賃貸住宅の収納不足を解消!タイプ・費用から見るトランクルームの選び方

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賃貸住宅に住んでいると、収納スペースが足りずに困ってしまう場面も多いでしょう。そんな時に便利なのがトランクルームです。しかし、トランクルームにはさまざまな種類やタイプがあり、選び方を間違えると後悔してしまうことも。そこで今回の記事では、トランクルームの種類から選び方、預けられないものまで、トランクルームに関する情報を網羅的に解説します。

トランクルームの種類と特徴

トランクルームは、大きく分けて以下の4つの種類があります。

  • 屋内型トランクルーム
  • レンタル収納スペース
  • 屋外型コンテナ
  • 宅配型トランクルーム

屋内型トランクルーム

屋内型のトランクルームで、空調設備やセキュリティが整っているのが特徴です。主にビルやマンションの一室を区切って利用します。

【メリット】

  • 温度や湿度管理がされているため、デリケートな荷物も安心して預けられる
  • セキュリティシステムが充実している
  • 天候に左右されずに利用できる

【デメリット】

  • 料金が比較的高め
  • 搬入経路によっては大型の荷物の搬入が難しい場合がある

レンタル収納スペース

こちらも屋内型のトランクルームですが、空調設備がない場合が多いです。倉庫の一角や空きスペースを利用します。

【メリット】

  • トランクルームよりも料金が安い傾向がある
  • 比較的広いスペースを借りやすい

【デメリット】

  • 温度や湿度管理がされていないため、預ける荷物に注意が必要
  • セキュリティはトランクルームに比べて劣る場合がある

屋外型コンテナ

屋外に設置されたコンテナを利用するトランクルームです。

【メリット】

  • 料金が最も安い傾向がある
  • 車で直接荷物を搬入できるため、大型の荷物も預けやすい

【デメリット】

  • 温度や湿度管理がされていないため、預ける荷物に注意が必要
  • セキュリティは他のタイプに比べて劣る場合がある
  • 天候に左右される

宅配型トランクルーム

宅配型トランクルームは、自宅にいながら荷物の預け入れ・取り出しができる便利なサービスです。

【メリット】

  • 荷物の集荷や配送は業者任せなので、自宅で完結できる
  • スマホやPCで荷物を管理できる

【デメリット】

  • 出し入れに時間がかかる
  • 出し入れに送料がかかる
  • 自分で荷物の出し入れができない

トランクルームの選び方1【場所・費用・荷物の中身・利用期間】

トランクルームを選ぶ際には、次に紹介する4つのポイントを考慮しましょう。

トランクルームの場所

トランクルームの場所は、利用頻度に合わせて選びましょう。頻繁に利用する場合は、自宅や職場から近い場所が便利です。

一方、年に数回しか利用しない場合は、多少遠くても料金が安い場所を選ぶと良いでしょう。

トランクルームの費用

トランクルームの費用は、種類や広さ、場所によって異なります。複数の業者から見積もりを取り、比較検討しましょう。

また、初期費用や月額料金だけでなく、保険料や管理費なども確認しておくことをおすすめします。

預ける荷物の種類や中身

預ける荷物の種類や中身に合わせて、トランクルームの種類を選びましょう。デリケートな荷物を預ける場合は、空調設備やセキュリティが整っているトランクルームがおすすめです。

一方、アウトドア用品や季節ものなど、温度や湿度変化に強い荷物を預ける場合は、屋外コンテナでも良いでしょう。

荷物を預ける期間

荷物を預ける期間に合わせて、契約期間を選びましょう。多くのトランクルームでは、1ヶ月単位で契約できます。短期間だけ利用したい場合は、1ヶ月契約ができるトランクルームを選びましょう。

一方、長期間利用する場合は、長期契約割引があるトランクルームを選ぶと、費用を抑えることができます。

トランクルームの選び方2【広さ・収納力】

トランクルームの広さは、預ける荷物の量に合わせて選びましょう。広すぎると料金が高くなり、狭すぎると荷物が入りきらない可能性があります。

0.5~1帖

この広さは、一人暮らしの方や、特定のアイテムを保管したい方に最適です。

  • 収納例
    • 季節ごとの衣類や寝具
    • 趣味の道具(ゴルフ用品、スキー用品など)
    • 書籍やDVD
    • 小型の家電製品
    • ダンボール数箱
  • 特徴
    • コンパクトで料金も比較的リーズナブル
    • 限られたスペースを有効活用できる
    • 頻繁に出し入れするものを収納するのに便利

