清川村ってどんな街?家賃相場はいくらぐらい?
清川村は、周囲が森林に囲まれた、自然豊かな村です。村の名前からもわかる通り、中津川や唐沢川といった河川も充実しています。村ではその豊かな自然を強みにキャンプ場やコテージなども多くあり、シーズン時の休日には多くの家族づれで賑わっています。
そんな自然豊かな清川村ですが、周辺の地域と比べてどのような違いがあるのでしょうか。今回は、そんな清川村を、移転するときの視点でまとめました。相模原、厚木方面のお住まいを検討しているかたはぜひ参考にしてみてください。
清川村ってどんな街?
都会の喧騒から離れ、豊かな自然と触れ合える場所、清川村。村ではその自然を生かした施設やアクティビティなどが充実しており、ゆったりと暮らしたり、休日にキャンプを楽しみたい方には絶好の地域です。
実は清川村は、神奈川県にある唯一の村。県内の市町村ではもっとも人口の少ない場所です。ここではそんな清川村を人口や、地理的な側面からまとめてみました。
清川村の人口と大きさ
清川村の人口は2017年10月1日の推計人口で3,133人。世帯数は1,138世帯で、2008年を境に減少傾向にあります。40代、60代の人口比率が多く、過疎化が進んでいます。
しかしながら、国からのダム所在交付金(年間約8億5000万円)があるため村の財政状況はいたって健全。村といえど、村自体がさびれて活気がない…といった状況ではなさそうです。
総面積は71.24㎢で、厚木市や秦野市、相模原市、同じ愛甲郡の町の1つです。足柄上群山北町に隣接しています。
山、川、湖 自然に囲まれた緑豊かで小さな村
清川村は、大きな商業施設やコンビニといった都会ならではの便利さとは程遠いものの、豊かな山と水に恵まれた美しい村です。
湖畔周辺ではキャンプやコテージが充実しているほか、カヌーといったアクティビティなども盛りだくさん。ゴルフ場も近いため、ゴルフ好きにも意外と穴場の地域で、周辺に住んでいれば早起きの必要もありません。
また、村ならではの地域のコミュニティや移住支援なども健在で、村では清川村生活支援メニューや子育て支援メニューなども提供されています。また、いきなり移住とまでは言わずとも、希望に合わせて長期・短期の移住の体験も提供されており、新しく清川村に住みたいと考えている人にとっては嬉しい制度が整っています。
清川村の交通について
清川村には鉄道が走っておらず、住む際には車の利用が必須となります。しかし、中央自動車道、高速道路が利用できるため、周辺地域へのアクセスは容易です。ここでは、清川村で利用できる交通機関や道路などをご紹介します。
清川村を走る鉄道はなし
清川村には鉄道が通っておらず、村から都心部へ移動するには、まずバスで最寄の駅まで移動する必要があります。清川村の最寄駅は厚木駅で、清川村役場前からは約40分、宮ヶ瀬からは約70分程度かかります。
運行状況は時期によって変更の可能性があるため、清川村に訪れる際は事前に神奈中バスのホームページで確認しておきましょう。
主要駅までの所要時間
清川町には駅がないため、ここでは便宜上「厚木駅」からの横浜・東京各方面の主要駅までの所要時間をご紹介します。
・横浜駅 約38分(小田急線「厚木駅」から相鉄本線「海老名駅」で乗り換え)
・品川駅 約1時間15分(JR相模線「厚木駅」からJR東海道本線「茅ヶ崎駅」で乗り換え)
・新宿駅 約1時間8分(小田急線「厚木駅」から同線快速急行「新百合ヶ丘駅」で乗り換え)
・東京駅 約1時間24分(JR相模線「厚木駅」からJR東海道本線「茅ヶ崎駅」で乗り換え)
・池袋駅 約1時間17分(小田急線「厚木駅」から同線急行「町田駅」で乗り換え後、JR埼京線「新宿駅」にて乗り換え)
清川村内にある道路について
車を利用する際は、東名高速道路の厚木インターチェンジ、あるいは中央高速相模湖インターチェンジからの乗り入れが便利です。混み具合にもよりますが、都心や千葉方面へは1時間前後でたどりつけます。
圏央道方面へ向かう場合は、清川村役場から宮ヶ瀬ダム(約20分)、そこから相模原インターチェンジ(約20分)というルートを辿ります。東名高速道路方面を利用する場合、宮ヶ瀬ダムから清川村役場(約20分)、そこから厚木インターチェンジ(約40分)というルートになります。
清川村にある主要施設
ここでは、休日などにぜひ訪れてみたい愛川町の名所や、生活する上で必須となる商業施設などについてご紹介します。
清川村の名所
大つり橋
大つり橋は、ダム湖としても知られる宮ヶ瀬湖から遊覧船乗り場の桟橋をまたぐようにかかっている全長335メートル、高さの21メートルのつり橋です。歩行者向けのつり橋としては国内第5位の大きさで、春には新緑、秋には紅葉など、四季織々に橋を囲む自然をいっぱいに感じることができます。
また、毎年クリスマスの時期になると「宮ヶ瀬クリスマスみんなのつどい」というイベントが開催され、なんとこの大つり橋に300メートルにも及ぶイルミネーションが飾られるほか、高さ30メートルもの巨大なクリスマスツリーも設置されます。しかもこのクリスマスツリー、なんと自生のもみの木と言うから驚きです。清川村ならではの試みが素敵ですね。
宮ヶ瀬湖畔園地
宮ヶ瀬の湖畔エリアは「水の郷」と言われており、家族などで楽しめる宮ヶ瀬の中心観光スポットです。丹沢山から流れてくる中津川の水は清らかで美しく、その渓谷美は多くのハイキング客に親しまれています。
また、釣りが好きな人にとってはヤマメやハヤの釣り場としても知られており、季節ごとに釣りを楽しむ方も多く見られます。
また、お祭りなどのイベント時には近くの商店街でイルミネーションが飾られ、夕暮れから夜にかけて幻想的な雰囲気を醸し出します。近くには宿泊施設やおしゃれな料亭などもあるため、たまの贅沢が楽しみになるスポットです。
湖畔近くにはセグウェイツアーも。
商業施設
実は2016年10月31日、なんと村に唯一あったコンビニ(セブンイレブン)が閉店してしまいました。コンビニがないとかなり不便なように思われますが、その代わりに2018年3月、クリエイトが開店し、食品や日用品の補充に一役買うことになりました。
村は厚木市と隣接しているため、大きな買い物などは厚木市まで出る必要があります。週末などに車を利用すれば、厚木市の豊富な商業施設が利用できるため、日常的に買い物を楽しみたい人でないかぎり、普段の生活で特段不便さを感じることはないでしょう。
清川村の家賃相場
ここでは、清川村の家賃相場をご紹介します。清川村に住もうと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
清川村の家賃相場
・ワンルーム 3.00万円
・1K 3.20万円
・1DK 5.80万円
・1LDK 4.80万円
・2DK 5.40万円
・2LDK 5.60万円
・3LDK 7.40万円
清川村の物件探し まとめ
いかがでしたでしょうか。都会の喧騒から離れ、周りを豊かな山や川に囲まれた場所、清川村。ここでは気が向いた時、いつでも気軽に山や川へ遊びにいけるのが何よりの魅力なのではないでしょうか。
また、神奈川県内でありながらも、自然豊かなこの土地では、子どもを自然の中でのびのびと育てたいといった需要も高まっており、近年は家族世帯にも人気の地域となっています。