賃貸マンションで停電したらどう対処する?主な原因も解説

生活する上で欠かせない存在である電気。明かりとしての役割はもちろん、さまざまな製品を動かすためにも使用しています。そのため、短時間でも停電が発生することで、生活に大きな影響を与える可能性があります。

今回は、賃貸マンションで停電が発生した場合の原因や対処方法をご紹介します。停電で困った経験のない方も、万が一に備えて理解しておくと良いでしょう。

賃貸マンションで突然の停電!考えられる原因

私たちの生活にとって、電気は欠かせない存在となっています。冷蔵庫や洗濯機などの日常的に使用する家電はもちろん、パソコンやスマートフォンといった新たな生活必需品も、電気がなければ動きません。そうすると怖いのが停電です。賃貸マンションで停電が発生した場合、生活がままならなくなる可能性があります。

そんなときは、停電の原因を把握することで、精神的にも落ち着きが生まれます。ここでは、賃貸マンションで停電が発生した場合の主な原因を4つご紹介します。

自然災害や工事による停電

1つ目は、自然災害や工事による停電です。台風や落雷などによって、電線や電力会社の供給網に異常が発生すると、地域一帯への電力供給がストップし、停電することになります。災害が発生し、近隣のマンションや建物でも停電が発生しているようであれば、こちらの原因と考えられます。

この場合は、電力会社が停電に気付いた後、復旧作業を行うことになります。そのため、電力の復旧まで時間がかかります。トラブルの規模によって復旧作業にかかる時間は異なり、数時間で完了するケースもあれば、数日から数週間かかるケースもあります。電力会社のサポートに問い合わせることもできますが、回線が混雑していてつながりにくい傾向にあるため、復旧まで根気よく待ちましょう。

また、近隣で電線に関する工事をしている場合は、特定の時間帯について電気の供給をストップしていることがあります。基本的には深夜の時間帯に行われますが、昼間に行うケースもあります。この場合は、事前に案内が届いているはずのため、停電になることを見越してスケジュールを立てましょう。

アンペア数の超過による停電

2つ目は、電気の使いすぎによって契約しているアンペア数を超過し、ブレーカーが落ちたパターンです。アパートやマンションに限らず、電力を使用する際は、電力会社と電気容量(アンペア数)に関する契約を交わします。例えば、一人暮らしの場合は20A、二人暮らしの場合は30A、三人暮らし以上の場合は40A以上が一般的です。

電化製品などを同時に使用しすぎた結果、契約しているアンペア数以上の電力を消費してしまうと、ブレーカーが落ちて停電につながります。使用中の電化製品の電源を切ったり、コンセントを抜いた上で、ブレーカーを引き上げて復旧させましょう。

以下の表は、電化製品の一般的な消費電力を表しています。こちらを参考に、契約しているアンペア数を超えないように気をつけましょう。

IHクッキングヒーター 14A
電子レンジ 13A
ドライヤー 12A
電気ケトル 11A
エアコン 6.6A
洗濯機 3A
テレビ 2A
冷蔵庫(常時) 2.5A

漏電による停電

3つ目は、漏電による停電です。漏電とは、電気が本来のルートを外れて流れている現象のこと。電気配線や電気器具類に異変が生じていたり、防水性能の低い電気機器が浸水したりすることで発生します。

漏電にはさまざまなリスクがあります。まず考えられるのが、感電です。漏電した電気機器に直接触れることで、電流が体内や大地に流れる現象のことです。感電が発生すると、痛みやしびれが発生したり、電流の大きさによっては死にいたるケースも少なくありません。次は漏電による火災です。漏電の規模が大きくなると、火災の原因となることがあります。

漏電の予防策としては、アース線によって電流を大地に逃す方法や、漏電遮断器を活用するなどの方法があります。また、常日頃から電気コードを折り曲げたり、束ねたりしないように注意することも大切です。

電気料金の滞納による停電

最後は、電気料金の滞納による停電です。電気料金を滞納すると、比較的すぐに電気を止められる傾向にあります。同じライフラインである水道やガスと比較して、止めても命には大きな影響がないと考えられるためです。ただし、生活には支障が出るため、料金を滞納しないよう意識する必要があります。

マンションで停電が発生したらまずはブレーカーを確認しよう

マンションで停電が発生した場合は、ブレーカーの確認を最優先に行いましょう。ここでは、一般的な賃貸マンションのブレーカーの種類を解説します。

アンペアブレーカー

アンペアブレーカーは、電力会社と契約しているアンペア数を表している部分です。レバーの上部に「40A」など、契約しているアンペア数が表記されているはずです。ただし、四国や中国、関西、沖縄などでは、アンペアブレーカーが設置されていないケースもあります。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーとは、漏電発生時に電気を遮断する装置で、前述の漏電遮断器のことです。家庭内での労働による感電や火災の発生を防止してくれるため、重要な役割を担っています。

安全ブレーカー

安全ブレーカーは、家庭内の電気を回路ごとに管理しているブレーカーです。家全体の電気を管理しているアンペアブレーカーとは異なる役割を担っています。契約容量以上に電気を使用すると、アンペアブレーカーと合わせて安全ブレーカーも落ちるようになっています。また、電化製品がショートした場合などは、電気容量を超えていなくても安全ブレーカーが落ちることもあります。

マンションで停電が発生した場合の対処方法

マンションで停電が発生した場合の対処方法は、落ちたブレーカーの種類に応じて変わります。ここでは、それぞれの対処方法を解説します。

アンペアブレーカー

アンペアブレーカーが落ちた場合は、電化製品の電源を切ったり、コンセントを抜いたりした上で、アンペアブレーカーを引き上げましょう。高頻度でアンペアブレーカーが落ちる場合は、契約しているアンペア数が足りない可能性があります。電力会社や大家さんに相談してアンペア数の増加を検討しましょう。

漏電ブレーカー

漏電ブレーカーが落ちた場合は、少し対処方法が厄介です。まずは安全ブレーカーを全部「切」の状態にして、漏電ブレーカーのつまみを「入」にしましょう。そして、次に安全ブレーカーをひとつずつ「入」に戻します。全ての安全ブレーカーが「入」になれば問題ありませんが、途中で漏電ブレーカーが再び落ちた場合は、触っていた安全ブレーカーの部分で漏電が発生しています。この場合は、漏電箇所の安全ブレーカーを「切」にした状態で、電力会社等に問い合わせましょう。

安全ブレーカー

安全ブレーカーが落ちた場合は、回路の場所を特定した上で、使用している電化製品の数を減らします。その上で、安全ブレーカーを引き上げ、問題がないかチェックしましょう。

まとめ

横浜や東京で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフまでお問い合わせください。お客様のご希望を伺い、理想の物件をご提案いたします。

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