世帯収入50万円からの結婚生活!部屋(賃貸)選びのコツは?

月収50万円でボーナスは2ヶ月分が年2回と想定すれば、年収は800万円となります。ここまで稼げる人は、サラリーマンの中でも一握り。高給取りと言われる人になります。しかし夫が月収30万円、妻が月収20万円なら月収50万円も現実的なラインになります。ここでは世帯収入50万円を想定した物件選びについて考えていきましょう。

 

世帯収入50万円の手取り収入

税金に関する細かい計算をここで解説するのは文字量が非常に多くなりますので、仮の設定で手取り収入を計算していきます。まず旦那さんの月収が30万円、ボーナスは年2回で合計3ヶ月分支給されるとします。一方奥さんは月収20万円、ボーナスは年4ヶ月分支給と設定します。奥さんの年収が高く、扶養控除の対象外ということにします。

2人の手取り月収を計算

旦那さんの年収をざっくり計算すると450万円。毎月の手取りは額面の約8割といわれていますので、計算すると24万円になります。ボーナスは合計3ヶ月分ですから合計72万円ということに。一方奥さんの毎月の手取り金額は16万円、ボーナスが年間合計64万円ということになります。二人の手取り金額の合計は、毎月40万円、ボーナスが年間136万円という計算になります。

 

結婚生活に必要な生活費

2人で結婚生活を送るために、毎月必要となる生活費を項目ごとにチェックしていきます。賃貸物件の家賃に関しては、この生活費を算出した後、どの程度の家賃がいいのかを考えていこうと思います。

光熱費

  • 電気代 7,500円/月
  • 水道代 4,000円/月
  • ガス代 5,500円/月

電気代に関しては、2016年に「電力供給の自由化」が始まってから、お住まいの地域や契約している電力会社、その契約についている特典などで大きく変動する金額となりました。ここでは年間の電気代を12で割って、平均的にはこの程度だろうということで算出しています。もちろん夏冬はエアコンの使用でこれ以上になりますし、春秋はこれよりも安くなるでしょう。水道代は概ね全国平均で大きく変わらないと思われます。ガス代ですが、都市ガスとプロパンガスで大きく変わってきます。引っ越し先の地域が都市ガスを利用できる地域かどうか確認しておきましょう。

通信費

  • 携帯利用料金 18,000円/月(2人分)
  • ネット利用料金 5,000円/月

スマホの使用料金は平均10,000円弱が相場、ネット使用料も5,000円前後が多いでしょう。ただし、2人が結婚し、携帯会社の家族割りなどを利用すれば、この使用料もかなり抑えることができるはずです。

食費

  • 食費 20,000~25,000円/月
  • 外食費 20,000~50,000円/月

食費には幅を持たせましたが、これは共働きの2人の平日のランチの差を考えました。仮に毎日2人分のお弁当を作ると考えると、毎月のお弁当にかかる費用が5,000~6,000円程度。これが食費にプラスされ25,000円程度という計算になります。平日のランチが外食の場合、1ヶ月間2人で約30,000円は必要になりますので、外食費はその分多くなる計算になっています。

交際費

  • 交際費 60,000円/月

交際費はお互いのお小遣いと考えればいいでしょう。毎日の飲み物代や、友人との会食代、趣味に使うお金などがこの項目に含まれます。外で働いている以上、ある程度人付き合いも必要かと思いますので、やはりお互い30,000円程度は必要になるかと思います。

雑費

  • 雑費 20,000円/月

雑費には日常生活に必要な消耗品の費用が含まれます。洗剤やシャンプー、トイレットペーパーなど必要最低限の日用雑貨にかかる費用と考えましょう。

入院保険・生命保険

  • 保険料 20,000円/月

生命保険や入院保険をどの程度掛けるかには個人差がありますが、おおよそ15,000~20,000円程度というのが多いようです。結婚を機に保険内容を見直したり、新たに保険に加入したりというケースが多いかと思います。

