ファミリー以外にも!4LDKに向いている人はどんな人?

賃貸物件を契約する際、重視する項目は人それぞれです。そして、そのなかのひとつが「間取り」です。都市部か地方かによっても異なりますが、ワンルームや1DK・1LDKといった物件が一般的によく選ばれています。

しかし、なかには特に広い間取りの物件を探している方も多いのではないでしょうか。そこでご紹介するのが「4LDK」の物件です。数は多くないものの、広い間取りを希望している方にはおすすめです。4LDK物件の特徴や、3LDKとの違いなどご紹介します。

 

4LDKとはどんな物件なのか?

あまり見かけることのない4LDKの物件ですが、L(リビング)D(ダイニング)K(キッチン)とは別に個室が4部屋ある間取りの物件を指します。個室が4部屋あるため、物件の専有面積は大きくなる傾向にあります。ひとり暮らしではなく、ファミリーやシェアハウスなどに使用されるケースも珍しくありません。

また、アパートやマンションの場合、4LDKの部屋は角部屋に設けられていることが多いです。角部屋は採光部が多いため、部屋数の多い4LDKの物件でも十分な明るさを確保できます。

メゾネットタイプについて

4LDKには、2階や3階のあるメゾネットタイプの間取りもよく見られます。メゾネットタイプとは、住戸内が2階層以上に分かれている物件を指します。つまり、部屋の中に内階段のあるマンションやアパートをメゾネットタイプと呼ぶのです。

ただ、賃貸アパートでよく見られる「ロフト」とは異なります。あくまで2階や3階といった部屋が複数階層に分かれているものをメゾネットタイプと呼びます。メゾネットタイプの物件は数が少なく、希少性が高いため、人気の高い物件のひとつです。

メゾネットタイプの物件は、部屋が複数階層に分かれているため、開放的な空間が作りやすく、通風や採光の点で他の物件より優秀といえます。一方、室内に階段を設けなければならないため有効面積が減ってしまうというデメリットもあります。また、車いすの方が家族いる場合のように、バリアフリーが必要な物件には適していません。小さなお子さんのいる家庭では、階段での転落事故にも気をつけなければならないでしょう。

 

4LDKの賃貸物件はある?

多彩なライフスタイルを叶えられる4LDKですが、その数は決して多くありません。インターネット上で4LDKの物件を探してみると、都内では1%以下という数字になります。地方や郊外であれば、スペースを必要とする4LDKを見つけられる可能性も高まりますが、それでも希少な物件といえるでしょう。

どうしても4LDKの物件に住みたいという方は、地域の不動産屋へ出向き、「4LDK以上の物件に空きが出た場合はすぐに連絡が欲しい。良い物件だったらその場で契約する」と伝えておくのがおすすめです。時間はかかるかもしれませんが、物件に空きが出たらすぐに内見の手はずを整えてくれるですしょう。

 

4LDK物件の4つのタイプ

4LDK物件は、タイプ別に4種類に分かれます。以下では、それぞれの特徴についてご紹介します。

玄関アクセスタイプ

LDKを通らずに、玄関から各部屋へ移動できる間取りの4LDK物件を「玄関アクセスタイプ」と呼びます。個々の部屋を介すことなく移動が可能なため、プライバシー性が高いという特徴があります。受験生のいるご家庭でも安心して生活できます。

リビングアクセスタイプ

4つの居室すべてがリビングを介してアクセスできる間取りの4LDK物件を「リビングアクセスタイプ」と呼びます。各個室が玄関に面しておらず、すべてリビングより奥に配置されています。自分の部屋に戻る際、必ず家族と顔を合わせなければならないため、好みは分かれますがコミュニケーション不足を防ぎたいご家庭にはおすすめです。すべての部屋がリビングでつながっているため、シェアハウスとしても利用されます。

フレキシブルタイプ

LDKに面した2部屋と、玄関に面した2部屋に分かれている間取りの4LDK物件を「フレキシブルタイプ」と呼びます。ひと組の部屋を夫婦で使用し、残りの部屋を子供が使用するケースがほとんどです。ただ、子どもが独立した場合に部屋が空き部屋となる可能性が高いため、将来設計をしたうえで物件を選ぶ必要があるでしょう。

豪邸タイプ

4LDK物件のなかでも、専有面積が200㎡を超える広いものを「豪邸タイプ」と呼びます。十分なスペースを確保できるため、気兼ねなく生活できるでしょう。このタイプで暮らす方は、友人を招くためのスペースやパーティールームを設けているケースも多いようです。

 

4LDKに向いている人

4LDKのような広い家に住むイメージができない方も多いかもしれませんが、生活スタイルに合わせて引越すケースも珍しくありません。ここでは、4LDKに向いている方の特徴をご紹介します。

子ども連れのファミリー

やはりもっとも向いているのは子ども連れのファミリーでしょう。将来子どもたちが「自分の部屋が欲しい!」と言い出したときに備えて、広めの4LDKの物件を借りておくのもおすすめです。お子さんの人数が多ければ、4LDKでも部屋数が足りなくなる可能性もあります。

4LDKの物件であれば、子どもたちの部屋だけでなく、夫婦の部屋も確保できるため、不満を抱えることなく生活できます。

ルームシェア希望の方

複数人でのルームシェアを希望している方にも、4LDKの物件は最適です。ルームシェアすることで、賃料の高い物件もひとりあたりの費用を抑えつつ広い部屋で生活できるためです。

4LDKの物件では、最大4人のルームシェアが可能です。ただし、4LDKの物件に限らず、賃貸物件のなかには「家族以外と同居禁止」としているところもあるため、事前に大家さんや不動産管理会社へ確認しましょう。

書斎や仕事部屋が欲しい方

書斎や仕事部屋・趣味の部屋が欲しい方にも4LDKの物件は適しています。少人数で暮らす場合でも必要になるケースはあるでしょう。

通常の物件でもリビングの隅にPCスペースや趣味のスペースを設けることは可能ですが、4LDKの場合はひと部屋すべてを使えるため、思う存分熱中できます。

 

3LDKでも十分?4LDKが欲しくなるタイミング

4LDKの物件を検討している方のなかには、「3LDKでも十分なんじゃ…?」と思っている方も多いかもしれません。ここでは、4LDKが欲しくなるタイミングをご紹介します。

両親との同居を検討したタイミング

両親や義両親ど同居の話が出たとき、1LDKや2LDKの物件では息がつまってしまい、なかなか踏み出せないことも多いでしょう。4LDKの物件であれば、十分なスペースを確保できお互いのプライベートに干渉することがないため、安心して暮らせるでしょう。

同居する場合でなくとも、孫が生まれて祖父母が訪れるようになると、部屋数に余裕が欲しくなります。予算を考えたうえでの検討をおすすめします。

家族が増えたタイミング

子どもが生まれ、家族が増えたタイミングで広い家へと引っ越す方は多いようです。家族構成によっては3LDKでも十分なケースもありますが、さらに家族が増える予定があるなど、将来を見越して住む家を決める必要があります。

 

まとめ

4LDKの物件は広すぎると思うかもしれませんが、住んでみると必要十分というケースも珍しくありません。自身や家族の生活スタイルに合わせて、ひとつの候補にしてみてはいかがでしょうか。

 

 

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