不動産投資は自己資金100万円からでも始められる!

不動産投資をはじめとした「資産運用」の必要性は理解しているものの、「多額の資金が必要だから」と避けている方も多いのが現状です。

しかし、自己資金100万円からでも始められる不動産投資があることをご存知でしょうか。

今回は、少額の資金でスタートできる不動産投資についてご紹介します。

資産運用の必要性

今まで資産運用について考えたことのない方のなかには、「資産運用=怖いもの」というイメージをもっている方も少なくありません。

そもそも、なぜ今の時代に資産運用が必要なのでしょうか。

超低金利時代

資産運用は、「お金を使ってお金を増やす」方法です。

今までお金を増やす方法として活用されていたのが、「労働」と「貯蓄」でした。労働は、今後も変わらず重要な手段となるでしょう。

貯蓄については、銀行にお金を預けることで「金利」が発生し、手持ちのお金を増やすことができていました。

しかし、近年は「超低金利時代」といわれ、100万円を銀行に預けても1年で数円~数十円しか増えません。

銀行に預けてお金を増やす時代は終わった、といって良いでしょう。

そこで登場しているのが、不動産投資をはじめとした新たな資産運用です。

労働でお金を増やすことも重要ですが、お金に働いてもらってお金を増やす方法も考える必要があります。

給与水準の低迷

リーマンショックの発生した2009年以降、給与水準の低迷が続いています。

徐々に回復基調ではありますが、まだ以前の水準までは戻ってきていません。

給与水準が戻らないのであれば、自ら新しい収入源を作るのが効果的です。不動産投資は、そのひとつの方法として注目を集めています。

高齢化社会

日本は世界でも類を見ない「超高齢化社会」と呼ばれています。

その結果、年々年金の支給額が減少しており、現役世代がどの程度の金額を年金で受け取ることができるのかは不透明です。

そこで、年金に頼らない資産形成の需要が高まっており、不動産投資に注目が集まっているのです。

資産形成の重要性については、こちらの記事でも解説しています。

退職金の減少

大卒者の退職金の平均額は、年々減少しています。平成15年には2,500万円前後でしたが、平成30年には1,788万円前後になっています。

これには、終身雇用制度が崩壊しつつあることや転職をする方が増えたことなど、さまざまな要因が関係しています。

しかし、退職金としてもらえる金額が減っている以上、退職金に頼ることのない老後の資産形成が必要です。

従来の不動産投資の特徴

上記のような要因から、資産運用として不動産投資に注目が集まっています。

しかし、従来の不動産投資には下記のようなイメージが強く、二の足を踏んでいる方もいるでしょう。

こちらでは、従来の不動産投資の特徴をご紹介します。

潤沢な資金が必要

不動産投資といえば、やはりお金がかかるイメージが強いでしょう。

ワンルームマンションを購入する場合でも、最低数百万円の資金が必要になりますし、都心となると数千万円から数億円かかるケースもあります。

また、多額の資金を用意できても、回収するまで時間がかかるイメージがあります。

順調に入居者を獲得できても数年、長い場合は20~30年かけて利益を生み出していきます。一方で、長期になればなるほど物件価値が下がりやすいというデメリットも抱えています。

ローンを組む必要がある

不動産投資に必要な資金を一括で用意できる方はそれほど多くありません。

そのため、不動産投資を行う場合は金融機関でローンを組むなどして、資金調達をするのが一般的です。

ローンはあくまで借金であるため、利子も発生しますし、スケジュールどおりに返済する必要もあります。

金融機関から融資を受けることで、少額の自己資金で大きな家賃収入を得る機会になるのは事実ですが、さまざまなリスクもあるため慎重な判断が求められます。

空室・滞納・修繕などさまざまなリスクがある

不動産投資では、物件購入後にも空室や家賃の滞納、大規模修繕などさまざまなリスクが考えられます。

管理業務を専門に行なっている会社に業務を委託したりすることで、リスクを最小限に抑えることはできますが、完全にゼロにはできません。

投資には一定のリスクがつきものとはいえ、不安に抱えている方も多いでしょう。

100万円から始められる不動産投資

不動産投資は一定のメリットがある一方で、さまざまな懸念点もあります。

リスクを最小限に抑えるためには、自己資金をできるだけ減らして投資を始めたいところです。

こちらでは、100万円から始められる不動産投資をご紹介します。

不動産小口化商品

不動産小口化商品とは、不動産を小口に分割して複数の投資家が出資する投資商品です。

共同出資のため利益を分配することになりますが、個人では購入が難しい高額の物件でも少額で投資できるのが魅力です。

都心の新築マンションなど、安定した利回りを確保したい場合に使用したい投資商品です。

不動産クラウドファンディング

不動産クラウドファンディングとは、不動産の購入費用やリノベーション費用などへの出資を広く投資家へ募集し、出資金に応じて収益の一部が還元される仕組みです。

株式会社の株式発行に似た制度で、投資家は1万円など少額から投資できるのが最大の魅力です。

不動産投資に興味はあるものの、大きなお金を出資するのには抵抗がある、という方は、まずクラウドファンディングから始めてみても良いかもしれません。

不動産投資信託

不動産投資信託(REIT)とは、投資家から資金を集め、それを元手に投資法人が不動産投資を行う仕組みです。「リート」と読みます。

多くの投資家から集金したうえで不動産運用を行うため、ひとりあたりの負担は少なく、数万円程度から出資できます。

不動産投資信託については、こちらの記事でも解説しています。ぜひご覧ください。

まとめ

今後のことを考えると、資産形成はすべての人にとって重要です。

不動産投資は多くの自己資金が必要なイメージがあり、二の足を踏んでしまう方も少なくありません。

しかし、不動産投資には少ない資金から始められるものもあります。これを機会に自分にあった方法を探し、ぜひ検討してみてください。

 

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