賃貸でもできる!夏場に部屋の温度を下げる方法

世界でもトップクラスに暑く、湿度の高い日本の夏。東京オリンピックで、世界中の競技者が「想像より暑い」と言って苦しんでいたことも記憶に新しいでしょう。

暑い夏を快適に生活するためには、エアコンや扇風機を使用するのが基本ですが、その他の方法についても理解しておくと安心です。今回は、賃貸でもできる夏場に部屋の温度を下げるコツをご紹介します。

エアコンを使用するデメリット

エアコンを使用すれば、部屋の温度を短時間で下げることができる便利なアイテムです。しかし、さまざまなデメリットがあり、使用を控えている方がいるのも事実です。こちらでは、エアコンを使用するデメリットをご紹介します。

電気代がかかる

エアコンを使用したくないと考える方の中には、「電気代」を理由としている方も少なくありません。エアコンは、室内機を稼働させて冷たい空気を室内に送り出しているため、必然的に電気代がかかります。その平均は、年間3.5万円といわれており、1日あたり120円となります。

エアコンは、自宅内にある家電の中でも、特に消費電力の多いアイテムのひとつです。そのため、使用量が増えるほど電気代が高騰し、負担は大きくなります。

乾燥する

エアコンを使用すると、皮膚の表面から熱が奪われ、肌が乾燥します。冷たい空気を直接浴びれば、体の水分は徐々に失われていきます。また、乾燥が原因となって喉の痛みや風邪などの不調につながるケースもあります。

エアコンによる肌の乾燥を防ぐには、加湿や保湿を欠かさないことが大切です。まずは、エアコンの設定温度を少しだけ上げてみましょう。設定温度を上げることで、水蒸気量が少し増えるため、乾燥対策につながります。

その他には、夏であっても、エアコンの稼働中だけ加湿器を使用する方法もあります。「夏なのに加湿器?」と思う方もいるかもしれませんが、エアコンの稼働中に限定した使用であれば十分な効果が期待できます。

定期的なフィルターの掃除が必要

エアコンを使用する場合、定期的なフィルターの掃除が必要になる点もデメリットです。掃除を怠った状態で使い続けていると、ほこりを部屋中に撒き散らすことになり、体調不良などに繋がります。

フィルターは、エアコンの電源を切った状態で取り外し、水洗いをするのが基本です。水100ccに重曹を小さじ1杯混ぜ合わせたものを使用すると良いでしょう。水洗いしたフィルターは、乾燥させて再度取り付けたら完了です。

また、汚れが落ちにくい場合は、プロの清掃業者に依頼する方法もあります。

外との温度差で体調不良になりやすい

エアコンを過度に使用すると、外の気温と差によって体調不良が生じやすいといわれています。これには、近年「クーラー病(冷房病)」という名称がついており、特に患者が増えています。

クーラー病の症状はさまざまです。足腰の冷えや体のだるさなどに加え、肩こりや頭痛、食欲不振、不眠など人によって現れる症状が異なります。

クーラー病に対処するためには、エアコンとの付き合い方を考える必要があります。エアコンの温度を「外気温マイナス3、4度」程度にしておくと良いでしょう。

エアコンを使用せずに部屋の温度を下げる方法

夏場の暑さ対策には、エアコンの使用が基本ですが、理由があってエアコンを使用したくないケースもあるでしょう。こちらでは、夏場にエアコンを使用せず、部屋の温度を下げる方法をご紹介します。

遮熱カーテンを設置する

部屋の温度が上昇するのは、太陽光が部屋まで届いているのが理由です。そのため、遮熱カーテンを設置し日中の太陽光を遮ることで、部屋の温度上昇を最低限に抑えることができます。遮熱カーテンの中には、熱を遮って光を届かせることのできる製品も多いため、部屋が暗くなる心配はありません。

すのこやサンシェード、緑のカーテンなどを利用する

遮熱カーテン以外では、すのこやサンシェード、緑のカーテンなどを利用する方法も効果的です。これらのアイテムは、部屋に届く太陽光の熱を抑える効果があるため、設置することで部屋の中を快適にすることができます。

接触冷感アイテムを活用する

暑い夏を快適に過ごすためには、接触冷感アイテムを活用するのもおすすめです。接触冷感とは、触れたときにひんやりと感じるアイテムのことで、近年ではさまざまな会社から商品が販売されています。

例えば、ベッドシーツや枕カバーなどに接触冷感アイテムを使用すれば、涼しさを感じながら生活することができます。接触冷感アイテムを使用したことがない場合は、一度試してみてはいかがでしょうか。

まとめ

日本に住む場合、夏の暑さ対策は欠かせません。クーラーが基本駅な対処方法となりますが、それ以外の手段も上手に活用することで、より快適な夏を送ることができます。接触冷感アイテムや遮熱カーテン、すのこなど、ライフスタイルやインテリアなどに応じたものを利用しましょう。

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