メゾネットは騒音問題が起きやすい?メゾネットならではのメリット・デメリットとは
アパートやマンションなどの集合住宅に多い騒音問題は、小さなお子さんを持つ方の多くが気にする問題かもしれません。そんななかで、一戸建てに似た感覚で生活できるメゾネット物件なら騒音問題が回避できるのでは?と思う人も少なくはないでしょう。
実際、メゾネットは建物の構造によって騒音問題が起きやすくなりますが、一般的なアパートやマンションに比べると上下階での騒音が起きにくくなっています。自分に合った住まいを見つけるためにも、メゾネット物件のメリット・デメリットを把握しておくと便利です。
そこで今回は、メゾネットにおける騒音問題をはじめ、メゾネット自体のメリット・デメリットについてくわしく解説します。
メゾネットは騒音問題が起きやすい?誰でもできる防音対策
メゾネットの場合、上下階との騒音問題は起きにくいものの、各住戸が壁でつながっているのはほかのアパートやマンションと変わりません。つまり、上下階では気にならない騒音でも、隣室に騒音が漏れたり、逆に入り込んだりする可能性はあります。
また、木造のメゾネットは性質上音が響きやすいので注意が必要です。
木造は騒音問題が起きやすい
メゾネットの多くは木造住宅となっていますが、木材は性質上、音が響きやすいため、小さなお子さんのいるファミリーは注意しなければなりません。物件ごとに遮音性が異なるため、内見の際には遮音性(壁を軽く叩いて響きを確認する)や隣にどんな人が住んでいるかをチェックしておくと良いでしょう。
騒音問題を回避するなら防音対策が必要
メゾネット物件で起こりやすい騒音には以下のケースが挙げられます。
- 階段を登り降りする足音
- 室内を行き来する足音
- 話し声や生活音
メゾネット物件には階段があり、上り下りするだけで足音や振動が他の部屋に伝わりやすくなります。まずは階段用の防音マットや防音カーペットを設置しておくと安心です。
また、室内を行き来するだけでも足音が響きやすくなるため、床に防音マットを敷いたり、1階部分を寝室にして2階部分を生活拠点にし、階下に足音が響かないよう生活環境を変えてみたりするのも良いでしょう。
そして木造の構造上隣室に音が漏れやすいため、話し声や生活音に気をつけなくてはなりません。この場合、隣室につながる壁に防音パネルを設置したり、大型家具を設置してクッション代わりにしておくと安心できるでしょう。
メゾネットで一戸建てのような気分に!知っておきたいメリット
騒音問題の可能性を抜きにしても、メゾネット物件には他のアパートやマンション、一戸建てにはないメリットがたくさんあります。自分に合う住まいを見つけるためにも、まずはメゾネット物件のメリットについて知っておきましょう。
一戸建てのような居住空間
アパートやマンション、平屋はワンフロアの居住空間になっていますが、メゾネットは階層が分かれているので、一戸建てのような居住空間が楽しめます。1階部分はリビング、2階部分は寝室と、階層によって居住エリアをゾーン分けできるので、上下階で異なる雰囲気のインテリアを楽しむこともできるでしょう。
プライベートな空間を確保しやすい
先ほどの話に繋がりますが、居住エリアがゾーン分けされていることでプライベート空間が確保しやすいメリットがあります。たとえば急な来客があっても、階層を分けることでプライベートな空間を見られる心配がありません。
収納スペースが多め
一般的なアパートやマンションに比べると、収納スペースが豊富です。各部屋の収納はもちろん、階段下に収納スペースが設けられている物件は多く、室内を整理整頓しやすくなります。収納スペースが多いということは、生活空間が広く使えるということです。物が多い家庭ほど、収納が多いメゾネット物件はピッタリと言えるでしょう。
採光性があり風通しが良い
物件の構造にもよりますが、ワンフロアの住戸に比べるとメゾネット物件は高さが確保できるので、上階から自然光が入り込みやすく部屋全体が明るくなりやすいです。また、階段などの吹き抜けによって通風が確保できるので、湿気がこもりにくいメリットもあります。
駐車場への動線が短くスムーズ
物件にもよりますが、メゾネット物件の多くが駐車場と玄関の距離が近く、玄関の目の前やすぐ脇に駐車場があるケースも珍しくありません。荷物が多いときや買い物帰りなど、駐車場への動線が短いと便利に感じる場面がたくさんあるでしょう。
一戸建てよりも家賃が安い
メゾネット物件は、一般的なアパートやマンションに比べると家賃がやや割高の傾向にありますが、一戸建てに比べると家賃は割安傾向になります。一戸建てに住むほど経済的な余裕がなくても、メゾネットなら無理のない賃料で一戸建て感覚の生活が叶えられます。
メゾネットはやめとけと言われる理由は?気になるデメリット
一方でメゾネットは構造上やや特殊な面もあることから、ところどころで不便に感じる場面があったり、虫が入り込みやすいなどのデメリットがあります。最後は、メゾネットにありがちなデメリットについて解説します。
家事動線が長くなりやすい
間取りや設備によっては、家事動線が長くなります。たとえば洗濯機置き場が1階にあるにも関わらず物干し(バルコニー)が2階にある場合は、1階から2階まで洗濯物を運ばなくてはなりません。階段を登り降りするだけでも体力を使うため、毎日繰り返す家事だからこそ辛さを感じることもあるでしょう。
階層によって冷暖房効率が異なる
メゾネットは上下階で冷房効率が異なるため、家全体の空調管理がしにくいデメリットがあります。熱い空気は上に抜けるため上階は冷房が効きにくく、冬は下階が温まりにくいです。とはいえ断熱性能に優れた物件もあるので、物件ごとに確認する必要もあるでしょう。
階段があるぶん面積が狭く掃除しづらい
室内に階段があるぶん、フラットな賃貸物件に比べると居住スペースが狭く感じやすいです。また、階段部分はホコリが溜まりやすく掃除しにくいデメリットも生まれます。とはいえ、階段があることで階段下を収納スペースとして活用できたり、スケルトン階段のように奥が見えるタイプもあったりするため、階段の有無が利便性に関係することはほぼないでしょう。
外から虫が入り込んできやすい
これはメゾネットに限る話ではありませんが、1階部分に居住スペースが有る家は上階に比べると虫が入りやすいデメリットがあります。特に、1階部分に専用庭がある物件は害虫対策が必要です。防虫剤を撒いたり、置き型の防虫グッズを取り入れるとよいでしょう。
家具や家電が搬入しづらい
メゾネット物件は室内に階段があるため、上階に家具や家電を運ぶ際はやや困難です。特に、ベッドなどの大型家具を搬入する場合は居室内から搬入できない可能性があるため、吊り上げ搬入が必要になるケースもあるでしょう。自力で搬入できない場合は、業者を利用するコストも検討する必要があります。
光熱費が高くなりがち
居住空間が上下階でゾーン分けされているメゾネット物件の場合、それぞれのフロアでエアコンを利用する場面も増えるため、ワンフロアの物件に比べると光熱費が高くなりがちです。先述の通り、冷暖房効率が悪いことも光熱費が高くなる要因なので、少しでも光熱費を抑えたいならワンフロアで生活できるアパートやマンションが向いていると言えます。
まとめ
メゾネット物件は一戸建てのような居住空間が楽しめる反面、構造によって騒音問題が発生する可能性があります。もしも騒音問題に配慮するなら、上下階の防音ではなく、隣室への防音対策を講じる必要があるでしょう。また、メゾネット物件にしかないメリットやデメリットもたくさんあります。それぞれを比較したうえで、自分に合う住まいを見つけてみてください。