一人暮らしの不安を解消!賃貸で使えるおすすめ防犯グッズと選び方のポイント

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新生活を始めるにあたって、あるいは一人暮らしを続けていく上で、誰もが気になるのが住まいの安全対策ではないでしょうか。特に賃貸物件では、構造上の制約などから、できる対策が限られていると感じる方もいるかもしれません。しかし、近年では手軽に導入できる高性能な防犯グッズが数多く登場しており、賃貸でも安心して暮らせる環境を自分で作ることができます。

今回の記事では、「賃貸でも使える」をキーワードに、一人暮らしの女性はもちろん、すべての賃貸居住者におすすめの防犯グッズを厳選してご紹介します。選び方のポイントや、設置する際の注意点なども詳しく解説しますので、ぜひ参考にして下さい。

なぜ賃貸物件でも防犯対策が重要なのか?

「賃貸だから…」と防犯対策を諦めていませんか?実は、賃貸物件こそ、以下のような理由から防犯対策が重要になります。

  • 不特定多数の人が出入りする可能性…集合住宅の場合、他の居住者や関係者など、不特定多数の人が建物に出入りする
  • セキュリティ設備が十分でない場合がある…全ての賃貸物件に最新のセキュリティ設備が備わっているとは限らない
  • ターゲットにされやすいリスク…一人暮らしの場合、特に女性は犯罪者にターゲットとして狙われやすい傾向があります。

これらのリスクを理解し、自分自身で対策を講じることが、安全な暮らしを送る上でとても大切です。

賃貸で防犯グッズを選ぶ際のポイント

賃貸物件で防犯グッズを選ぶ際には、いくつかの重要なポイントがあります。

【原状回復義務】
退去時に元の状態に戻せるよう、壁に穴を開けたり、強力な粘着テープを使用したりするものは避けるのが基本です。両面テープで貼り付けられるタイプや、ドアに挟むタイプ、窓枠に設置するタイプなど、原状回復が容易なものを選びましょう。

【設置のしやすさ】
大掛かりな工事が必要なものや、複雑な配線が必要なものは、賃貸では設置が難しい場合があります。手軽に設置できる電池式や、置くだけで使用できるものがおすすめです。

【防犯効果の高さ】
手軽さだけでなく、しっかりと防犯効果が期待できるものを選びましょう。センサーの感度や、アラームの音量、耐久性などを確認することが重要です。

【費用対効果】
高価なものが必ずしも良いとは限りません。予算内で、最大限の防犯効果を発揮できるものを選びましょう。

【デザイン性】
最近では、インテリアに馴染むおしゃれなデザインの防犯グッズも増えています。生活空間に圧迫感を与えないデザインを選ぶのも、長く使い続けるためのポイントです。

目的別!賃貸におすすめの防犯グッズ

では、具体的な防犯グッズを、目的別に分けてご紹介します。

1. 侵入を未然に防ぐ!窓・ドア周りの防犯グッズ

侵入経路として最も多いのが、窓やドアからの侵入です。これらの場所をしっかりと対策することで、空き巣などの被害を大幅に減らすことができます。

  • ドア・窓用補助錠…既存の鍵に加えて、もう一つ鍵を取り付けることで、ピッキングなどの不正解錠を防ぎます。粘着テープで簡単に取り付けられるタイプや、ドア枠に挟むタイプなどがあります。特に、ワンドアツーロックは防犯の基本です。
  • 窓用補助錠(クレセント錠ガード)…窓のクレセント錠を覆い隠すことで、ガラスを割ってクレセント錠を回す手口を防ぎます。
  • 防犯フィルム…窓ガラスに貼ることで、ガラスの強度を高め、割れにくくします。侵入に時間がかかるため、犯行を諦めさせる効果が期待できます。UVカット機能付きのものを選べば、紫外線対策にもなります。
  • ドアチェーン・ドアガード…ドアを開ける前に訪問者を確認できるため、不審者の侵入を防ぎます。チェーンタイプだけでなく、より頑丈なガードプレートタイプもあります。
  • 開閉センサー…窓やドアが開いたことを検知して、アラームを鳴らしたり、スマートフォンに通知したりするセンサーです。配線不要の電池式で、手軽に設置できます。

