【学生向け】賃貸物件探しのコツ
大学生や高校生になり親元を離れて一人暮らしする場合、まずは物件探しから始めなければなりません。しかし、特定の地域に絞って物件を探してもその数は多く、不動産会社も街に溢れているため、どう探すべきか分からないという方も少なくありません。
今回は、学生の方向けに、賃貸物件探しのコツをご紹介します。物件探しの具体的な流れや、契約時のポイント、学生の方が意識するべき条件なども解説しますので、ぜひ参考にしてください。
学生の物件探しから契約までの流れ
初めて物件探しをする場合、その流れを知っておくだけでもスムーズに進められます。こちらでは、学生の方が物件を探す際の流れをご紹介します。
1.引っ越しまでの大まかなスケジュールを立てる
学生の多くは4月に入学式を迎えます。そのため、遅く見積もっても3月中には引っ越しを完了させておきたいところです。「3月中に引っ越しを完了させる」という最終目標から逆算して、物件探しのスケジュールを立てましょう。具体的には、以下の3つのプロセスを、いつ初めていつまでに完了するか考えて必要があります。
- 物件探し
- 不動産会社への問い合わせ、契約
- 引っ越し
2.物件を探す
引っ越しまでのスケジュール立てが完了したら、物件探しをスタートさせましょう。昔は自宅に投函されるチラシから情報を得たり、街の不動産会社を訪れたりして物件を探すのが基本でした。
しかし、近年ではインターネットで物件情報を検索する方がほとんどでしょう。不動産ポータルサイトを利用し、希望するエリアや間取り、部屋の広さ、その他条件を明確にしておき、あとは好みの物件を探すだけです。選んだ地域にもよりますが、物件数はかなり多いため、時間に余裕を持って探すと良いでしょう。
3.内見・申し込み・契約を行う
良い物件がいくつか見つかったら、不動産会社に連絡して内見の予約をしましょう。内見とは、物件の状態を不動産会社の担当者と確認する作業です。内見を行わなくても契約することは可能ですが、住み始めてから物件の不備や不満点を見つけて後悔しないためにも、できるだけ内見に訪れるのが良いでしょう。
物件が決まったら、不動産会社で申し込みを行い、審査を受けます。審査にパスしたら契約手続きを行い、初期費用を支払ったら完了です。入居日を迎えたら住み始めることができます。それぞれのプロセスについては、以下の記事で解説しています。ぜひご確認ください。
4.実際に引っ越す
すべての手続きを終えたら、あとは引っ越すだけです。物件が決まり次第、すぐに引っ越し業者を探し、準備を行いましょう。学生の引っ越しシーズンである1〜3月は、引っ越し業者の繁忙期でもあります。そのため、ギリギリになって申し込もうと考えていても、予定日に引っ越せない可能性があります。早め早めに動き始めることが大切です。
学生向けの物件探しのコツ
学生に限らず、これから一定期間生活する物件を探す場合、できるだけ良い部屋を探したいものです。こちらでは、学生向けの物件探しのコツをご紹介します。
まずは学生寮があるか確認しよう
社会人には「社宅」があるように、学生には専用の「学生寮」があります。学校にもよるため必ずあるわけではありませんが、学生寮であれば家賃を抑えて生活することが可能です。家賃の安い物件を探している場合は、まずは学生寮の有無を確認するのが良いでしょう。
条件にこだわりすぎない(間違った条件)
初めての一人暮らしで理想が高くなりすぎると、条件にこだわりすぎてしまい、いつまで経っても決められない可能性があります。学生の方が物件を探す際は、条件を細かく設定しすぎず、ある程度ゆるやかに設定しておくのがおすすめです。学生の方が設定した条件で、後悔するケースが多いのは以下のようなポイントです。
- 2階以上の高層階
- 鉄筋コンクリート造マンション
- 新築、築3年以内
2階以上の高層階については、セキュリティ面で選ぶ方も多いですが、家賃が高くなる傾向にあります。学生の方が選ぶ場合は、1階も十分選択肢になるでしょう。
新築や鉄筋コンクリート造マンションについても同様です。メリットは十分にあるものの、築年数がある程度経過している物件や木造の建物も候補に含めておくのが良いでしょう。
生協斡旋型の物件を選ぶのも良い
大学の生協の中には、学生向け物件を斡旋しているケースもあります。生協斡旋型の物件は、学生が住みやすいような工夫がされているため、一度確認してみる価値はあるでしょう。
学生向けの集合住宅もある
アパートやマンションの中には、学生向けの物件もあります。住んでいるのは学生ばかりのため、気兼ねなく生活できるというメリットがあり、さらに家賃も比較的安価に設定されています。同じ生活リズムの方が住んでいるため、友達を呼んだり、夜遅くに帰ってきたりしてもあまり迷惑にならないのは安心です。
物件探し前に考えておきたい条件
物件探しに条件を設定しすぎると、かえって困難になってしまう可能性があるのは前述の通りです。こちらでは、物件探しの前に考えておくべき条件を解説します。
家賃の上限
誰もが意識する家賃ですが、その上限を決めておくのが効果的です。例えば、「7万円」や「9万円」という金額を決めておけば、不動産会社にも交渉しやすくなります。また、上限額を決める場合は、家賃だけでなく、共益費や管理費についても含めて設定しておくことが重要です。
セキュリティの充実度
物件を探す際は、セキュリティの充実度についても検討しておくのが良いでしょう。オートロックやテレビ付きインターホンの有無、鍵のタイプなどについてチェックしておきましょう。もちろん、セキュリティの充実した建物ほど家賃は高くなります。
建物の構造
アパートやマンションには、さまざまな構造があります。木造や鉄筋コンクリート造をはじめとした種類があり、それぞれ特徴が異なります。メリットやデメリットを理解した上で、どんな種類の建物が良いのか決めておきましょう。
周辺環境
一人暮らしの利便性をより高めるためには、周辺環境の充実度も大切です。スーパーやコンビニが近くにあるか、駅からの距離がどの程度か、幹線道路が近くにあるかなどを確認しましょう。自転車や車などの移動手段を持っているのであれば、多少周辺環境が整っていない場所でも安心して生活できるでしょう。
まとめ
進学を機に初めて一人暮らしをする場合、物件探しにつまずくケースは少なくありません。事前にプロセスを理解しておき、検討すべきポイントを抑えておくだけでも、スムーズに理想の物件に出会うことが可能です。
東京や横浜で物件をお探しの際は、ネクストライフまでお問い合わせください。希望の条件に合った物件をご提案いたします。