「手堅い物件だと思ったのに」不動産投資の失敗事例

不動産投資は、株式投資やFX、先物取引などと同様、投資である以上リスクがあります。成功することもあれば失敗することもあるでしょう。

今回は、不動産投資の初心者が陥る失敗事例と、それを回避するための成功の秘訣をご紹介します。今後の投資ライフにお役立てください。

不動産投資における失敗とは?

そもそも、不動産投資における失敗とは何を指すのか、あまり意識していない方も多いでしょう。

ここでポイントとなるが、「運用途中での赤字=不動産投資の失敗」ではないということです。

CHECK POINT
「運用中の赤字=不動産投資の失敗」ではない

たとえば、家賃収入でほとんど利益をあげられなくても、その収入でローンの残債を支払うことができ、いざ物件を購入する際に黒字に転換するのであれば、その投資は成功したといえるでしょう。

現時点での短期的な視点では、不動産投資の成功・失敗は計れません。

不動産投資において、「失敗」を定義するのであれば、以下のようになるでしょう。

CHECK POINT
不動産投資の失敗=トータルで赤字になること

不動産は流動性が低いため、長期保有する前提で投資を行うケースがほとんどです。そのため、不動産投資の成否は、不動産を最後売却する際に判断できるようになります。

不動産投資では、投資用物件を購入する際、投資用ローンを組むのが一般的です。物件を貸し出して得られる賃料収入を、ローンの支払いに充てます。

その他にも、賃料収入は修繕費の積立や管理費用に回されるため、利回りによっては物件を貸し出してもほとんど手元に利益が残らない可能性もあります。ただ、これは不動産投資の失敗ではありません。

賃料収入でローンを支払い続けることができれば、自分の懐はそのままにローンの残債を減らすことができます。

そして、最終的に物件を手放す際、ローンの残債がゼロになり黒字に転換するのであれば、その投資は成功といえます。

不動産投資の成否を判断する場合は、最終的な利益の有無で判断することが大切です。

 

不動産投資初心者が陥る失敗事例

不動産投資は、多くの方が成功を求めて行いますが、なかには失敗してしまう方もいます。

こちらでは、不動産投資初心者がよく陥る失敗事例をご紹介します。

不動産会社の言葉をそのまま信じてしまって失敗

【失敗事例1】

「都心ではそうそう手に入らないような良い物件が売りに出た」との言葉を受け、実際に物件を見に行ったAさん。

築年数の古さや外観など懸念材料はあったものの、不動産会社の言葉を信じてその物件を購入した。

しかし、当初の懸念通り築年数の古さや外観を改善するために修繕費がかさみ、家賃収入がほとんど得られなかった。

不動産会社は、物件を売却する際の仲介手数料でも利益をあげています。そのため、物件の良い面を前面に押し出して営業するケースも少なくありません。

「良い物件が売りに出ている」と聞いたら、「なぜそんな良い物件が売られたのか」や、懸念点について積極的に質問しましょう。

良い投資家は不動産会社を良いパートナーとして積極的に利用します。すべて不動産会社の言う通りにするのではなく、自分でも冷静に判断する能力が求められるでしょう。

都合の良い予測ばかり立てて失敗

【失敗事例2】

紹介されたのは現在空室の多い物件であったが、「オリンピックがあるから埋まるだろう」と考えてマンションの一室を購入したBさん。

しかし、実際オリンピック特需は賃貸まで波及せず、オリンピック自体も延期になってしまったため入居者が集まらなかった。

不動産投資に限らず、人はものごとを都合の良い方向に考える癖があります。不動産投資のように理想が大きければなおさらでしょう。

予測は常にシビアに考え、冷静に状況を見極める必要があります。

物件選定を誤って失敗

【失敗事例3】

老後の年金代わりとしてワンルームマンションへの投資を検討していたCさん。

相場より安く一棟物件が売り出されていたため、この物件を購入。

しかし、空室問題への対処法を考えておらず、購入価格よりかなり安い価格で手放さざるを得なくなった。

不動産投資において、物件の選定はもっとも重要な点です。その物件に投資するかが投資の成否に大きくかかわります。

本来の目的を見失っていては、良い物件を見つけるのは難しくなるでしょう。

物件選定のポイントは、こちらの記事で解説しています。

利回りだけに振り回されて失敗

【失敗事例4】

利回り7.5%の言葉に惹かれて築浅ワンルームマンションを購入したDさん。

しかし、最初は順調であったものの、半年後に空室が発生し、この年の利回りは2%となってしまった。

不動産を購入する際、必ず利回りを参照するはずです。しかし、最初に確認する利回りはあくまで「表面利回り」であり、空室のリスクなどは考慮されていません。

必要以上に利回りに振り回されることなく、空室のリスクを最小限に抑える努力をしましょう。

利回りについては、こちらの記事を参照してください。

いきなり脱サラして失敗

【失敗事例5】

社会人になってから2年ほど不動産投資に取り組んでいたEさん。

資産もある程度溜まったため、脱サラして不動産投資家として活動を始めたが、新型コロナウイルスの流行による影響を受けてしまった。

事業だけの利益では生活が難しくなり、再就職したものの、以前より給料が下がってしまった。

不動産投資は、社会人の方が将来設計のひとつとして取り組むケースも少なくありません。

最終的な目標を専業投資家に置くこと自体は間違っていませんが、社会情勢が不安定な昨今、いきなり脱サラするのはリスクが高すぎるといえます。

不動産投資を行う場合は、安定的な収入の柱をひとつ確保しておくと安心です。

失敗する人に共通する特徴

不動産投資に失敗する方には、いくつかの共通する特徴がみられます。たとえば、以下のような方は失敗する可能性が高いでしょう。

  • すべて不動産会社に丸投げして自ら学ぼうとしない
  • 計画性が不十分

不動産投資に近道はありません。成功するために、常に学び続ける必要があります。

不動産投資を成功させる秘訣

本サイト「賃貸の森」では、不動産投資を成功に導くべく、さまざまな知識をご紹介しています。ぜひ参考にしてください。

まとめ

今回は、不動産投資の失敗事例をいくつかご紹介しました。失敗事例は、成功への鍵も教えてくれます。過去に失敗した方の経験を糧に、不動産投資を成功へと導きましょう。

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