【保存版】長く快適に暮らすために!入居前に準備するもの・やることリスト
こんにちは!不動産ライターの手嶋です。
今回は新生活をはじめる方のために、準備しておくと助かるものや入居前にやっておくといいことをご紹介します。
入居日にあわてないように、入居後にやっておけばよかったと後悔しないために、ぜひチェックして引っ越しに臨んでくださいね!
新居に入って最初に出そう!必須の3点セット
新居に入って早速荷ほどき・・・ちょっと待って!その前に、絶対に出してほしい3点があります。①スリッパ②トイレットペーパー③カーテンです。
退去後に清掃を終えた状態での引き渡しでも、床は意外と汚れています。玄関を入ってすぐにスリッパがあると助かりますよ。引っ越し作業で汚れてしまう可能性もあるので、安価で買えたり、アメニティーなどでもらえるものにしてもいいですね。引っ越しを手伝ってくれる人がいるなら、人数分の用意も忘れずに!
続いて、トイレットペーパー。意外と忘れがちですが、新居にはもちろんありません。どこにあるのか分からない状態にしてしまうと困ることになるので、お部屋に入ったらすぐに、トイレに設置するのがオススメです。
最後に、カーテン。お部屋に入ったらすぐに取り付けて、プライバシーを守りましょう。
こちらの3点は、段ボールなどに入れず手荷物として持って行って、すぐに出せる状態にしておくと楽ですよ。
入居中、退去時に困らないために、設備に不備がないか点検しよう
生活をしていくうちに、予想外のトラブルがおこったり、その不備を自分の過失にされないためにも、入居日には設備をしっかり点検しておきましょう!
①水まわりに水漏れがないか、汚れがないか
キッチン、お風呂、トイレなどの水まわりに気になる点はないか確認しましょう。水道管に汚れた水がたまっていることもあるので、水道が通ったら数分出したままにしておいて、綺麗な水が出ることを確認してから使うといいですよ。
②傷や汚れの写真を撮っておく
退去時に傷や汚れがあると、費用をとられてしまうことがあります。床、玄関扉、ドア、壁紙など、気になるものがあれば、撮影しておくと証明になり安心です。あまりにも気になる点があれば管理会社に相談をしておきましょう。
掃除は家具家電の搬入前に終わらせておくのがオススメ
家具家電を設置した後だと、掃除の邪魔になったり、家具家電にも埃が溜まってしまいます。入居前の掃除は、できるだけ搬入前にするのがオススメです。引っ越し業者を手配するなら、その時間も考慮して、搬入時間を決めましょう!
①天井の掃除
家具家電が入ったら、しにくい天井の掃除。退去後の工事や清掃などで汚れている場合があるので、忘れずに一番最初にしましょう。長い柄のフロアワイパーなどを用いるとやりやすいですよ。
②床の掃除
ほとんどのお部屋が退去後に清掃はされていますが、埃などは意外と溜まってます。家具の搬入前にフロアワイパーや雑巾などで床の掃除をしましょう!
③雑巾で家具をふく
家具の搬入前には、家具や家電を必ず拭きましょう。綺麗な新居に埃をなるべく持ち込まないよう、気を付けたいです。
入居前の防虫対策で害虫を見ない部屋に
暮らしていて絶対に出会いたくない害虫。入居前の対策が大切です!
①害虫対策の燻煙材やスプレーをしよう
市販の防虫対策の燻煙材は、家具家電の搬入前にするのがおすすめです。煙によって火災報知器が反応する可能性もあるので、報知器にカバーをして行いましょう。少し大変なので、煙が出ない霧状タイプもオススメです。焚かずに、様々な場所にスプレーをするタイプのものもあります。自分に合ったものを選んでくださいね。
②室外機には防虫キャップをしよう
害虫がバルコニーから侵入するのを防ぐ方法です。防虫キャップは100円ショップでも販売していますよ。
傷や汚れの対策をすることで、お部屋の綺麗を保とう
入居時の綺麗な状態を保つためには、入居前に汚れがつきいくい対策や、掃除がしやすい工夫をしておくことが重要です。ここでは、事前にしておくといいことを場所別にご紹介します。
①水まわり全般
- 汚れやカビ予防のためにマスキングテープを貼ろう。
防カビ用のマスキングテープは、100円ショップで販売しています。洗面台横のコーキング、浴室ドア下、浴槽エプロンの隙間、コンロまわりのコーキング、冷蔵庫引き出しのパッキン(食材のカスや汚れが入り込むとカビが生えるので)、トイレの床など、他にも気になる場所に貼りましょう。
また、洗面台やシンク下などに何かしらの隙間があれば埋めておくことで、虫の侵入を防ぐこともできますよ。1ヶ月に1回ほどの張替えがおすすめです。
- 換気扇にフィルターを貼ろう
キッチン、トイレ、お風呂、エアコンなど、換気扇がある場所には貼りましょう。フィルターはホームセンターや100円ショップで販売しています。汚れてきたら張り替えればいいだけなので、掃除が格段に楽になりますよ。
- キッチン、お風呂、洗面台などのゴミ受けを手入れがしやすいものやステンレスのものに変えよう
賃貸の既存のものは掃除がしにくいものも多いので、必要に応じて付け替えましょう。既存のものは部屋の備品なので、失くさないように大切にしまっておいてくださいね。
- キッチンや洗面台などには撥水スプレーをしよう
水を弾くので、水垢の防止になりますよ。普段の掃除が楽になるのでオススメです!