2. 異常を知らせる!アラーム・警告グッズ

侵入を検知したり、不審な動きがあった場合に、音や光で周囲に知らせることで、犯人を威嚇し、被害の拡大を防ぎます。

  • 防犯アラーム(大音量タイプ)…窓やドアが開いた際や、不審な振動を感知した際に、大音量のアラームを鳴らして周囲に異常を知らせます。電池式で設置が簡単なものが多く、一人暮らしの女性には特におすすめです。
  • 人感センサーライト…人の動きを感知して自動で点灯するライトです。玄関先やベランダに設置することで、夜間の侵入者を威嚇する効果があります。ソーラー充電式を選べば、電気代もかかりません。
  • ダミーカメラ…本物の防犯カメラに似せて作られた偽物のカメラです。設置することで、犯罪者に対する抑止力となります。本物と見分けがつかないほど精巧なものもあります。
  • 警告ステッカー…「防犯カメラ作動中」や「セキュリティシステム作動中」などのステッカーを玄関や窓に貼ることで、犯罪者に対する牽制となります。

3. いざという時のために!護身グッズ

万が一、不審者と遭遇してしまった場合に、自分の身を守るための護身グッズも備えておくと安心です。ただし、使用する際には注意が必要であり、正当防衛の範囲内で使用することが重要です。

  • 防犯ブザー…ピンを抜くと大音量のアラームが鳴り、周囲に助けを求めたり、不審者を威嚇したりする効果があります。コンパクトで持ち運びやすく、いざという時にすぐに使えるように、常に身につけておくことが大切です。
  • 催涙スプレー…不審者の目をくらませ、一時的に行動を封じる効果があります。使用方法を事前に確認しておき、誤って自分にかからないように注意が必要です。
  • 高輝度懐中電灯…夜間の移動時や、不審な影を見つけた際に、相手を照らして威嚇したり、自分の存在を知らせたりするのに役立ちます。

4. 最新テクノロジーを活用!スマート防犯グッズ

近年では、スマートフォンと連携して、より高度な防犯対策ができるスマート防犯グッズも登場しています。

  • スマートロック…スマートフォンやICカード、暗証番号などで鍵の開閉ができるシステムです。鍵を持ち歩く必要がなくなり、紛失のリスクを減らせます。工事不要で後付けできるタイプもあります。
  • ネットワークカメラ…スマートフォンやパソコンから、リアルタイムで室内の状況を確認できるカメラです。動体検知機能や録画機能が付いているものもあり、外出先からでも自宅の様子を確認できます。
  • スマートホームセキュリティシステム…複数のセンサーやカメラを連携させ、異常発生時にスマートフォンに通知したり、警備会社に通報したりするシステムです。月額料金がかかる場合がありますが、より高度なセキュリティ対策を求める方におすすめです。

防犯グッズの効果を最大限に引き出すための注意点

防犯グッズを設置するだけでなく、その効果を最大限に引き出すためには、以下の点に注意することが重要です。

複数の対策を組み合わせる

一つの防犯グッズに頼るのではなく、複数の対策を組み合わせることで、より高い防犯効果が期待できます。例えば、補助錠と防犯フィルム、開閉センサーとアラームなどを組み合わせるのが効果的です。

定期的な点検とメンテナンス

電池式のものは定期的に電池交換を行い、センサーやアラームが正常に作動するか確認しましょう。

防犯意識を高める

鍵の閉め忘れをなくす、郵便受けに不要なチラシを溜めない、洗濯物を室内に干すなど、日頃から防犯意識を高めることが大切です。

地域の情報を把握する 

近隣で発生している犯罪情報などを把握し、対策に役立てましょう。警察署の防犯情報や、地域の防犯団体の活動などをチェックするのも有効です。

不審な人物を見かけたらすぐに通報する

少しでも不審な人物や行動を見かけたら、ためらわずに警察に通報しましょう。

まとめ

賃貸物件でも、さまざまな防犯グッズを活用することで、自分自身で安全な住環境を作ることができます。今回ご紹介した選び方のポイントやおすすめグッズを参考に、ご自身のライフスタイルや予算に合わせて、最適な防犯対策を講じてください。

大切なのは、「自分は大丈夫」と思わないこと。少しの対策が、大きな安心につながります。防犯グッズを上手に活用して、安心・安全な賃貸ライフを送りましょう。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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