横浜市神奈川区ってどんな街?家賃相場はいくらぐらい?[住みやすさ解説]
神奈川区は、横浜市の中でも最初にできた区のうちの1つというだけあって、同市の中では人口もトップクラスの街です。横浜駅に隣接しているため、路線のバラエティも豊かでありながら、少し離れると閑静な住宅街や農地が広がるという一面もあります。
そんな神奈川区は、横浜付近に職場を構える人にとっては文句なしの立地。しかし気になるのはその家賃相場ですよね。今回は、そんな神奈川区におけるエリアごとの魅力を金銭面も含め、様々な面から検証しご紹介します。
神奈川区ってどんな街?
神奈川区の人口と大きさ
神奈川区の面積は約23.88 km²。横浜市を構成する18区の中では9番目と、そこそこの広さですが、一方で世帯数は約12万(4位)、人口は約24万3千(6位)と、かなり多いほうです。(平成31年2月1日の推計)
これは人口密度にすると約1万人/㎢ですが、鉄道沿線ではより多くの世帯が密集しており、体感よりも多くの人が住んでいる印象を受けるでしょう。交通の便が良いため、ファミリー層にも人気の土地ですが、区内には神奈川大学のキャンパスもあるため学生も多く住まっており、どの駅周辺も比較的多くの人で賑わっています。
神奈川区の交通について
市内の鉄道は5路線15駅
神奈川区の鉄道路線はJR、京浜急行、東急東横線、横浜市営地下鉄ブルーラインの4本が通っており、JRは横浜線と京浜東北線の2本。どこへ行くにも困りません。人口が集中しているのは主にこの路線周辺です。
横浜駅が近いため、都会のイメージが強い神奈川区ですが、主要な駅は東西に集中しており、区の中央部分には農地も広がります。横浜市は横浜ブランドの農業を展開しており、神奈川区における横浜キャベツの生産量は市内でも一番を誇ります。
そうした農地ではキャベツ畑からランドマークタワーが見えるなど、都市でありつつ、のんびりした雰囲気を感じることができ、横浜らしさを象徴していると言えます。
主要駅までの所要時間
- 横浜駅 1分(京急本線「神奈川駅」より同線利用・乗り換えナシ)
- 川崎駅 7分(JR京浜東北・根岸線「新子安駅」より同線利用・乗り換えナシ)
- 品川駅 25分(京急本線「神奈川新町駅」より同線 特急利用・乗り換えナシ)
- 渋谷駅 35分(東急東横線「東白楽」より同線急行利用・乗り換え1回)
- 羽田空港駅 30分(京急本線「神奈川新町駅」より京急空港線エアポート急行利用・乗り換えナシ)
路線が充実しているため、主要な駅へは基本的に乗り換えなしで行くことができます。渋谷や品川へ出る際は、一度ハブとなる駅まで行って乗り換えをした方が早く着きますが、路線自体を乗り換える必要がないため、比較的ストレスもありません。
また、京急本線やJRの路線はそれぞれ仲木戸駅・東神奈川駅、京急新子安駅・新子安駅で隣接しているため、どちらかの路線にトラブルがあっても振替輸送を使うことができ、大変便利です。
その他にも、京浜急行では羽田空港へも直通の京急空港線を備えているため、たまの旅行時などもラクに空港へ行くことができます。
神奈川区内にある駅一覧
JR横浜線
- 東神奈川駅
- 大口駅
JR京浜東北線
- 東神奈川駅
- 新子安駅
京浜急行線
- 神奈川駅
- 仲木戸駅
- 神奈川新町駅
- 子安駅
- 京急新子安駅
東急東横線
- 反町駅
- 東白楽駅
- 白楽駅
横浜市営地下鉄ブルーライン
- 片倉町駅
- 三ツ沢上町駅
- 三ツ沢下町駅
こうして一覧にすると改めてよくわかりますが、神奈川区にはこれほど多くの路線と駅が通っています。1つ1つの駅は主要ではありませんが、それゆえ、駅周辺は比較的静かでありながら、かつスーパーなどの生活に必要な施設は整っており、一度住んだらなかなか離れがたい街になるでしょう。
近年の都市開発に伴ってできた比較的新しい施設もさることながら、昔ながらの定食屋さんや自転車屋さんなども下町感があり、休日に少し散歩しているだけでもなんとなく心が落ち着く街。それが神奈川区です。
ここは多くの人が通勤や通学で都心まで出て行ってしまう、いわゆるベッドタウンです。しかし、古くからあるそうした街並みは神奈川県民のホームとなっており、単に、都会に暮らすだけの生活とはまた違った安心感を地元民にもたらしています。
神奈川区にある主要施設
ベイクォーター シーバス
・住所 〒221-0056 神奈川県横浜市神奈川区金港町1-10
・アクセス 横浜駅から徒歩約7分
立地ほぼ横浜駅ですが、シーバス乗り場のあるベイクオーターは神奈川区。このシーバスは横浜駅〜山下公園、みなとみらい、赤レンガなどを結んでおり、客室内はひろびろ、水面と同じ目線で景色も見られて気持ちが良いのですが、公式サイトに年季が入っているせいか、比較的客はまばらです。
