檜原村ってどんな街?家賃相場はいくらぐらい?

島しょ部を除き、東京都に残された唯一の村、檜原村(ひのはらむら)。あたりは自然に溢れ、住めば春は桜、夏は清涼、秋は紅葉、冬は滝つららなど、ここでは四季折々の自然の顔を堪能できます。

また、その緑豊かな自然のおかげで見られる野生の動物もこの村の特徴の一つ。ニホンザルにニホンイノシシ、さらには国の天然記念物であるニホンジカなどの目撃情報も多数報告されています。

自然や動物、アクティブティなどが好きな人にはちょっと生活が楽しくなる場所ですね!

今回はそんなのどかでちょっとワイルドな村、檜原村についてまとめました。西多摩でお住まいを考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

檜原村ってどんな街?

多摩地域の西側にあり、相模原市や八王子市などと隣接している西多摩郡檜原村。自然豊かな檜原村ではキャンプ場や温泉、釣り場などに恵まれており、アクティビティの好きな人や、自然豊かな環境で子育てをしたい人にはぴったりの場所です。

ここでは、そんな檜原村を人口や地理的な側面からまとめてみました。

檜原村の人口と大きさ

檜原村の人口は2019年時点の推計人口で2,217人。世帯数は1,181世帯で、人口は1947年をピークに減少し続けています。現在、檜原村を束ねておられる村長は坂本義次さん。2019年4月時点で無投票により5選を果たしているという独走っぷりですが、なんと特技はオカリナだそう。これは村長のオカリナが聞けるうちに訪れてみるしかありませんね。

さて、そんな檜原村の面積は105.41㎢。そのほとんどが関東山地に含まれており、多摩川の支流となる「秋川」上流あたりに集落ができています。そんなわけで、面積の9割以上が森林となっているこの村は冬の寒さが都心よりも厳しく、後ほどご紹介する「払沢(ほっさわ)の滝」が凍結するほど。雪の量も都心より多く、路面凍結もしやすいため、寒がりの方や車を利用する方は冬に注意が必要です。

東京に残された最後の村

ここまでで大抵の人はお気づきかと思いますが、檜原村はそう、いわゆる田舎です。しかしただの田舎と侮るなかれ。東京都心から2時間で行ける田舎だということは忘れないでいただきたいのです。

後でご紹介しますが、家族世帯向けの賃貸物件でも檜原村の家賃は都心よりかなり割安。また、物価を考慮してもかなりお得に生活できます(自然以外遊ぶ場所も少ないのでお金も貯まります)。

島などを除けば東京で唯一の「村」となる檜原村。最近は檜原村観光協会も情報発信などに力を入れており、四季折々にオススメのスポットやイベント情報をアップしてくれているので、週末のおでかけマンネリにも悩まされません。

気になる方はぜひ公式サイトもチェックしてみてくださいね。

 

檜原村の交通について

ここまでお読みいただき、察しの良い方はもう気づかれたかもしれませんが檜原村には電車が通っていません。
あたりは山と渓谷に囲まれているので、最寄りとなる駅はJR中央線(五日市線)武蔵五日市駅です。村からは西東京バスで30分ほど。

五日市線はあきる野市の武蔵五日駅から東京都昭島市の拝島駅までを約11kmに渡って結んでいる線。朝夕は約10〜20分、日中は30分間隔で電車が走っています。

この線では青梅線・中央本線を経由し、東京駅に直通する列車も。東京方面は朝に快速2本、土日は1本の運行で、この列車を使うとなると通勤・通学時間帯はかなり選ぶことになりそうです。

檜原村付近の駅と主要駅までの所要時間

檜原村には鉄道が通っていないため、ここでは最寄り駅となるあきる野市の「武蔵五日市駅」と、東京各方面の主要駅までの所要時間をご紹介します。

最寄り駅

  • JR東日本(JR東日本旅客鉄道)
     五日市線
     「武蔵五日市駅」

所要時間

・立川駅 約38分(JR五日市線「武蔵五日市駅」から乗り換えなし)

・八王子駅 約37分(JR五日市線「武蔵五日市駅」からJR八高線「拝島駅」で乗り換え)

・新宿駅 約1時間12分(JR五日市線「武蔵五日市駅」からJR青梅線「拝島駅」で乗り換え後、JR中央線「三鷹駅」で乗り換え)

・東京駅 約1時間25分(JR五日市線「武蔵五日市駅」からJR青梅線「拝島駅」で乗り換え後、JR中央線「三鷹駅」で乗り換え)

