賃貸物件の入居までの流れ|見学から契約まで
就職や進学を機に一人暮らしをする場合など、初めて賃貸物件を契約する際は、その流れを理解しておかないとスムーズに進まない可能性があります。賃貸物件の契約はそれほど複雑ではないものの、工程がいくつもあるため、事前の準備が欠かせません。
そこで今回は、賃貸物件の入居までの流れを、見学から契約に至るまで細かくご紹介します。初めて賃貸物件をお探しの場合は、契約の流れについて不安がある場合は、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
賃貸物件探しに最適な時期
賃貸物件の入居までの流れは、時期によって変動することはありません。閑散期であっても繁忙期であっても、基本的には同様の流れに沿って行われます。
しかし、繁忙期は不動産会社を訪れる方も多く、良い物件から早く決まってしまうため、迅速な対応が欠かせません。そこで、賃貸物件探しに適した時期について理解しておくことが大切です。
1〜3月:出回っている物件の数が多い時期
1〜3月は不動産業界の繁忙期と呼ばれる時期であり、物件数がもっとも多く出回っている時期です。ライバルも多いですが、数多くの物件の中から探すことができるため、理想の物件を見つけやすいのが魅力。
ただし、少しでも後れをとってしまうと先に契約されてしまうため、できるだけ早く動き出すことが大切です。不動産ポータルサイトなどで良いと思う物件を見つけたら、すぐに連絡をとって内見に向かいましょう。
4〜8月:落ち着いて物件を探せる時期
4〜8月は引っ越しをする方が減少し、不動産業界が少し落ち着きを見せる時期です。そのため、ゆっくりとお部屋を確認して理想の物件を探したいという方に最適です。ただし、繁忙期と比べると出回っている物件数が減る傾向にあるため、根気よく物件を探す必要があります。
9〜12月:長期戦を覚悟する時期
急いで引っ越しをする必要がなく、時間がかかっても良いから理想の物件に出会いたい場合には9〜12月から動き始めるのが良いでしょう。この時期はあまり物件が出回らず、契約する方も少ないため、ゆっくりと物件を探すことができます。そして、11月や12月になると徐々に退去者が増えるため、それを一つひとつ確認していくのです。1〜3の繁忙期を迎える前に良い物件を見つけられると、早いもの勝ちの競争に巻き込まれずに済みます。
賃貸物件の入居までの流れ
前述の通り、賃貸物件の入居までの流れは、どの時期であっても基本的に変わりません。しかし、繁忙期は混雑するため、少しでも後れをとるとその間に物件を契約されてしまう可能性があります。そのため、下記のような契約までの流れを理解しておくことが大切です。
住みたい物件の調査を始める
まずは、住みたい物件の調査を始めましょう。不動産ポータルサイトで住みたい部屋の条件を入力して調べたり、予算を決めた上で不動産会社を訪れたりするのが基本です。
予算以外には、「駅からの距離」「間取り」「築年数」「妥協ポイント」「周辺環境」などを決めておくと良いでしょう。特に、妥協ポイントを決めておくのは重要です。完璧に理想に当てはまる物件は少ないため、妥協ポイントを決めておくと選べる物件の範囲が広がります。
気になる物件を内見する
気に入った物件を見つけたら、不動産会社に問い合わせて内見をお願いしましょう。内見とは、空き物件の中を実際い見に行く工程のことで、不動産会社の担当者と一緒に向かうのが基本です。
賃貸物件の契約自体は内見を行わなくても可能です。本当に気に入った物件で繁忙期など時間がない場合は、内見なしで契約しても良いですが、基本的には内見をして内部を確認したほうがトラブルが少なくて安心です。また、最近はオンライン内見を実施している不動産会社も多いため、距離的に内見が難しい場合でも物件を確認することができます。
不動産会社で申し込み・審査を行う
内見した物件の中から「これだ!」という部屋を見つけたら、不動産会社に申し込みを行い、入居審査に進みます。入居審査では、希望者の「勤務先」や「年収」「勤続年数」「連帯保証人の有無」などの情報をもとに「この人に部屋を貸しても大丈夫か」を審査します。
申し込みから審査完了までの期間は物件によって異なりますが、早いと即日、遅い場合でも1週間以内には行われます。審査が完了すると不動産会社から連絡が届きますので、しばらく待ちましょう。
実際に契約する
審査に通ったら、実際に契約手続きへ移行します。賃貸借契約の手続きでは、宅地建物取引士(宅建士)による重要事項説明が行われるのが特徴です。重要事項説明とは、賃貸借契約の重要部分について「貸す側(不動産会社)」と「借りる側(入居者)」で確認する作業です。そのため、不動産会社ではなく大家さんと直接交渉して部屋を借りる場合には行われません。
契約が完了したら引っ越し準備を進めよう
契約手続きがすべて完了したら、入居日に鍵の引き渡しを受けて新生活をスタートさせます。物件によっては即日入居可能な部屋もあるため、その場合はすぐに住み始めることができます。
入居日まで時間がある場合は、引っ越し会社を手配したり荷物をまとめたりして、新生活への準備を進めましょう。インターネットやガス、電気、水道の契約も必要です。不動産会社によってはサポートしてもらえる場合もあるため、契約時に尋ねてみるのがおすすめです。
まとめ
賃貸物件の契約は、タイミングによっては早いもの勝ちになるケースが少なくありません。特に繁忙期と呼ばれるシーズンでは、できるだけ早い対応が望まれます。今回の契約の流れを事前に理解しておき、ライバルに後れをとらないようにしましょう。横浜や東京で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフをご利用ください。契約の流れを丁寧に説明し、初めてのお客さまでも安心してご利用いただけるようサポートいたします。