくべきといえます。そのうえで不動産屋の連絡が遅く、対応してもらえない場合は、切り替えて他の不動産屋を利用するのも一つの方法でしょう。仲介業者であれば、他の不動産屋から同じ希望部屋を紹介してもらうことも可能です(後述)

不動産屋から早く連絡・返信をもらう方法

早く部屋を決めたいのに不動産屋から連絡や返信がない場合、どのような方法で対処すればよいのでしょうか。まずは、不動産屋から手っ取り早くレスポンスをもらう方法についてご紹介します。

直接電話で問い合わせる

もっとも早く回答を貰える方法が電話です。ただ、担当者が席を外していたり、ほかの顧客の対応で電話に出ないことも考えられます。もしもすぐに対応ができないと言われた場合は、必ず折り返しの電話を入れるよう不動産屋に依頼しましょう。電話の際は、あらかじめ話す内容をメモしておくこと、そして通話内容を忘れることがないようメモを用意しておくことがおすすめです。

チャットを利用する

電話したいけど通話が苦手、という人はチャット機能があるポータルサイトを利用するのも一つの方法です。チャットは、レスポンスが早いうえに電話連絡を必要としないのが大きなポイント。今では部屋探しから契約までオンライン1本で対応できる時代なので、繁忙期や自身が忙しいときは利用すると良いでしょう。

メール問合せのコツ

どうしても電話ができずポータルサイトのチャット機能も利用できない場合は、再度メールを送りましょう。連絡や返信が早くなるメールの書き方は、わかりやすい件名にすることや具体的な内容の記載、確認事項の明記です。希望物件の内見をしたいなら、見学日時の希望や質問などを具体的に記入しておくと返信も早くなるでしょう。

不動産屋からの連絡が遅い・こない場合の対処法

不動産屋からの対応が遅く、電話やメールの問い合わせにも応じてもらえない場合は、見切りをつけて他の不動産屋を利用するのも一つの方法です。

他の仲介会社を利用する

実は、他の不動産屋を利用しても同じ物件を問い合わせたり契約したりすることは可能です。というのも、不動産業界には不動産会社しか見ることのできない管理ネットワーク(レインズ)があり、ネットワーク上で物件情報を共有しています。入会している会社であればどこでも物件情報を閲覧することができるため、特定の不動産屋に絞らなくても希望物件を紹介してもらうことが可能です。

★最近では実店舗を持たないオンラインの不動産屋も増えており、希望物件の仲介を依頼することが可能です。仲介手数料が安くなる、もしくは無料になることもあります。

希望物件がすでに決まっている人は、レスポンスの早い不動産屋に切り替えるとスムーズに話が進むでしょう。

口コミや会社情報をチェックする

審査に時間がかかっている、また繁忙期などの理由で対応に遅れが出ているのは、仕方のない事情です。しかし、これ以外の理由で連絡や返信が遅い不動産屋は本当に信頼できるのでしょうか。この先賃貸契約を結んで入居したとしても、トラブルが発生した際の対応が心配なところです。

この先本当に信頼できる不動産屋かを知るためにも、不動産屋の評判や規模、信頼性について調べてみましょう。評判は、Googleの口コミや口コミサイトをチェックすると参考になります。また、会社の規模が大きい不動産屋は社員教育がしっかりしており、規則もきちんとしているため信頼性が高いと判断できるでしょう。会社の規模だけですべてを判断できるわけではありませんが、個人経営の場合は対応にばらつきがある可能性もあります。

不動産屋からの連絡が遅い場合は他の不動産屋を利用するのも有効

不動産屋といっても、担当者の業務量や性格によって連絡が遅れることもあり、今後改善されない可能性もゼロではありません。返信が遅い場合は、電話やチャット、メールで再度問い合わせて反応を待つしかないでしょう。それでも連絡や対応が遅い場合は、他の不動産屋を利用して希望物件を仲介してもらう方法が手っ取り早いです。特に、繁忙期は申込みのタイミングが重なりやすく、希望物件を取り逃してしまうケースも多いため、部屋探しをする側もスピード感を持って動きましょう。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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