平屋建て賃貸住宅の魅力と減ってしまった理由

1階建ての一戸建て住宅である平屋建て住宅。以前は日本の住宅の主流であったものの、最近は見かけることも減りました。とくに、都市部ではその数は少なく、賃貸住宅となるとほとんど見かけません。

しかし、平屋建ての賃貸住宅に住みたいという方もいるでしょう。今回は、平屋建て住宅が減った理由や魅力などをご紹介します。

平屋建ての住宅はなぜ減った?

平屋建て住宅減少の最大の理由は、「人口の増加」と「都市部への集中」にあります。

日本では、高度経済成長にともない、元々あった平屋建て住宅がアパートやマンションへと姿を変えました。また、都市部への人口の流入が進んだことで、都市部の平屋建て住宅がアパートやマンションへと変化しました。

その結果、都市部にはほとんど平屋建て住宅がなくなってしまったのです。

また、都市部は土地代が高いこともあり、高い利回りを確保できる集合住宅が建てられるようになったという側面もあります。

平屋建ての賃貸を選ぶメリット

数は減ってしまったものの、平屋建ての住宅に住みたいと考えている方はいるはずです。こちらでは、平屋建て住宅の魅力や、それを選ぶメリットをご紹介します。

家賃が安い

平屋建て住宅は、アパートやマンションと比べて建築費用が抑えられているため、家賃が比較的安価に設定されているのが特徴です。一戸建て住宅は平屋建て以外の建物もありますが、家賃を比較すると平屋建て住宅のほうが安い傾向にあります。

「家賃の安いお部屋に住みたい」「でも、できるだけ広いお部屋を選びたい」といった希望のある方は、平屋建て住宅が選択肢に入ってくるでしょう。

お部屋探しについてお悩みであれば、こちらの記事をご覧ください。

生活動線がシンプル

平屋建て住宅は、1階2階といった区分けがないため、生活動線をシンプルにできるのが特徴です。洗濯物を干すために1階から2階まで移動したり、寝室への移動で階段を上がったりする必要はありません。

また、生活動線がシンプルになるため、掃除の手間も最小限に抑えられます。汚れが溜まりがちな階段の掃除なども必要ありません。

周囲の部屋を気遣う必要がない

賃貸住宅に住む場合、周囲へのお部屋への騒音を気にする方もいるでしょう。とくに、小さなお子さんのいるご家庭や、夜型の生活スタイルの方などは不安に感じているかもしれません。

平屋建て住宅の場合、一戸建て住宅になっているため、周囲への部屋への騒音を気にする必要がありません。1階や2階がないため、子ども足音が気になることもないでしょう。

小さなお子さんのいる家庭でも安心

平屋建て住宅は、騒音問題以外でも小さなお子さんのいるご家庭におすすめです。2階がないため、お子さんが階段から転落したり、目の届かないところで事故が発生する可能性を減らすことができます。

階段付近にゲートなどを設置しているご家庭も多いですが、平屋建て住宅であればその必要はありません。

耐震性が高い

平屋建て住宅は、アパートやマンションなどの高さのある建物と比べると、耐震性に優れているといわれています。建物の倒壊リスクも減らすことができるため、安心して暮らすことができます。

バリアフリー

平屋建て住宅は階段の上り下りがないため、脚や膝に不安を抱えている方や、高齢者のいるご家庭でも安心です。階段での転倒リスクなども減らせるため、安心して生活することができるでしょう。

平屋建て賃貸を選ぶデメリットや注意点

一方で、平屋建て住宅にはデメリットもあります。こちらでは、平屋建て住宅を選ぶ際の注意点や住む場合のデメリットをご紹介します。

古い物件が多い

冒頭でも説明したように、平屋建て住宅は数が減っています。とくに、都市部ではその傾向が顕著です。

そもそも探すのが難しいというのもありますが、見つかった場合でも築年数が古い傾向にあります。築浅の平屋建て住宅に住みたいという希望は、ほとんど不可能でしょう。

ただ、築年数が経過していてもリフォームを行っている物件も多いです。実際に内見に行き、設備の状況や内装の雰囲気などを確認しましょう。

間仕切りが少ない

平屋建て住宅は、スペースが限られているため、間仕切りが少なくプライベート空間を分けにくいのが特徴です。ひとり暮らしや夫婦2人暮らしであればあまり問題ありませんが、思春期のお子さんのいるご家庭などではデメリットになるでしょう。

防犯面に不安のある物件がある

平屋建て住宅は、玄関や窓がすべて1階にあるため、防犯面に不安を感じる方もいるでしょう。内見時には、人目につきにくい場所ではないか、侵入しやすい構造になっていないか、高い塀などに囲まれていないかなどの確認が必要です。

水害リスクを考える必要がある

海や川に近い建物の場合、水害リスクも考慮する必要があります。アパートやマンションの高層階と比べると、水害リスクが高い傾向にあります。海や川に近い物件は避けるのが無難です。

まとめ

数は減ってしまったものの、依然として需要のある平屋建て住宅。一般的なアパートやマンションとは異なる特徴があるため、それを考慮して選ぶことが大切です。

平屋建て住宅をお探しであれば、ぜひネクストライフをご利用ください。

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