賃貸物件でタバコを吸ってもいいの?退去時の注意点

タバコを吸う方は減少傾向にあるものの、まだまだ毎日のようにタバコを吸うという方もいるでしょう。購入した建物であれば自由に吸うことができますが、賃貸物件の場合はためらってしまうケースも少なくありません。

今回は、賃貸物件でのタバコの取り扱いについて解説します。タバコを吸っている場合の退去時の注意点についても紹介しますので、日頃からタバコを吸う方はぜひ参考にしてください。

賃貸物件でタバコを吸っても良い?

自宅は自分の心や身体が一番休まる場所のはずです。そのため、ソファやイスに座りながら自分の好きなタバコを吸いたい、と考えている方も多いでしょう。過度に我慢することでストレスを抱えてしまい、心身ともに不調をきたす可能性もあります。

賃貸物件に住む際の賃貸借契約では、タバコを明確に禁止していることはあまりありません。しかし、部屋を汚したり傷つけたりすると、それを原状回復しなければならない旨の規定が記載されています。そのため、タバコによって壁紙に匂いが付着したり、部屋が汚れてしまった場合は、退去時に一定の費用を請求されます。室内でタバコを自由に吸う場合は、退去時に原状回復費用を支払うことを覚えておきましょう。

退去時の原状回復については、以下の記事で解説していますので、詳細についてはこちらをご覧ください。

タバコが原因で退去時に支払う費用の目安

賃貸物件でタバコを自由に吸っていると、入居者の「原状回復義務」を理由に、退去時に一定の費用を請求されます。その金額は部屋の広さや居住年数、タバコを吸っていた頻度など、さまざまな要素によって変わってきます。

退去時にかかる費用の目安は、広さに応じて以下の通りになっています。

  • 6畳・・・40,000円
  • 8畳・・・50,000円
  • 10畳・・・60,000円

上記の金額はあくまで目安であり、特に長年住んでいるとこの金額は少なくなる傾向にあります。壁紙や床材などの設備は減価償却され、壁などの償却期間は6年に設定されており、それ以上住み続けると原状回復の義務がなくなるためです。

敷金のない物件ではより負担が大きくなる?

タバコを吸っていて退去時に原状回復費用を請求された場合、基本的には第一に敷金から充当されます。例えば、敷金が10万円で原状回復費用が12万円の場合、まずは敷金の10万円が充当され、その後不足している2万円を管理会社に支払うことになります。

このとき、注意しなければならないのが「敷金ゼロ物件」です。敷金ゼロ物件は、入居時に敷金を支払う必要のない物件であり、入居時の初期費用を抑えられるのが特徴です。ただし、敷金の負担がないため、退去時に原状回復費用を請求された場合、全額自分で負担する必要があります。原状回復費用を支払うつもりでタバコを吸っている場合も、敷金をいくら払っているか事前に確認しておきましょう。

賃貸でタバコ吸うにはどうすれば良い?

賃貸物件でタバコを吸うことはさまざまなリスクがありますが、それでもどうにかして吸いたい、という方もいるでしょう。もちろん、原状回復費用を覚悟して吸うこともできますが、こちらではそれ以外の方法について考えていきます。

加熱式や電子タバコであれば大丈夫かも?

賃貸物件で問題視されているのは、基本的に紙巻きタバコのことです。最近利用者が増えつつある「iQOS」や「glo」などの加熱式タバコ、「ベイプ」などの水蒸気を吸うタイプの電子タバコは、ヤニが出ないため壁紙が汚れたり匂いがついたりするリスクが低くなります。どうしてもタバコを吸いたい場合は、加熱式タバコや電子タバコへの切り替えを検討してみてはいかがでしょうか。ただし、タバコを吸う頻度によっては匂いが残ることがあるため注意しましょう。

屋外で吸う

室内を汚さないためには、屋外で吸うのがもっとも手っ取り早い方法です。ベランダやバルコニー、玄関の外に出てタバコを吸いましょう。ただし、外で吸うことで近隣の部屋に匂いが流れるため、苦情につながる可能性もあります。

換気扇の下で吸う

自宅の中でタバコを吸う場合、換気扇の下で吸うという選択肢もあります。ドラマや漫画のワンシーンで見たことのある方もいるかもしれません。換気扇にタバコの煙や匂いが吸い込まれるため、部屋の汚れをある程度防ぐことが可能です。しかし、その効果は完璧ではない上、キッチン周りが汚れやすいという特徴もあるため注意しましょう。

特定の部屋のみで吸う

どうしても自宅で吸いたい場合は、特定のひとつ部屋を喫煙部屋にする方法もあります。そうすることで、その部屋は大きく汚れてしまいますが、他の部屋の退去費用の負担を減らすことが可能です。退去時の費用を覚悟しているのであれば、このような方法も考えられます。

空気清浄機を利用する

多少の匂いや煙であれば、空気清浄機を利用して取り除くこともできます。しかし、完璧に取り除くのは不可能であり、空気清浄機の劣化が早まる可能性があります。気休め程度に考えておくのが良いでしょう。

まとめ

タバコを吸う方は減少しつつあり、外で吸うことができる場所も減っているため、自宅くらいは自由に吸いたいと考えている方も多いでしょう。しかし、賃貸では退去時に原状回復費用が発生するため、タバコを吸う場合は覚悟しておく必要があります。

この記事が気に入ったらシェアしよう!

コメントを残す


関連する記事