学生必見!敷金礼金なし賃貸物件の探し方と注意点

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新生活を始めるにあたって、住む場所はとても重要です。 特に学生にとって、家賃や初期費用は大きな負担ですよね。そんな学生さんにおすすめなのが、敷金礼金なしの賃貸物件です。今回は、敷金礼金なし物件のメリット・デメリット、そして探し方から注意点まで徹底解説します。この記事を読めば、あなたにぴったりの物件がきっと見つかるはず! 賢く物件を選んで、快適な学生生活を送りましょう。

賃貸契約時に支払う敷金礼金は家賃5~6か月分が目安

賃貸物件を借りる際、家賃以外にも様々な費用がかかることを知っていますか? 特に、敷金と礼金は大きな負担となることが多いです。

敷金は、部屋を借りる際に家賃の1~2ヶ月分を大家さんに預けるお金です。退去時に、部屋の修繕費用を差し引いた金額が返金されます。敷金なしの物件もありますが、退去時の費用負担が大きくなる可能性があるため注意が必要です。

礼金は、部屋を借りる際に、大家さんに支払う謝礼金です。一般的に家賃の1~2ヶ月分程度が目安ですが、敷金とは違い礼金は返金されません。

敷金や礼金の費用を合計すると、家賃の5~6ヶ月分、あるいはそれ以上になることもあります。

なぜ学生に敷金礼金なし物件が人気なのか?

学生にとって、敷金礼金は大きな負担です。 特に、初めて一人暮らしをする場合や、仕送りの少ない学生にとっては、少しでも費用を抑えたいと考えるのは当然でしょう。

まず、敷金礼金が不要になれば、その分を引っ越し費用や新生活の準備費用に充てることができます。また、仕送りで生活している学生の場合、敷金礼金は親御さんの負担になります。敷金礼金なしの物件を選ぶことで、親御さんの負担を減らすことができるのです。

敷金礼金なし物件ならいくら初期費用が安くなる?シミュレーション例をご紹介

ここで、家賃6万円の学生向け物件を借りる場合、敷金礼金あり・なしで初期費用がどれだけ変わるのかを簡単にシミュレーションしてみましょう。

【前提条件】

  • 家賃:6万円
  • 敷金:家賃1ヶ月分
  • 礼金:家賃1ヶ月分
  • その他費用
    仲介手数料:家賃1ヶ月分+消費税
    火災保険料:15,000円/年
    前家賃:1ヶ月分

【敷金礼金ありの場合】

  • 敷金:6万円
  • 礼金:6万円
  • 仲介手数料:6.6万円
  • 火災保険料:15,000円
  • 前家賃:6万円
  • 合計:25.1万円

【敷金礼金なしの場合】

  • 敷金:0円
  • 礼金:0円
  • 仲介手数料:6.6万円
  • 火災保険料:15,000円
  • 前家賃:6万円
  • 合計:12.6万円

上記シミュレーションでは、敷金礼金なしの場合、初期費用が12.5万円安くなることがわかります。あくまで一例であり、物件や不動産会社によって費用は異なりますが、それでも初期費用を大幅に抑えられるのは大きな魅力です。

敷金礼金なし物件のメリット・デメリット

敷金礼金なし物件には、以下のようなメリット・デメリットがあります。

メリット

  • 初期費用を抑えられる
  • 浮いたお金を生活費や趣味に使える

敷金礼金なし物件の最大のメリットは、何と言っても初期費用を大幅に抑えられること。通常、家賃の数ヶ月分が必要となる敷金と礼金が不要になることで、引っ越し費用や新生活の準備費用に充てることができます。

さらに、浮いたお金は生活費や趣味に使えるのも大きな魅力です。食費や交際費、教材費など、何かと出費のかさむ学生生活において、経済的なゆとりを生み出すことは非常に重要です。

たとえば、浮いたお金で欲しかった家具を購入したり、旅行に出かけたりすることも可能です。賢く節約することで、より豊かな学生生活を送ることができるでしょう。

ただし、敷金礼金なし物件には注意点もあります。退去時の費用負担が大きくなるケースもあるため、契約内容をしっかりと確認することが大切です。

デメリット

  • 退去時のトラブルが多い
  • 礼金なし物件は家賃が高めに設定されている場合がある
  • 敷金なし物件は修繕費用の負担が大きい場合がある

特に退去時のトラブルは、敷金なし物件で多く見られるケースです。通常、敷金は退去時の修繕費用に充当されますが、敷金なしの場合、退去時に高額な修繕費用を請求されることがあります。

また、礼金なし物件は家賃が高めに設定されている場合もあります。礼金相当分が家賃に上乗せされている可能性があるため、周辺の家賃相場と比較検討することが重要です。

さらに、敷金なし物件は修繕費用の負担が大きいという点も考慮しましょう。入居中に部屋の修繕が必要になった場合、敷金があれば大家さんが負担してくれるケースでも、敷金なしの場合は自己負担となる可能性が高まります。

これらのデメリットを回避するためには、契約前に退去時の費用負担についてしっかりと確認し、家賃設定が相場と比べて適切かを確認することが大切です。また、入居前に物件の状態を細かく確認し、気になる点は不動産会社に伝えるようにしましょう。

敷金礼金なし物件の探し方

敷金礼金なし物件を探す方法はいくつかあります。

  • 不動産ポータルサイトの活用

SUUMOやHOME’Sなどの不動産ポータルサイトで、「敷金礼金なし」の条件で検索できます。

  • 大学の紹介

大学の学生課や生協などで、学生向けの賃貸物件を紹介している場合があります。

  • 学生向け賃貸情報誌

学生向けの賃貸情報誌やフリーペーパーも、敷金礼金なし物件の情報が掲載されていることがあります。

  • 不動産会社に直接相談する

不動産会社に直接相談し、学生向けの敷金礼金なし物件を紹介してもらうのも良いでしょう。

敷金礼金なし物件を選ぶ際の注意点

敷金礼金なし物件を選ぶ際は、以下の点に注意しましょう。

退去時の費用負担

敷金なしの場合、退去時に高額な修繕費用を請求されるケースがあります。 契約前に、退去時の費用負担についてしっかりと確認しましょう。特に、修繕費用の負担区分や、原状回復の範囲について明確にすることが重要です。

契約内容の確認

契約書の内容をしっかりと確認し、不明な点は不動産会社に質問しましょう。特に、退去時の原状回復義務や、修繕費用の負担区分について明確に記載されているかを確認することが重要です。 また、契約期間や更新条件、解約時の違約金なども確認しておきましょう。

建物の状況

建物の築年数や設備の状態を確認しましょう。 古い建物の場合、修繕が必要な箇所があるかもしれません。特に、水回りや電気系統、空調設備などは、入居前にしっかりとチェックすることが大切です。 また、耐震性や防音性など、建物の構造に関わる部分も確認しておくと、より安心して生活できます。

周辺環境

大学からの距離や、周辺の生活環境 (スーパー、コンビニ、病院など) を確認しましょう。特に、大学までの交通手段や所要時間、周辺の治安状況は、学生生活の質を大きく左右する要素です。 また、図書館や公園など、学生にとって有益な施設が近くにあるかどうかも確認しておくと、より快適な学生生活を送ることができます。

まとめ

敷金礼金なし物件は、初期費用を抑えたい学生にとって魅力的な選択肢です。 しかし、退去時のトラブルや家賃設定など、注意すべき点もあります。メリットばかりに気を取られるのではなく、デメリットにも目を向けて最善の選択をしてください。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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