②キッチン
- キッチンの棚には食器を入れる前に抗菌加工シートを敷こう。
菌を抑制しながら、食器が滑るのも防止してくれますよ。
- コンロが一体型でない場合は、コンロとキッチンの間を埋める隙間ガードをしよう。
食材のゴミや汚れが挟まってしまうと、掃除が大分しにくいですし、そのままにすると衛生的に気になります。挟まらない対策をあらかじめしておきましょう。
- 冷蔵庫の下にはマットを敷くのもオススメ
床の傷やへこみの対策、振動音の軽減などの効果が期待されます。必要に応じて使ってもいいですね。
③お風呂
- お風呂に防カビの燻煙材を焚こう。
お風呂のカビは出てしまうと、掃除がとても大変です。最初に焚いておくといいですよ。
2ヶ月に1回ほど追加すると、効果が持続しやすいです。
④洗面台
- 鏡にくもり止めを塗ろう
鏡のうろこ汚れ防止になります。効果が薄くなってきたら再度塗れば、綺麗が保てますよ。
⑤洗濯機
- 洗濯機のホースにはラップをしよう
洗濯機のホースに汚れが詰まってしまうと、掃除がしにくいです。事前にラップを巻いておくと、付け替えるだけでいいので掃除が楽になります。
- 洗濯機の下に置台を設置するのもオススメ
汚れが溜まりがちな洗濯機下の掃除ができたり、下に物を落としてしまった時も、とるのが楽になります。騒音対策も期待できますよ。
⑤靴箱・床
- 靴箱にはカビ防止、消臭のシートを敷こう
靴箱は湿気が溜まりやすいので、靴を入れる前に敷いておきましょう。においの対策もできますよ。
- 家具の脚にはキズ防止のシールやキャップをつけよう
家具との摩擦で床の傷ができるのを防ぎます。手持ちの家具は、引っ越し前につけておいてもいいですね。
その他、必要に応じてオススメしたいこと
さいごに、該当する方にオススメのことをご紹介します!
①シャワーヘッドを節水効果のあるものに変える
節水による節約が期待できますよ。特にご家族など複数人で住まれる際は、節約効果もあがるので、初期投資をして付け替えをするのもオススメです!元々ついていたシャワーヘッドは、大事にしまっておきましょう。
②配線カバーをつけるとお部屋がすっきり
コードが部屋内にごちゃごちゃと出ていると、見た目がよくない上に掃除もしにくくなります。配線カバーをつけるなら、家電設置後、ものを出す前が楽ですよ。
③フロアシートやラグなど、床を変更するなら家具の搬入前に
お部屋の雰囲気を変えるフロアタイルや、お子様がけがをしにくいラグ、または掃除の対策などで床を変更するなら、掃除後、家具の搬入前がおすすめです。家具の搬入後だと、家具をどける手間が加わってしまうので注意しましょう!
④荷ほどきは生活に直結するものから
引っ越し後、どの段ボールから荷ほどきをするかで、片づけの効率は変わります。オススメは、生活に直結するものからです。
最初にトイレ、お風呂、キッチンなどの水まわりを終わらせ、次に、寝るための布団まわり、最後に、洋服、本、思い出系のものなど優先順位をつけて、順番にほどきましょう。複数の段ボールを同時に出してしまうと、ものがごちゃごちゃになったり、どの場所も中途半端になって片付かなかったりして効率が悪いです。荷造りの際の段ボールも、場所ごとに分けておくと、荷ほどきが楽になりますよ。
途中で疲れてしまって、また別日に続きをしようとなった際も、生活に直結するものが終わっていれば、生活ができるので負担が減りますね。
入居前の備えで長く快適に住める部屋にしよう
入居前に準備するもの、やっておくこと、いかがでしたか?
実際わたしも、この方法のほとんどを現在の住まいの入居前に行いました。荷物の整理はすぐに終わり、2年ほどたった現在も、害虫に会ったことがなく、掃除がしやすいため綺麗な状態を保てています。全てではなく、自分に合ったものをいくつかでも、選んで試してみてくださいね!最初のちょっとした工夫や手間が、長く快適に暮らせるお部屋づくりにつながりますよ。