Wi-Fiの速度ってどれくらい必要?インターネット付き物件の選び方【学生向け賃貸】
一人暮らしを始めようとする学生さんにとって、住まい選びは大きなイベントのようなもの。特に、現代においてインターネット環境はなくてはならないものです。そこで本記事では、学生向けの賃貸物件でWi-Fi環境がどれほど重要なのか、そしてインターネット付き物件を選ぶ際のポイントをくわしく解説していきます。
学生ライフにWi-Fi環境が必要な場面とは
学生生活において、Wi-Fi環境は次のような場面で必要となります。
- オンライン授業
- レポート作成
- 動画視聴
- オンラインゲーム
- SNS など
学生生活では、学習、情報収集、コミュニケーション、エンターテイメントなど、さまざまな場面でWi-Fi環境が必要です。安定した高速インターネットは、学習効率の向上や、豊かな学生生活を送る上で大きなメリットをもたらします。
ここで、Wi-Fi環境が必要になる場面についてその具体例をご紹介しましょう。
オンライン授業
大学によってはオンライン授業が導入されているため、安定したネット環境は必須です。オンライン授業において、動画や音声の途切れは学習の妨げになります。Wi-Fi環境を整備することにより、授業の受講もスムーズになるでしょう。
また、オンライン授業では教材や課題の資料のダウンロード・アップロードが頻繁に行われます。Wi-Fi環境があれば、大容量のファイルもスムーズにやり取り可能です。
レポート作成
資料検索や文献調査など、インターネットを利用したレポート作成は日常的に行います。作成したレポートの保存や、グループワークでの資料の共有にクラウドストレージを活用する場面も多くなるでしょう。
また、表計算ソフトやプレゼンテーションソフトなどのオンラインツールは、レポート作成の効率化に役立ちます。Wi-Fi環境があれば、場所や時間を問わずアクセスし、共同作業を進めることができます。
動画視聴
高画質・高音質の動画を楽しむために、動画配信サービスを利用する人は多いです。Wi-Fi環境があれば、バッファリングすることなくスムーズに動画視聴を楽しむことができます。
また、Wi-Fi環境があればスマホのデータ容量を気にせずに、好きなだけ動画を視聴できます。
オンラインゲーム
オンラインゲームを楽しむためには、高速かつ安定した回線が必要です。ゲーム中は、大容量のデータをやり取りすることが多く、わずかな遅延でゲームプレイに影響を与える場面もあります。Wi-Fi環境があれば安定した通信速度でゲームプレイできます。
SNS
友人との連絡や情報収集に欠かせないSNSを利用するためにも、インターネット環境は必須です。SNSでは、画像や動画のアップロードが頻繁に行われます。また、SNSはチャットやビデオ通話など、リアルタイムなコミュニケーションが楽しめます。Wi-Fi環境があれば、大容量の画像や動画もスムーズにアップロードでき、遅延なくスムーズなコミュニケーションを図ることができるでしょう。
Wi-Fiの速度はどれくらい必要?
Wi-Fiに必要な速度は、利用するサービスによって異なります。ここで、一般的な目安について以下簡単にまとめました。
- Webサイト閲覧:1Mbps程度
- 動画視聴:5Mbps以上
- オンラインゲーム:10Mbps以上
これはあくまで目安であり、同時に複数のデバイスを使用したり、高画質な動画を視聴したりする場合は、より高速な回線が必要になります。
インターネット付き物件を選ぶメリットと注意点
インターネット付き物件を選ぶメリットはたくさんあります。
- 初期費用を抑えられる:自宅でインターネット回線を契約する手間や初期費用が不要
- 工事不要:工事不要で、すぐにインターネットを利用できる
- 引っ越しが多い学生に最適:引っ越しが多い学生さんにとっては、回線の解約手続きが不要
また、インターネット付き物件を選ぶ際には、以下の点に注意しましょう。
- 回線速度:契約している回線速度が、自分の利用用途に合っているかを確認する
- 通信制限:一定量を超えると速度が制限される場合がある
- 無料Wi-Fiの範囲:Wi-Fiが利用できる範囲が、自分の部屋まで届くか確認する
- セキュリティ:セキュリティ対策がしっかりしているか確認する
Wi-Fiを選ぶ際は、最大通信速度だけでなく、安定性も重要なポイントです。インターネット付き物件といっても、品質はピンキリ。自分で好きな回線・プロバイダを選べるわけではありません。集合住宅の場合、ほかの住戸との共用や、建物の構造によって速度が低下する場合があります。
だからこそ、インターネット無料の賃貸物件を選ぶ際は、回線速度や通信制限などをチェックしておく必要があります。
インターネット付き物件の種類
インターネット付き物件には、以下3つの種類があります。
光回線 | 光ファイバーを使った高速な回線で、安定した通信が可能。動画視聴やオンラインゲームなど、大容量のデータ通信を行う際に最適。 |
VDSL | 光ファイバーと電話線を組み合わせた回線で、光回線に次いで高速。光回線が届かない地域でも利用可能。 |
ADSL | 電話線を利用した回線で、現在は新規での契約はほとんどない。速度が遅く、高速通信が期待できない。 |
一般的に、光回線がもっとも高速で安定しており、動画視聴やオンラインゲームなど、大容量データのやり取りが多い場合に適しています。VDSLは、光回線ほど高速ではありませんが、ADSLよりは快適にインターネットを利用できます。ADSLは、速度が遅いため、現在はあまりおすすめできません。
賃貸物件を選ぶ際は、これらの違いを理解し、自分の利用状況に合わせて最適な回線を選ぶことが重要です。
インターネット付き物件の選び方
インターネット付き物件を選ぶ際には、以下の手順で検討を進めると良いでしょう。
①希望の地域と家賃を決める
②不動産会社に相談する
③物件の内覧
④回線速度を確認する
⑤契約内容を確認する
まずは、住みたい地域と予算を決めます。不動産ポータルサイトでも簡単に検索することはできますが、インターネット上で得られる情報には限りがあるため、不動産会社に直接希望の条件を伝えて、物件を紹介してもらうのがベターです。
気になる物件が見つかったら、実際に物件を見学し、部屋の広さや日当たり、周辺環境などを確認しましょう。内覧の際、持ち込みのデバイス(スマホ、タブレット等)に直接Wi-Fiを繋いでみるのもおすすめです。
次に、契約している回線速度が自分の利用用途に合っているか確認しましょう。契約内容をしっかりと確認し、不明な点は不動産会社に質問しましょう。
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まとめ
Wi-Fi環境は、現代の学生生活において欠かせないものとなっています。インターネット付きの賃貸物件も多いですが、場合によっては家賃の安い物件を選び、自分でインターネット回線を契約するほうがコスパが良いケースもあります。インターネット付き物件を選ぶ際には、回線速度や通信制限、セキュリティなど、さまざまな点に注意して、自分に合った物件を選びましょう。