マイカー維持費(ワンボックスカー)

  • 自動車税 3,500円/月
  • 重量税 1,000円/月
  • 自賠責保険 1,000円/月
  • 任意保険 7,500円/月
  • 車検代 3,000円/月
  • 駐車場代 10,000円/月
  • 燃料代 10,000円/月

近年は特に若年層においてマイカーを持たない家庭も増えていますが、地方を中心に必要であるというご家庭も多いでしょう。マイカーの維持費は駐車場代やガソリン代に加え、税金や保険、そして車検代の積み立ても必要になります。

マイカー維持費(軽自動車)

  • 自動車税 900円/月
  • 重量税 500円/月
  • 自賠責保険 900円/月
  • 任意保険 4,500円/月
  • 車検代 1,200円/月
  • 駐車場代 10,000円/月
  • 燃料代 10,000円/月

共働きの場合、お互い車で通勤をするというケースも考えられます。そこで軽自動車の場合の維持費も計算しておきましょう。車がどうしても2台必要な場合は、やはり1台は軽自動車にしておくと維持費も安く抑えることが可能です。

生活費の合計

  • 光熱費 17,000円/月
  • 通信費 23,000円/月
  • 食費 70,000円/月
  • 交際費 60,000円/月
  • 雑費 20,000円/月
  • 保険料 20,000円/月
  • マイカー維持費① 36,000円/月
  • マイカー維持費② 28,000円/月
  • 合計 254,000円/月

ここで紹介した生活費のうち、より高くなるケースで計算すると、一ヶ月の生活費は254,000円。手取りの収入が400,000円の計算ですから、家賃には最大146,000円支払えるということになります。とはいえ、これでは毎月の貯金ができませんので、貯金分を考慮に入れて家賃を決める必要があります。

 

2人のケース別家賃設定

結婚生活と一括りにしても、2人の見ている先には様々なケースがあるかと思います。そんなケース別に実際の家賃相場を想定していきましょう。

子どもも車もいらない夫婦は?

  • 毎月50,000円+ボーナス貯金 家賃160,000円(年間貯金額196万円)
  • 毎月100,000円+ボーナス貯金 家賃110,000円(年間貯金額256万円)

結婚後も子供を作る予定のないご夫婦も増えています。さらに都会で生活するためマイカーを持つ予定もないとなると、毎月の生活費はずいぶん楽になります。上で計算した254,000円からマイカーの分の費用を除くと、生活費は190,000円。毎月210,000円が手元に残ることになり、年間で考えればボーナスも丸々貯金に回すことが可能です。

このケースでさらにマイホームも考えていないということになると、毎月50,000円ずつ貯金しても家賃に160,000円を想定できます。仮にマイホームの購入を考え、毎月100,000円を貯金に回しても、家賃に110,000円を想定できることになります。

車1台で子どもが欲しい

  • 毎月100,000円+ボーナス貯金 家賃80,000円(年間貯金額256万円)

結婚後お子さんが欲しいという場合、考えるべきは奥さんの妊娠後の生活です。妊娠から出産まで、これまで通り働けるかは分かりません。仕事自体はできるかもしれませんが、今までと同じお給料がもらえる保証はありませんし、場合によっては無収入になるかもしれません。ここは無収入になることを想定して物件を選ぶべきでしょう。奥さんの収入がなくなった場合の生活費をまとめてみます。

  • 光熱費 17,000円/月
  • 通信費 23,000円/月
  • 食費 40,000円/月
  • 交際費 30,000円/月
  • 雑費 20,000円/月
  • 保険料 20,000円/月
  • 家賃 80,000円/月
  • 合計 230,000円/月

マイカーの維持費を旦那さんのボーナスで賄うと想定すれば、これで毎月赤字にならない計算になります。食費は奥さんにお弁当など頑張ってもらい、旦那さんのお小遣いも節約していけば問題のない範囲になるかと思います。いずれにせよお子さんを考えている場合、出産費用に加え、検診の費用や妊娠期間の洋服代、生まれるお子さんのためのグッズの費用なども考え、少なくとも貯金を100万円は確保しておきたいところです。

