一人暮らしにソファはいらない?ソファのデメリットや代用できるアイテムとは

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 自宅でくつろぎたい人はもちろん、おしゃれな暮らしに憧れる人にとってもソファは魅力的に見えるものです。一方で、一人暮らしにソファはいらないのでは?と悩んでいる人も少なくないでしょう。今回は、一人暮らしでソファを置くメリットやデメリット、ソファ代わりにおすすめしたいアイテムなどをまとめてご紹介します。

一人暮らしにソファはいらない?後悔する理由・デメリット9つ

 一人暮らしにソファは必要なのか?いらないのか?まずは、ソファを購入して後悔しがちな理由についてご紹介します。

部屋が狭くなる・一部が塞がる

 一人暮らし用の部屋の大きさはさまざまですが、一般的には20㎡〜25㎡が平均的な広さとされています。そして、一人掛けソファなら幅60cm〜90cm・奥行80cm〜90cm、二人掛けソファなら幅140cm〜160cm・奥行80cm〜90cmとサイズが大きいため、部屋に置けば必然的に部屋が狭くなるでしょう。

購入後や引越し後の搬入が大変

 ソファは大型家具なので、部屋に搬入するだけでも大変です。特に、高層階に住んでいる場合は部屋にソファを運ぶのが困難になるため、業者に依頼すれば搬入時の費用がかさむ可能性もあります。

ソファを使う頻度が少ない

 ソファを購入したにも関わらず、床生活がメインだったり、ベッドでくつろぐ時間が多かったりするなどでソファを使う頻度が少なくなる人もいます。ソファもベッドもどちらもリラックスするためにあるものなので、片方を使えば片方を使わなくなるのも自然な流れです。身体を横にすることができるベッドに比べると、ソファの使用頻度は少なくなるでしょう。

処分するときにお金がかかる

 ソファを購入・搬入したのはいいものの、いざ回収・処分しようとすれば高額な費用がかかる場合があります。車を所有しておらず、運搬を手伝ってくれる人がいなければ自分でリサイクルショップに持ち込んだり、欲しい人に簡単に譲ることはできないでしょう。

 ちなみに、ソファを自治体の粗大ごみに出せば1,000〜3,000円ほどで回収してもらうことができ、回収業者に回収・処分を依頼すれば7,000円から12,000円ほどの費用がかかります。ただ、業者に頼めばソファ以外の粗大ごみも一緒に処分してもらえることもあるので、まとめて処分したいものがある場合には便利です。

掃除やメンテナンスに手間がかかる

 ソファの下にはホコリや髪の毛が溜まりやすいですが、いざ掃除をしようとしても大きくて重量のあるソファを動かすのは大変です。また、汚れ対策として定期的に防水スプレーを吹きかけなくてはならなかったり、汚れが目立ちやすい色のソファならまめに掃除したりする必要があるため、手間がかかります。

単純に購入費用がかかる

 これから一人暮らしを始める人にとっては、賃貸契約時に支払う初期費用に加えて家具や家電、日用品を一式購入する費用がかかります。引っ越す場所にもよりますが、一人暮らしでも数十万の出費が必要になるでしょう。

 そして、ソファもタイプや大きさによって値段は異なりますが、安いタイプのソファでも数万円は下りません。予算がギリギリで当面の生活費にも影響するようであれば、余裕ができるときまでソファの購入を我慢するのが無難です。

服や雑誌を置いて散らかしてしまう

 一人暮らしだと部屋を片付けるのも自分次第なので、ソファが部屋にあるとつい服や雑誌を投げてしまう場面もあるでしょう。気がつけばソファが物置になり、本来の使い方ができなくなるケースも。ソファを置くことで部屋を圧迫している状態ならなおさらです。

テレビとの距離が近くなる

 部屋数が少ない一人暮らしだと、テレビの正面にソファを配置することもよくあります。狭い部屋にソファを置く、またテレビが大きいことによりテレビとの距離が近くなり、目が疲れやすくなることも珍しくありません。ちなみに、テレビからの最適位置はテレビ画面の高さ×3と言われています。