1.5~2帖

二人暮らしの方や、少し大きめの荷物を保管したい場合に適しています。

  • 収納例
    • 二人分の季節もの
    • 中型の家具(小型の棚、テーブルなど)
    • 家電製品(扇風機、ヒーターなど)
    • 自転車やベビーカー
    • 複数のダンボールや収納ケース
  • 特徴
    • ある程度の収納力があり、様々なものを収納可能
    • 引っ越しやリフォームの一時保管場所としても利用できる
    • ファミリーでの利用にも対応できる

3帖以上

家族全員の荷物や、大量の荷物を保管したい場合に最適です。

  • 収納例
    • 家族全員の季節ものや思い出の品
    • 大型家具(ベッド、ソファ、タンスなど)
    • 家電製品(冷蔵庫、洗濯機など)
    • 大量のダンボールや収納ケース
    • 事業用の在庫や書類
  • 特徴
    • 非常に高い収納力を誇り、ほとんどのものを収納可能
    • 企業の倉庫や、引っ越し時の荷物の一時保管場所としても利用できる
    • 大型の荷物や複数の荷物をまとめて収納したい場合に便利

トランクルームの選び方3【その他】

  • セキュリティ
  • 空調設備
  • 保険

トランクルームに大切な荷物を預けるには防犯面でリスクを伴うため、セキュリティシステムが充実しているか、防犯カメラや警備員の有無などを確認しましょう。また、デリケートな荷物を預ける場合は、空調設備が整っているかチェックしておくと良いです。預けた荷物が万が一の事故で破損した場合に備え、保険に加入しているか確認しましょう。

そのほかにも、24時間利用可能か、営業時間外でも利用できるか、駐車場の有無などのアクセス方法、大型の荷物を搬入する場合は、エレベーターや階段の幅などの搬入経路、トランクルーム業者によって利用規約が異なるため、契約前に利用規約を確認することをおすすめします。

トランクルームに預けられないもの

トランクルームには、以下のものは預けられません。

  • 現金、有価証券、貴重品
  • 動植物
  • 食品、薬品、危険物、可燃物、違法物
  • 温度や湿度変化に弱いもの(精密機器、美術品、骨董品など)

上記以外にも、トランクルーム業者によって預けられないものが異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。

トランクルームの借り方

トランクルームを借りるには、まず利用するトランクルームの種類とサービス内容を比較検討し、自分のニーズに合った業者を選びましょう。

①情報収集と比較検討

まずは、インターネット検索やトランクルーム専門サイトを利用して、自宅や職場周辺のトランクルーム情報を集めましょう。料金、広さ、設備、セキュリティ、営業時間などを比較検討し、候補となる業者を絞り込みます。口コミや評判も参考にすると良いでしょう。

②見学・内覧

気になるトランクルームが見つかったら、実際に見学・内覧することをおすすめします。実際の広さや設備、セキュリティ状況、照明や換気設備などを確認し、疑問点があればスタッフに質問しましょう。

搬入経路や駐車場の有無なども確認しておくと、後々スムーズに利用できます。

③契約手続き

利用するトランクルームが決まったら、契約手続きを行います。

契約時には、本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)や印鑑が必要です。契約内容(利用期間、料金、注意事項など)をよく確認し、納得した上で契約しましょう。

初期費用(契約料、保証金、日割り賃料など)の支払い方法も確認しておくと安心です。

④荷物の搬入と利用開始

契約が完了したら、荷物を搬入し、トランクルームの利用を開始します。搬入時には、台車やカートなどを利用すると便利です。トランクルーム内での荷物の保管方法や注意事項を守り、安全に利用しましょう。

利用中の注意点

トランクルーム内は定期的に換気や清掃を行い、荷物の状態をチェックしましょう。特に、屋外型のトランクルームは気温や湿度の影響を受けやすいので注意が必要です。火災や水漏れなどの事故を防ぐために、荷物を詰め込みすぎないことや、定期的に荷物の状態を確認しましょう。

利用期間が終了する際は、事前に解約手続きを行う必要があります。契約内容や利用規約をよく確認し、トラブルにならないように注意しましょう。

まとめ

トランクルームは、賃貸住宅の収納不足を解消する便利なサービスです。トランクルームを選ぶ際には、種類、場所、費用、荷物の中身、利用期間、広さなどを考慮し、自分に合ったトランクルームを選びましょう。

元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級
元・不動産メディア営業/現・不動産系ライター
岸山 海河 10本
有名不動産メディアSの創刊に関わり、地元〜大手不動産会社の物件広告を担当。2014年より不動産系ライターとして活動しています。引っ越し経験も多く、現在は片田舎に建てたマイホームに在住。部屋探しのワクワク感は今でも大好き!これまでの経験を生かしながら、沢山の人の「暮らし」に寄り添う記事を提供します。 資格:普通自動車、日本化粧品検定1級

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