引っ越しで出る不用品はどう処分する？回収や買取のメリット・デメリット

お部屋探しの知恵

最終更新日 : 2024/01/15

　引っ越しの際、使わなくなった家具や家電の処分に困る場面があるでしょう。不用品処分にもお金がかかるため、できる限り出費を抑えて引っ越し費用を確保したい人も少なくないはずです。そこで今回は、引っ越しに伴う不用品を処分する方法やそれぞれのメリット・デメリット、不用品処分を依頼する際の業者選びについてご紹介します。

引っ越しで出る不用品を処分する6つの方法とメリット・デメリット

　不用品を処分するにはいくつかの方法があります。不用品を粗大ごみとして処分しようとすればお金がかかりますが、やり方次第では逆に収入が得られるものもあるため、どのような方法で不用品処分をするかよく検討しましょう。ここでは、不用品を処分する6つの方法とそれぞれのメリット・デメリットをご紹介します。

1｜買取専門店

　買取専門店は、特定のジャンルに特化した買取を行っている業者のことです。市場価格を把握した専門の査定士が鑑定をするため、買い叩かれる心配もなく、適正価格で買い取ってくれることが大きなメリットと言えるでしょう。

　その反面、破損しているものや劣化しているものは買取対象外になることもあるほか、買取できるジャンルが限られていることもあります。買取専門店の対象物であり、状態が良い場合はリサイクルショップではなく買取専門店で処分を依頼しましょう。

2｜不用品回収業者

　不用品回収業者は、基本的にどのようなものでも回収してくれる業者のことです。一部の例外を除き、状態の良し悪しに関わらず回収してもらえる点がメリットなので、他の業者で断られた不用品を持ち込むにも最適でしょう。

　一方、他の業者よりも買取価格が低くなるほか、場合によって回収費用を請求してくる業者も存在します。利用する際はサービス内容をしっかり確認し、信頼できる業者に依頼することがポイントです。

3｜引越し業者

　最近では、不用品買取・回収サービスを提供している引越し業者も増えています。引っ越し準備で忙しくても、引っ越しと不用品買取・回収を同時にしてもらえるので手間がかからないほか、処分したいものの運搬もしてもらえるのが大きなメリットです。

　一方、引越し業者の不用品買取・回収サービスには業者によって対象ジャンルが異なる場合があり、家具・家電のみが対象というケースも珍しくありません。処分したい不用品のジャンルが広い場合は、他の業者に依頼するほうがベターでしょう。

4｜フリマアプリ・ネットオークション

　業者に依頼するのではなく、自分自身でフリマアプリやネットオークションに出品する方法もあります。業者に依頼するよりも高値がつくケースも珍しくなく、出品価格に送料を組み込んだり、着払いで出品したりと自由に設定できるのも嬉しいポイントです。

　その反面、フリマアプリやオークションに出品してもいつ売れるかがわからないデメリットがあります。また、送料や梱包料、手数料などをきちんと計算せずに出品した場合、利益どころかマイナスになることもあるでしょう。引っ越し日が迫っている場合はおすすめできません。

5｜リサイクルショップ

　買取専門店よりもさらに買取ジャンルが幅広いのがリサイクルショップです。家具家電はもちろん、ノーブランド品のバッグや服、おもちゃ、インテリア用品などもまとめて依頼できるほか、大型の不用品なら出張買取にも対応してくれるケースがあります。時間がない人や不用品を持ち込む車がない人にとっては、嬉しいサービスでしょう。

　ただし、買取専門店などに比べると査定額が低くなる傾向にあります。提示される金額に満足できないこともあるでしょう。よほど状態が悪くなければ買い取ってもらえますが、査定金額についてはあまり期待しないほうがベターです。

6｜便利屋

　便利屋（何でも屋）とは、生活に関わるあらゆる困りごとに対応する業者です。その中で、不用品回収を請け負っている便利屋は少なくありません。便利屋の場合、不用品回収だけではなく引っ越し荷物をまとめたり、運搬したり、部屋を掃除したりとさまざまな作業を同時に依頼できるのがメリットです。場合によって、家具家電の移動も手伝ってもらえるので引越し業者と同等のサービスが受けられるでしょう。

　一方、便利屋は不用品回収を専門としているわけではないため、業者によっては仕事が雑になる可能性があります。加えて、買取サービスを実施している便利屋は少なく、作業料金が発生する場合もあります。なにより、開業して間もない業者なら不用品回収の免許を持っていない可能性があるため、たとえ不用品でも大切に扱ってほしい品を任せるのに不安が残るでしょう。