部屋の動線が悪くなる

 一人暮らしの場合、ワンルームから1Kほどの間取りが多く部屋数が少ないため、ソファを置くだけでも動線が悪くなりがちです。6畳ほどの部屋にソファを置けば、通路が塞がってストレスが溜まることもあるでしょう。人が通れる隙間(約60cm)さえ確保できないと、日常生活で不便を感じる場面も多くなります。

一人暮らしにソファを置くメリットもある

 一人暮らしの部屋にソファを置くと、場所が取られて圧迫感があったり次第に使わなくなったりするケースはありますが、ソファを置くことで得られるメリットもきちんとあります。

部屋がおしゃれになる

 ソファにもさまざまな種類がありますが、部屋のテイストに合わせたソファを設置することでおしゃれな雰囲気を楽しむことができるでしょう。もしソファを購入するなら、部屋の色やテイストに合わせた素材・色を意識しましょう。

来客の際に役立つ

 普段から床生活をしていると、来客時にどこへ座ってもらうか悩む可能性がありますが、ソファがあれば来客時の対応もスムーズにできる上に居心地良く過ごしてもらうことができ、大変便利です。

自分がくつろげる

 単純に、床にそのまま座るよりもソファに座ったほうがゆったりくつろげます。ベッドでついダラダラ過ごしてしまう人でも、ソファを置くことでメリハリのある生活を送ることができ、快適です。

一人暮らしならソファがなくてもこんな生活ができる

 ソファのある暮らしもたしかにおしゃれで快適ですが、居住スペースが限られている一人暮らしならソファのない床生活もおすすめです。ソファのない暮らし、そのメリットはどこにあるのでしょうか?

生活スペースがコンパクトになり快適に

 ソファの種類にもよりますが、背の高いソファを選ぶと圧迫感が生まれて部屋が’狭く感じます。しかし、ソファを置かない床生活なら生活スペースが床に近い位置になるので、背の高い家具を置く必要がなく生活スペースもコンパクトになります。また、背の低い家具を置けば視界も広がり開放感も生まれるでしょう。

掃除しやすく整理整頓もしやすい

 床生活だと背の低い家具が中心となるため、家具の下にゴミやホコリが溜まる心配が少ないです。また、家具の移動も楽になるため掃除しやすく整理整頓もしやすくなります。

一人暮らしのソファ代わりになるアイテム

 ソファの代わりになるアイテムがあれば、より快適でくつろげる部屋づくりが楽しめます。最後に、一人暮らしの人にこそおすすめしたいソファ代わりのアイテムを5つご紹介します。

 ベッドに取られるスペースを省きながらソファとして活用できるソファベッドは、一人暮らしの部屋に最適です。デザイン性が高いソファベッドも増えているので、インテリアも楽しめます。

リクライニングできる座椅子

 リクライニング仕様の座椅子なら、ソファのように身体をもたれることができて快適です。加えて移動しやすく好きな場所に使用できるのもポイント。折りたたみタイプなら、クローゼットやデッドスペースを活用して収納できるので便利です。

身体を包み込んでくれるビーズクッション

 ビーズクッションは一人用に作られているもので、移動しやすく好きな場所におけるのが魅力です。ソファとはまた違う心地よさに加え、大型でも重量が少ないので収納や処分にも手間がかかりません。

寝具が収納できるクッションカバー

 布団などの寝具が収納できる大型のクッションカバーなら、布団を使わないシーズンでもクッションとして利用できるので便利です。おしゃれなデザインも多く、収納グッズでありながらインテリアになります。ビーズクッションや座椅子を収納する場所がなくても、クッションカバーなら部屋の中に設置しやすいです。

仕事や勉強で利用できるオフィスチェア

 家で仕事や勉強をする機会が多い人なら、リクライニングタイプのオフィスチェアをソファ代わりにする方法もおすすめです。リラックスするのはもちろん、勉強や仕事も一つでまかなえるので効率的。高価な製品も多いですが、場所を取ることもなく一人暮らしにぴったりです。

まとめ

 一人暮らしの部屋は非常にコンパクトなので、ソファを置くのに躊躇する人も多いでしょう。特定のソファが欲しいとなれば話は別ですが、快適性を求めるために購入したいならソファ以外の選択肢も考慮してみてください。ソファ代わりになるアイテムはいくらでもあるので、自分の好みやライススタイルに合わせて選んでみましょう。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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