乗船には1000円もかからないため、たまの休日、気分を変えたい時などには最適なアクティビティですよ。
横浜市神奈川区民文化センター かなっくホール
・住所 〒221-0044 神奈川県横浜市神奈川区東神奈川1丁目10-11
・アクセス 東神奈川駅から徒歩3分
京浜急行線 仲木戸駅と隣接している東神奈川駅を、仲木戸駅側に歩いて行くとすぐに見つけられることができるこの建物は、区民文化センターの名の通り、区営のホールなどが敷設されている公共施設です。
平日のお昼時にはレクチャーコンサートなどが開催されるほか、子どものためのJAZZコンサートが開かれるなど、ファミリーに嬉しいイベントもよく開催されています。音楽などの練習室なども利用可能。一方教育プログラムは大抵COMING SOONとなっています。
反町公園
・住所 〒221-0825 神奈川県横浜市神奈川区反町1丁目12
・アクセス 東急東横線反町駅からから徒歩7分
横浜の代々木公園とまでは言えないけれど、春には桜、秋には紅葉の美しい、よく手入れされた公園です。読みは(たんまち)公園。(そりまち)ではありません。電車がよく通るため、男の子を連れたお母さんがよく散歩に来ているのを見かけます。
穴場ですが、隣には横浜銀行アイスアリーナというスケート場もあります。値段も靴のレンタルコミコミで1,800円。大人フリーパスも1ヵ月で9,720円と比較的お手頃なので、周辺に引っ越せばトップスケーター顔負けの練習量をこなすことも不可能ではありません。
鶴屋町
・住所 〒221-0835 神奈川県横浜市神奈川区
・アクセス 横浜駅から徒歩5分
お酒好きなら通い尽くして欲しいのがこのエリア。こじんまりしたホルモン屋さんから、鮮魚の美味しい居酒屋に牡蠣小屋、果てはトルコ料理屋など、ここではオーソドックスな横浜とは少し異なった、ディープな横浜の顔の一面を見ることができます。
近くには4人の世界王者を輩出した大橋ボクシングジムもあり、見学も可能です。ボクシングでたっぷり汗を流したら、帰りに飲むビールがこれまた美味しいもんです。
神奈川区の家賃相場
神奈川区の家賃相場は、JRと京浜急行の路線が並ぶ東側と、そこから少し外れた東横線沿線、また、ブルーラインが通る中心部の3つのエリアに分けることができます。それぞれの相場を参考に挙げました。
神奈川新町駅
・ワンルーム、1K 60,000円
・1LDK、2DK 90,000円
・2LDK 110,000円
・3LDK 130,000円
横浜駅にもほど近い神奈川新町駅ですが、意外にも家賃相場は高くありません。駅から徒歩10分以上の物件であれば、さらに安い物件もたくさんあり、家賃を節約しつつ、横浜に住みたい人には文句なしの場所です。
白楽駅
・ワンルーム、1K 60,000円
・1LDK、2DK 90,000円
・2LDK 140,000円
・3LDK 180,000円
渋谷まで1本で行けるという利便性も手伝い、東横線沿線はどこも家賃が高い傾向にあります。場合によっては横浜まで下ってから、特急や急行に乗車した方が渋谷まで早く着くことも。
片倉町駅
・ワンルーム、1K 55,000円
・1LDK、2DK 85,000円
・2LDK 90,000円
・3LDK 125,000円
閑静な住宅街の広がる片倉町は、丘の中腹に位置しているため、駅を降りるとそこは緩やかな坂道となっています。商業施設や娯楽施設などはほぼありませんが、住むには静かで治安も良い土地です。
横浜までのアクセスが10分以内でありながら、市営バスが3本も通っているため、新横浜や鴨居方面にもかなりアクセスしやすい地域となっています。
神奈川区の物件探しまとめ
神奈川区は横浜市の中でも都会過ぎず、かといって田舎過ぎないちょうどよい土地。買い物は横浜に出れば事足りますし、都内に出るにせよ東横線や京浜急行線が通っているので目的地まで1本で行くことができます。
横浜近辺の学校に通う学生や、都内にお勤めで家賃をいくばくか抑えたいご家庭にはぴったりの街だと言えるでしょう。最近は東横線沿線のみならず京浜急行線沿いも開発が進み、新しいマンションなども建築が進んでいるため、今後地価が上がる可能性もあります。
それでは最後に、神奈川区一帯の物件を多く紹介しているお勧め多数紹介してくれるオススメの不動産をご紹介します。
ネクストライフ 川崎店
- 住所 神奈川県川崎市川崎区砂子2-11-25丸滝砂子ビル4階 (川崎駅徒歩約5分)
- 問い合わせ先 0120-973-426
- 定休日 水曜日(お問い合わせ、予約可)/年末年始/1月~3月は無休)