賃貸でも涼しく快適に!夏バテ知らずの省エネ生活術

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ジメジメした暑い夏は、賃貸暮らしの方にとって悩みの種。「エアコンの電気代が気になるけど、暑さを我慢するのも辛い…」「夏バテはしたくないけど、どう対策したらいいの?」と感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、賃貸物件でも今日から実践できる、電気代を抑えながら夏を快適に乗り切るための省エネ生活術をご紹介します。ちょっとした工夫で、今年の夏は、涼しく健康的に過ごしましょう!

窓の活用で室温コントロール!効果的な日差し対策

夏の暑さ対策の基本は、外からの熱をいかにシャットアウトするか、そして室内の熱をいかに外に出すかです。窓の活用法をマスターして、効率的に室温をコントロールしましょう。

日中の遮熱対策はマスト

日中の強い日差しは、想像以上に室内の温度を上げてしまいます。特に、西日の当たる部屋は、夕方にはムシムシとした暑さに包まれてしまいますよね。ここで、今すぐにでも取り組める遮熱対策を3つご紹介します。

遮光・遮熱カーテンの活用

厚手の遮光・遮熱カーテンは、外からの熱の侵入を約60%以上抑えると言われています。日差しが強い時間帯は閉めておくことで、部屋の温度上昇を防ぎ、エアコンの効きも格段に良くなります。最近ではデザイン性の高いものも増えているので、インテリアに合わせて選んでみましょう。

すだれやグリーンカーテンで窓の外から対策

窓の外側で日差しを遮る「外付けブラインド」や「すだれ」は、窓の手前で熱をカットしてくれるため、室内で使うカーテンよりも高い遮熱効果が期待できます。また、アサガオやゴーヤなどで作る「グリーンカーテン」は、見た目にも涼しく、植物の蒸散作用で周りの温度を下げる効果もあります。賃貸物件でも設置しやすいフックや突っ張り棒を活用して、挑戦してみてはいかがでしょうか。

窓ガラスに遮熱フィルムを貼る

賃貸物件では難しい場合もありますが、管理会社に相談して許可が下りれば、遮熱フィルムを貼るのも効果的です。透明なので部屋の明るさを保ちつつ、紫外線をカットして家具の日焼けも防いでくれます。

風の通り道を作って換気効率アップ

遮熱も大切ですが、室内にこもった熱気を外に出すためには、効果的な換気が欠かせません。ここで押さえてほしい3つのポイントをご紹介しましょう。

対角線上の窓を開ける

部屋に窓が複数ある場合、対角線上の窓を少し開けることで、風の通り道ができて効率的に換気ができます。空気の流れを感じられるだけでも、体感温度はぐっと下がるはずです。

扇風機で空気の循環を促す

窓を開けるだけでは風が通りにくい場合は、窓際に扇風機を置いて外に向けて回すと、室内の熱気を外に押し出すことができます。また、室内の空気を循環させるために、エアコンと併用して活用するのもおすすめです。

朝晩の涼しい時間に換気

日中温度が上がりきる前の早朝や、気温が下がる夜に窓を開けて換気することで、室内の熱気を入れ替え、効率的に部屋を冷やすことができます。

【関連記事】夏の日差し対策!賃貸でできる紫外線カット術とおすすめアイテム

電気代を抑えるエアコン設定と掃除術

「電気代が怖いから…」とエアコンの使用をためらってしまう方もいるかもしれません。しかし、使い方を工夫すれば、無理なく電気代を抑えながら快適に過ごせます。

室温設定は「高すぎず低すぎず」がポイント

環境省が推奨するエアコンの設定温度は28℃です。しかし、無理に28℃に設定する必要はありません。大切なのは、快適と感じる範囲で、なるべく設定温度を上げることです。

無理のない範囲で温度を上げる

体感温度は湿度や風量によっても変わります。28℃が暑いと感じる場合は、27℃や26℃に設定し、扇風機やサーキュレーターと併用して体感温度を下げる工夫をしましょう。設定温度を1℃上げるだけで、約10%の節電効果があると言われています。

自動運転モードを活用する

多くのエアコンには「自動運転」モードが搭載されています。これは、室温を検知して効率的に運転してくれる機能なので、積極的に活用しましょう。

「除湿」より「冷房」の方が電気代がお得なことも

湿度が高い日は「除湿」モードを使いたくなりますが、機種によっては「冷房」の方が電気代を抑えられる場合があります。弱冷房除湿という機能があれば、それを試してみるのもおすすめです。ご自宅のエアコンの取扱説明書を確認してみると良いでしょう。

【関連記事】電気代が高すぎる!?賃貸アパートの電気代が高い理由と原因、対処法

扇風機・サーキュレーターとの合わせ技で効果倍増

エアコンと扇風機やサーキュレーターを併用することで、冷たい空気を効率よく循環させ、設定温度を上げても快適に過ごせます。

冷気を部屋全体に循環させる

エアコンの風向きを水平にし、扇風機やサーキュレーターを上向きに設置することで、下側にたまりやすい冷気を部屋全体に行き渡らせることができます。

サーキュレーターで空気の循環を効率化

サーキュレーターは、扇風機よりも遠くまで風を送る力が強いのが特徴です。部屋の隅に置いたり、窓に向けて使ったりすることで、より効率的に空気を循環させることができます。

定期的なフィルター掃除で節電&快適性アップ

エアコンのフィルターにホコリがたまると、空気の吸い込みが悪くなり、エアコンの効きが悪くなります。

2週間に1回が目安

フィルター掃除は、2週間に1回程度行うのが理想です。フィルターの汚れを落とすだけで、電気代を5〜10%削減できると言われています。

掃除機と水洗いで簡単

フィルターは掃除機でホコリを吸い取り、汚れがひどい場合は水洗いして陰干しするだけでOKです。フィルターを清潔に保つことで、カビの発生も抑えられ、きれいな空気を保つことができます。

小さな工夫で、夏の賃貸ライフをもっと快適に

賃貸物件だからと諦める必要はありません。窓の活用、エアコンの賢い使い方、身近なアイテムの活用、そして体の中から涼しくする工夫。これらはどれも、今日からすぐに始められるものばかりです。

一つひとつの対策は小さくても、積み重ねることで今年の夏はきっと、電気代を気にせず涼しく快適に過ごせるはずです。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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