高校生のひとり暮らしはできる?

ひとり暮らしを始めるタイミングはさまざまありますが、大学進学や就職に合わせてスタートさせるのが一般的です。ただ、家庭の事情や遠方の学校に通う場合は、高校生でひとり暮らしをする方もいるでしょう。

今回は、高校生のひとり暮らしについて、そもそも可能なのかどうかや、実際にひとり暮らしをする場合の流れについてご紹介します。高校生でひとり暮らしを検討している場合は、ぜひ参考にしてください。

高校生のひとり暮らしは可能?

まず、結論から申し上げると、高校生など未成年であってもひとり暮らしは可能です。20歳以下の未成年は、法律上「契約を結ぶ」ことができないため、親権者などの承諾が必要ではあるものの、高校生でもひとり暮らしは可能です。

実際、平成27年度の国勢調査によると、15歳〜19歳の7%がひとり暮らしをしているようです。15歳から19歳は全員が高校生ではありませんが、高校生も一部ひとり暮らしをしていることがわかります。

ひとり暮らしについては、こちらの記事でもまとめていますので、ぜひご確認ください。

高校生のひとり暮らしが難しいとされる理由

高校生のひとり暮らしは可能ではあるものの、一般的には難しいとされています。こちらでは、その理由をご紹介します。

親権者の同意が必要になる

高校生がひとり暮らしをする場合、まずハードルとなるのが「親権者の同意」です。前述の通り、高校生をはじめとした未成年者は、自分で契約することができないため、親権者の同意を得る必要があります。これは、本人が契約者になる場合でも、親権者を契約者にして高校生が住む場合でも同様です。

親子間でしっかりと話し合いが行われていて、すでに同意を得ている場合は問題ありませんが、高校生からひとり暮らしをすることに難色を示す方も多いでしょう。後のトラブルを防ぐためには、まず親権者に「ひとり暮らしをしたい」旨を伝えて、同意を得たうえで一緒に不動産会社を訪れるのがおすすめです。

生活費を賄うことが難しい

高校生のひとり暮らしにとって、次のハードルとなるのが「お金」です。ひとり暮らしをするためには、毎月一定の費用がかかります。毎月の家賃はもちろん、食費や交通費などの「生活費」も必要です。

家賃や生活費をすべて親権者が賄ってくれる場合は別ですが、アルバイトなどをして自分で賄う必要がある場合は、学校生活に支障が出る可能性があり現実的ではありません。本業であるはずの学業に時間を割くことができず、本末転倒になってしまう可能性があります。

高校生がひとり暮しする場合は、お金の面をクリアする必要があるでしょう。

トラブルに対応できない可能性がある

ひとり暮らしをしていると、さまざまなトラブルが発生する可能性もあります。泥棒や強盗などの被害だけでなく、第三者のトラブルに巻き込まれるケースも否定できません。

未成年の場合、法律に関する知識やトラブルへの対応力がまだ未熟の可能性が高く、ひとりではなかなか解決できません。高校生がひとり暮らしする場合は、トラブルに巻き込まれないための対策はもちろん、巻き込まれたときの相談先についても確認しておく必要があるでしょう。

高校生がひとり暮らしをする場合の流れ

高校生がひとり暮らしする場合、さまざまな懸念点はあるものの、適切な手順を踏むことで可能になります。高校生がひとり暮らしを始める場合の主な流れは、以下の通りです。

  1. 親権者に許可をもらう
  2. 生活費の確認をする
  3. 予算をもとに部屋を探す
  4. 大家さんに確認する

高校生がひとり暮らしをする場合は、まず親権者に許可をもらいましょう。見切り発車で物件を探しても、最終的に許可をもらえなければ家を借りることができません。最初に許可をもらっておくことで、心置きなく部屋探しができます。

次はお金についての確認です。家賃はどの程度が妥当か、生活費はどのくらいかかるのか、アルバイトをするのかなど、お金の面についての確認を行いましょう。

次は、先ほど決めた予算をもとにお部屋を探します。不動産会社に高校生がひとり暮らしをする旨や予算など、を伝えると、いくつか条件に合った物件を出してもらえるはずです。内見をしたうえでひとり暮らしをするお部屋を決めましょう。

まとめ

高校生であっても、ひとり暮らしをしなければならないケースはあります。いくつかハードルはあるものの、しっかりと手順を踏めばひとり暮らしも可能です。

高校生に合った物件をお探しの場合は、不動産会社を活用するのがおすすめです。「ネクストライフ」では、さまざまな物件を取り扱っています。お近くでひとり暮らし用の物件をお探しであれば、ぜひ当社をご利用ください。

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