車2台にお子さんもマイホームも欲しい

  • 毎月100,000円+ボーナス貯金 家賃50,000円(年間貯金額256万円)

車が2台必要というケースは、お互い通勤に車を利用しているということ。都会というよりは地方での暮らしを想定しているケースかと思います。そうなれば家賃は目一杯抑えて、できるだけ貯金に回すことを考えた方がいいでしょう。マイカーの維持費ですが、ここでは駐車場代を10,000円/月で想定していますが、地方であることを考慮してここを2台で10,000円/月に変更します。こうすると毎月の生活費は244,000円に。また上の条件と同様に、お子さんができた後、奥さんが無収入になることを想定すると、旦那さんの収入だけで生活ができるように算段する必要があります。さらに言えば旦那さんの収入で生活し、かつマイホーム資金を貯めるところまで考えたいところです。そう考えると捻出できる家賃は50,000円程度が限度になるかと思います。

 

ケース別オススメの物件探し

およそ想定できる家賃が決まったところで、今度はどんな物件を探せばいいのかを、ケース別で検討してみましょう。

通勤のしやすさを最重要視

まずはお子さんもマイホームも車も検討していないご家庭のケース。これらを想定していないということは、当分は夫婦共働きの状態が続くものと思われます。そう考えると最重要視すべきは通勤の快適さです。お2人が同じ職場であればさほど問題はないのですが、職場が違う場合は、しっかりと話し合って住むエリアを決めましょう。エリアが決まったら物件探しですが、こういったご家庭には新築、築浅物件がオススメ。気に入れば長く住めるような物件が合っているでしょう。

仮に2LDKで家賃160,000円と想定すれば、東京23区内でも十分物件は見つかるはずです。また貯金を多めに設定し、家賃を120,000円程度で考えるのであれば、都心へのアクセスが良い地域がオススメ。小田急線や京王線、東武伊勢崎線、JR京葉線、東海道線などの沿線で、家賃と住環境、間取りが合う地域を探してみましょう。

子育て環境や待機児童もチェック

お子さんを考えているご家庭は、お子さんが生まれた後のことも考えて住むエリアを決めるのがオススメです。参考にするのは自治体による子育て支援の状況や、待機児童の人数など。こういった情報はインターネットを活用すればある程度入手できますので、ご自身が住むエリアの口コミ情報なども考慮して選ぶといいでしょう。待機児童の人数に関しては、厚生労働省のHPに「保育所等関連状況取りまとめ」というページがあり、ここに細かくまとめられています。

物件の探し方ですが、やはりお子さんができることを考慮し、2人生活で想定している広さ+1部屋がおすすめ。仮に2DKで生活できると考えているのであれば3DK、もしくは2LDKなどで探してみましょう。お子さんが一人増えることで、持つべき荷物は大幅に増えます。そういったベビー用品を置けるだけのスペースを考えて物件探しをしてみましょう。

できるだけ快適な物件を

マイホームの購入を考えているケースでは、それまでの賃貸物件は「仮住まい」と考えてしまう方が多いようです。しかし、マイホームの購入といっても先の長い話になるかもしれません。そう考えるとそれまで暮らす賃貸物件は非常に重要になります。仮住まいだから…と簡単に決めてしまった物件が、何らかの事情で長く住めない物件だった場合、マイホーム購入前に引越しが必要になります。引越しをすれば当然それなりに費用がかかりますので、マイホーム資金は貯まりにくくなります。こう考えると、マイホーム購入まで暮らす賃貸物件は、引越しせずに住み続けることができる物件であることが重要なポイント。マイホームより先にお子さんを考えているのであれば、子育て環境なども加味し、できるだけ長く住めそうな物件を、慎重に選ぶようにしましょう。

 

物件の間取りと家賃相場の参考

オススメの間取りは?

