バルコニーがない物件は洗濯が不便?
アパートやマンションについていることの多いバルコニー。しかし、なかにはバルコニーがなく洗濯の際に困ることもあります。
今回は、バルコニーのメリットやデメリットを解説し、バルコニーの必要性について考えます。
バルコニーのある物件のメリット
賃貸アパートやマンションは、その物件によっても異なるものの、バルコニーがついている物件は少なくありません。その理由はどこにあるのでしょうか。
こちらでは、バルコニーのある物件のメリットをご紹介します。
眺望・日当たりが良い
バルコニーには日差しを遮る屋根が設置されていないため、部屋の中に日光が十分降り注ぎます。部屋の向きにもよるものの、冬でも暖かく生活することができます。ただし、部屋の近くに高い建物があると日光が遮られる可能性があるため、内見時に確認しておくことが大切です。
部屋の方角に応じた特徴は、こちらの記事でご確認ください。
部屋が広く見える
バルコニーのある物件は、室内からバルコニーまでがひとつのスペースのように見えるため、視覚的効果によって部屋が広く見えるのも特徴です。とくに、ルーフバルコニーの床と部屋の床の素材やカラーが統一されていると、より広い印象を受けます。
バルコニーのスペースを有効活用できる
バルコニーがあると、ガーデニングや休憩スペースなど有効活用できるのもメリットです。大きな庭、とまではいきませんが、ある程度のことであればバルコニーで行うことができます。
バルコニーの活用方法については、以下の記事をご確認ください。
洗濯物や布団を干すことができる
バルコニーは洗濯物や布団を干す場所としても利用することができます。実際、この用途でバルコニーを活用している方がもっとも多いのではないでしょうか。日当たりの良い物件であれば、夏場などは午前中だけで洗濯物が乾くことも珍しくありません。
災害時の避難場所になることも
バルコニーは、災害時の災害場所として利用されることもあります。玄関から外に出るのが難しい場合、バルコニーに出て助けを求めたり、避難はしごなどを使って脱出したりするケースもあります。
バルコニーのある物件のデメリット
一方で、バルコニーのある物件には特有のデメリットがあります。こちらでは、ベランダのあるお部屋のデメリットをご紹介します。
定期的に掃除が必要
バルコニーは、風の影響で近隣のゴミが飛んできたり、鳥のフンや虫の死骸が落ちていたりすることがあるため、清潔な状態で保つには定期的な掃除が欠かせません。掃除が苦手な方やズボラな方にはあまり向いていないかもしれません。
防犯面でデメリットに働く可能性がある
バルコニーがある場合、部屋の中が見えにくくなるため、防犯面で優れていると感じている方もいるでしょう。しかし、実際は「部屋の中が見えにくい」ということは、「部屋に侵入した犯人の隠れ場所になる」ということでもあります。
そのため、バルコニーがあることで、かえって防犯面でデメリットに働く可能性があります。ベランダのある物件を選ぶ場合は、手すりが柵状のタイプの部屋を選ぶのがおすすめです。その他には、センサーライトなどを設置し、侵入しづらい環境を整えることも大切です。
賃貸物件の防犯対策については、以下の記事でも解説しています。
細かい規則があることがある
バルコニーは、賃貸物件によっては細かい規則が定められていることがあります。バルコニーは賃貸物件の共有部分とされており、入居者が自由に使用できるわけではないためです。バルコニーがある場合は、入居前にそのルールについて確認しておくことが大切です。
バルコニーのない物件の洗濯事情
バルコニーのない物件でもっとも意識しなければならないのが、洗濯の方法です。こちらでは、バルコニーのない物件での洗濯のポイントを2つご紹介します。
最新の部屋干し用洗剤を活用しよう
バルコニーのない物件で洗濯物を干す場合、室内に干す必要があります。このとき重要になるのが、洗濯用洗剤の選び方です。最新の室内用洗剤は、抗菌・消臭効果が強いものが多く、それを活用することで、室内でも嫌な匂いを発生させにくくなります。また、洗剤での色落ちを防ぐには、蛍光増白剤フリーの存在を選ぶことも大切です。
衣類乾燥機を活用しよう
室内で洗濯物を干す場合、どうしても外に干すより乾きにくくなってしまいます。そんなときは、乾燥機付き洗濯機や浴室乾燥機などを活用するのがおすすめです。これらの最新機器を使用すれば、洗濯物の乾きにくい冬でも安心です。
まとめ
バルコニーのある物件は、一見すると便利に見えますが、防犯面などのデメリットも抱えています。賃貸のお部屋では、使用方法を制限される可能性もあるため、比較検討したうえで選ぶことが大切です。