・渋谷駅 約1時間21分(JR五日市線「武蔵五日市駅」からJR青梅線「拝島駅」で乗り換え後、JR中央線「三鷹駅」で乗り換え。その後JR埼京線「新宿駅」にて乗り換え)

檜原村内にある道路について

日常生活には車を利用することの多い檜原村ですが、村にはバスも運行しており、車がなければ生活によほど困るという訳ではありません。村内には「やまびこ」というコミュニティバスが走っており、車内はいつも村人同士の楽しいおしゃべりで賑やかです。

車で都内まで出る場合、中央自動車道を使って、または上野原インターチェンジ、または八王子インターチェンジから滝山街道経由で40〜50分ほどです。また、圏央道の利用であれば、日の出インターチェンジ、またはあきる野インターチェンジから双方とも30分ほどのアクセスです。

 

檜原村にある主要施設

ここでは、休日などにぜひ訪れてみたい檜原村の名所や、生活する上で必須となってくる主要施設をご紹介します。

檜原村の名所

払沢の滝

駐車場から徒歩15分。東京都で唯一「日本の滝100選」に選ばれているのがこの払沢(ふっさわ)の滝です。落差62メートル、全4段から成るこの滝は近隣の飲料水にもなっている清流で、木々の間をきらきらと落ちていく水を眺めていると、まるで心が洗われるかのよう。

駐車場は檜原村役場から車で3分の場所にあり、滝への道すがらもきちんと整備されています。きつい道ではないため、お年寄りやお子様連れの方でも気軽に遊びに来られます。なんとこの滝、冬には凍結することでも知られており、12月から2月の間には「払沢の滝冬まつり」と題し、「最も凍りつく日(結氷日)」を当てる「氷瀑クイズ」なるシュールなイベントも開催されるそう。ほかにも払沢の滝フォトコンテストや、夏の「払沢の滝ふるさと夏まつり」も開催され、毎年約1万人が花火やご当地のグルメを楽しみにこの滝を訪れます。

数馬の湯

ハイキングやバーベキュー、滝巡りなどをした帰りにはぜひとも寄りたい場所、数馬の湯。ここでは日帰りで入浴が楽しめ、食事もできるので、休日に家族で訪れるにはまさにぴったりの場所です。疲れて温泉に入った後、食事処で食べるご飯はなぜあんなにも美味しいんでしょうかね。

数馬の湯へは武蔵五日市駅の改札を出てすぐ、バスターミナルから西東京バス「都民の森行き」に乗車し「温泉センター」下車。乗車時間60分ほどで、車の方は無料駐車場も完備されています。

商業施設

西東京バスの「本宿役場前」から歩いてすぐのところには「かあべえ屋」というコンビニらしい見た目のスーパーがあります。大手のスーパーほどではありませんが、肉やお魚、野菜なども置いており、普段の買い物には十分の品揃えです。
イートインも常設されているため、ちょっと小腹が空いた時にもふらっと立ち寄れるミニスーパーです。

すぐ近くには「檜原豆腐ちとせ屋」もあり、檜原村の綺麗な水を使用した美味しいお豆腐も買えます。もちろん、厚揚げや豆乳なども。おすすめはふわふわのおからドーナツ。おからだと思って油断しがちですが、カロリーは案外高いのでご注意を。

大きなスーパーは、あきる野市内、武蔵引田駅から徒歩5分のイオンモールが一番近く、車での移動が無難です。

 

檜原村の家賃相場

最後に、檜原村の家賃相場をご紹介します。西多摩に住もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。

武蔵五日市駅の家賃相場

・ワンルーム 7.00万円

・1K 4.20万円

・1DK 4.80万円

・1LDK 5.60万円

・2DK 6.00万円

・2LDK 6.90万円

・3LDK 7.70万円

 

檜原村の物件探し まとめ

普段はのんびりした檜原村ですが、ゴールデンウィークやお盆休みなどのシーズン中には雰囲気のある民宿や旅館に訪れる観光客でも、ちょっと賑わう檜原村。

青い空と豊かな緑が広がるこの村は、都会暮らしに慣れている人には少し物足りない村かもしれませんが、週末、遠出をせずとも川や山に遊びに行ける環境というのはなかなか贅沢なものです。田舎で育った人ならわかるかと思いますが、子どもにとって、豊かな自然が何よりの遊び相手になるものですよね。

また、最近の村の育児支援は出産育児一時金に42万円が支払われるなどの充実ぶり。犯罪発生率も東京都に比べて1/4以下の檜原村はご近所とのつながりも都心と比べて強く、子育て世帯には心強い村だとも言えます。

東京に残された最後の村で、時間がゆっくりと過ぎる、癒しの生活を手に入れませんか?

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