アパートにドラム式洗濯機は設置可能?購入前に確認するべきポイント

毎日の洗濯の負担を減らすには、ドラム式洗濯機の導入する方法があります。しかし、アパート住まいの場合、設置が可能か不安な方も多いでしょう。

今回は、アパートにドラム式洗濯機を設置する場合の確認ポイントや、ドラム式洗濯機を利用するメリット・デメリットなどを解説します。

アパートにドラム式洗濯機は設置できる?

洗濯機を買い替える場合、ドラム式洗濯機が候補に挙がることは珍しくありません。しかし、賃貸アパートの場合、そもそもドラム式洗濯機を設置できないと考えている方も多いでしょう。

この点について、基本的にアパートだからといってドラム式洗濯機を設置できないことはありません。設置スペースがあり、十分な搬入経路を確保できれば、問題なく利用できます。

以下では、アパートにドラム式洗濯機を設置する場合の疑問にお答えします。

購入前に測定するべき寸法

アパートにドラム式洗濯機を設置する場合、本体や各スペースの寸法を測定する必要があります。具体的には、以下の3つの寸法をチェックしましょう。

  • 洗濯機の本体サイズ(奥行・幅・高さ)
  • 洗濯パンのサイズ
  • 搬入経路の幅

洗濯機の本体サイズは製品パンフレットなどで確認できます。欲しい洗濯機がある場合は、インターネットなどで検索してもサイズを把握できます。

洗濯パンは、排水口と接続されている洗濯機の設置スペースのことです。洗濯機の振動を和らげる効果もあり、ドラム式洗濯機の設置には必須です。また、洗濯パンにはサイズがあり、適していない場合はドラム式洗濯機を設置できない可能性があります。

また、設置スペースは十分にあっても、搬入経路が狭く、自宅に入らないケースもあります。そのため、事前に部屋の入り口や廊下など、搬入経路の幅を測っておきましょう。足りない場合は窓などを取り外して搬入する場合もあり、追加費用がかかります。

水道の蛇口の位置が低いと設置できない?

ドラム式洗濯機はサイズが大きな製品が多く、蛇口の位置が低いことが原因で設置できないケースもあります。洗濯パンのサイズが十分な場合でも、設置面から蛇口までの高さが十分かどうかもチェックする必要があります。蛇口までの適切な高さについては、製品の取扱説明書などに記載されています。

また、高さが足りない場合は、蛇口の高さを上げる製品を取り付けることで調整できます。洗濯機の設置時に業者から購入することもできますし、ホームセンターなどで購入することも可能です。

コンパクトタイプとは?

ドラム式洗濯機の中には、コンパクトタイプと呼ばれる商品もあります。その名の通り、サイズが小さく、賃貸アパートにも設置しやすい製品です。搬入経路が狭い場合でも導入しやすいため、絶対にドラム式洗濯機にしたい、という場合は検討してみてください。

ただし、コンパクトタイプはサイズと引き換えに機能が制限されていることもあります。具体的には、乾燥機能が制限されている製品が多く、電気代がかかりやすい傾向にあります。しっかりと機能を比較した上で購入することが大切です。

2000年以降に建築されたアパートが良い

ドラム式洗濯機が普及し始めたのは2000年以降であり、それ以前に建てられたアパートの場合、ドラム式洗濯機の設置を前提としていない可能性があります。もちろん、リノベーションなどを行い、環境を整備している建物もありますが、それほど数は多くありません。基準を定めるのであれば、2000年以降に建てられた物件を選ぶのが良いでしょう。

ドラム式洗濯機を選ぶ際のポイント

今回は、賃貸アパートに設置するドラム式洗濯機の選び方を解説します。

扉の開き方

ドラム式洗濯機を選ぶ場合、意外と重要なのが扉の開き方です。ドラム式洗濯機は前面に扉があるため、左開きと右開きの2種類があります。設置場所に合わせてどちらにするか選択する必要があります。しかし、どちらのタイプも均等に製造されているわけではないため、欲しいタイプが購入できない可能性もあります。

チャイルドロック

依然として洗濯機の中に小さな子供が入ってしまう痛ましい事故が毎年発生しています。小さなお子さんのいる家庭では、チャイルドロック機能のある製品を選ぶのが良いでしょう。

容量

洗濯機の容量は、家族の人数×1.5kg程度が良いとされています。衣類だけでなくタオルやシーツなどを洗う場合は、容量が少し大きいものを選ぶのがおすすめです。

乾燥機能

ドラム式洗濯機を購入する方の多くは、乾燥機能を目的にしています。乾燥機能が充実していれば、洗濯物を入れてスイッチを入れるだけで、乾燥までの工程が完了します。ただし、中には乾燥機能のないドラム式洗濯機もあるため、事前に確認が必要です。

洗濯槽の自動洗浄機能

ドラム式洗濯機は乾燥機能を使用するごとに掃除が必要で、放置するとカビや悪臭が発生します。衣類への汚れや臭い移りにつながる可能性もあるため、洗濯槽の自動洗浄機能が搭載された製品を選ぶと便利です。

洗剤と柔軟剤の自動投入機能

最新のドラム式洗濯機には、洗剤や柔軟剤の自動投入機能が搭載されています。定期的に洗剤と柔軟剤を投入しておけば、洗濯量に合わせて最適な量を投入してくれます。軽量する手間を省くことができ、スマホから遠隔で洗濯することも可能になります。

アパートでドラム式洗濯機を利用するメリット・デメリット

ここでは、アパートでドラム式洗濯機を利用するメリット・デメリットをご紹介します。

メリット

水道代の節約が期待できる

ドラム式洗濯機は、縦型と比べて少ない水で衣類を洗えるのが特徴で、水道代の節約につながります。水の量が最小限のため、衣類への負担も少ないというデメリットがあります。

デザイン性の高い製品が多い

ドラム式洗濯機はデザイン性の高い製品が多く、選ぶ楽しさもあります。部屋全体のインテリアに合わせて洗濯機を選びたい方にもおすすめです。メーカーごとの特徴を見比べてみても良いかもしれません。

乾燥機能が充実している

縦型の洗濯機にも乾燥機能付きの製品はありますが、乾燥に長時間かかり、電気代も高い傾向にあります。ドラム式洗濯機にはより短時間で衣類を乾燥できる「ヒートポンプ式」が採用されています。短時間で乾燥させることで、衣類への負担も最小限になります。

デメリット

価格が高い

ドラム式洗濯機の最大のデメリットといえば、価格の高さにあります。ドラム式洗濯機の相場は10〜25万円前後で、数万円でも購入できる縦型と比べると2倍以上の価格差が生じます。ドラム式洗濯機は節水効果が高いため、長期的な視点で見るとお得になる可能性はありますが、完全に価格差を埋めるのは難しいでしょう。価格が高いことを承知した上で、十分なメリットを享受できるか確認しておく必要があります。

乾燥機能を使用すると音がうるさい

製品にもよるものの、ドラム式洗濯機で乾燥機能を使用すると、激しい音が発生します。壁の薄い賃貸物件や、深夜に洗濯することの多い場合は、近所迷惑になる可能性があります。

まとめ

ドラム式洗濯機は、賃貸アパートでも設置可能です。設置スペースは搬入経路を確認した上で、最適な製品を選びましょう。

横浜や東京で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフまでお問い合わせください。お客様のご希望を伺い、理想の物件をご提案いたします。

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