一般的に新婚の2人暮らしであれば、2DKか2LDKを選ぶ方が多いかと思います。もちろん2人で暮らすことを考えればこれでも十分なサイズです。ただし将来的お子さんを考えている方は、もうひと部屋余分にスペースがある物件がオススメです。お子さん用のベビーベッドやベビーカー、おもちゃなどお子さんが生まれると荷物は一気に増えます。そう考えるとやはりもうひと部屋余裕を持った物件を探すのがオススメ。もちろんお子さんが生まれたらに引っ越す予定という方もいらっしゃるかと思います。ただし妊娠中の引っ越しは、奥さんに大きな負担がかかります。実際に妊娠したら引越しどころではないという方も少なからずいらっしゃいますので、可能であればその物件でお子さんが生まれた直後まで過ごすことを前提に探した方がベターでしょう。

東京周辺で想定家賃に近い地域

参考資料として、各ケースにおける想定家賃で、2LDKの物件を借りられそうな地域をピックアップしてみましょう。

豪徳寺駅周辺(東京都世田谷区)

  • 2LDK家賃相場 160,000円
  • 小田急小田原線
  • 新宿駅まで17分
  • 渋谷駅まで18分(乗り換え1回)
  • 東京駅まで36分(乗り換え1回)

小田急小田原線の豪徳寺駅は、近年人気になっている地域です。駅周辺には商店街があり住環境の良い地域として評判です。都心部はどこに出るにも便利な地域になりますので都内勤務であればどこでも通いやすい駅になります。

柏駅(千葉県柏市)

  • 2LDK家賃相場 105,000円
  • JR常磐線・東武野田線
  • 上野駅まで31分
  • 東京駅まで39分
  • 新宿駅まで52分

千葉県の北部にある柏駅は、JR常磐線が利用できるため、JR山手線の東側の駅であれば乗り換え不要で通える便利な地域です。駅周辺には高島屋やマルイなどが揃っており、普段の買い物で不便ということはないでしょう。

瀬谷駅(神奈川県横浜市瀬谷区)

  • 2LDK家賃相場 85,000円
  • 相鉄本線
  • 横浜駅まで 24分
  • 川崎駅まで 40分(乗り換え1回)
  • 渋谷駅まで 63分(乗り換え2回)

家賃80,000円で物件探しとなると、横浜方面では瀬谷駅あたりが候補。都心まではおよそ1時間程度で、ある程度乗り換えも必要になるでしょう。その代わりといっては何ですが、町は静かな住宅地が多く、暮らしやすさは都会以上と考えていいでしょう。

埼玉県羽生市

  • 2LDK家賃相場 55,000円
  • 羽生IC~日本橋まで約70km
  • 駐車場相場 5,000円

埼玉県北部、群馬県との県境にある羽生市は日本橋から約70kmの地域になります。市の東部には東北自動車道の羽生ICがあり、自動車で移動する方には暮らしやすい地域でしょう。車を利用すれば都心部も1時間圏内ですので、休日に買い物に来るにも便利な土地といえます。

 

世帯月収50万円の物件探しまとめ

世帯月収を基準に物件を探す場合、重要になるのはその後の人生の予定ということになります。近い将来お子さんを考えているご家庭や、マイホームを購入したいご家庭は、それに備えて貯蓄をすることが重要になりますので、生活費と貯蓄目標金額を定めてから、支払える家賃を算出しましょう。特にお子さんを考えているご家庭は、妊娠・出産のタイミングで奥さんがお仕事ができない可能性があり、世帯収入が減る可能性があります。最初から旦那さんの収入で生活をするイメージを持って家賃を設定するといいでしょう。

一般的に「家賃は収入の20~30%」と言われますが、これはあくまでも一般論でありイメージの話です。各家庭において事情や将来の構想は違うと思いますので、こうしたイメージに縛られずに、独自に収入と支出、そして貯蓄の目標額を設定してから家賃を算出するようにしましょう。

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