部屋の匂いが気になる…。原因を突き止める方法と匂わない部屋の探し方

賃貸の部屋で生活していると、ふとした瞬間に匂いが気になることがあります。自分が発する匂いとは少し異なる、嫌な匂いを感じたことはないでしょうか。

今回は、賃貸の部屋で嫌な匂いがする場合の原因や、匂わない部屋の探し方をご紹介します。現在お部屋の匂いにお悩みの場合はもちろん、これから賃貸物件を探す予定の方もぜひ参考にしてください。

賃貸の部屋の匂いの原因とは?

賃貸に限らず、人が部屋で生活していると何らかの匂いが生じます。香水やアロマなどの心地良い匂いはもちろん、生ゴミやカビなど、多くの方が不快に感じる匂いまでさまざまです。こちらでは、特に不快な匂いに焦点を当てて、部屋の匂いの原因を解説します。

カビの匂い

カビは部屋のあらゆる場所で発生する可能性があります。水回りや外気温との差が大きくなる窓の周辺などはもちろん、ベッドサイドや通気性・日当たりの悪い場所、エアコンの中、加湿器など、条件さえ整えればカビが発生します。具体的には、「気温が20〜30℃」「湿度70%以上」「栄養素がある」の3つの条件が揃う場所はカビが発生しやすいとされます。

そして、カビは増えると嫌な匂いを発します。「墨汁のような匂い」「泥臭い」など、人によって抱く印象は変わりますが、基本的には不快に感じる方が多いようです。また、カビが増えると健康被害につながるおそれも指摘されています。カビを発生させないことはもちろん、梅雨時などは対策する必要があるでしょう。

下水の匂い

カビの匂いと同様に、感じると不快な方が多いのが下水の匂いです。下水から上がってきた匂いが室内に充満し、不快な印象を与えます。アパートやマンションなどの集合住宅では、前の住人が排水口掃除をしておらず、悪臭が発生しているケースも珍しくありません。

また、下水の匂いは、長期間人が住んでいないと発生しやすいともいわれています。賃貸物件の排水管はU字タイプが採用されており、下水からの匂いを防ぐ封水と呼ばれる水が溜まっています。しかし、長期間人が住んでおらず水の流れがなくなると、封水が蒸発してしまい、下水の匂いをブロックできなくなってしまうのです。賃貸物件を探す際、長期間住人のいないお部屋は注意する必要があります。

塗料や建築資材の匂い

建物やお部屋によっては、塗料や建築資材の匂いを感じることがあります。具体的には、接着剤や防腐剤、ワックス、塗料などに含まれている「ホルムアルデヒド」と呼ばれる成分が原因です。厚生労働省の調査では、シックハウス症候群の原因になる可能性が指摘されており、少しでも嫌な匂いを感じたら対策する必要があります。

賃貸の部屋の匂いを解消する方法

住み始めてから部屋の匂いが発生した場合や、内見時には匂いを感じなかった場合は、後から自分で対処する必要があります。ここでは、賃貸の部屋で嫌な匂いを感じた場合の対処方法をご紹介します。

カビの匂い対策

カビを原因とした嫌な匂いは、カビを取り除いて匂いの元を断つことが重要です。具体的には、消毒用エタノールやカビ取り剤、小物については天日干しなどで対処しましょう。また、湿度が高くカビが発生しやすい場所は、空気清浄機や除湿機などを設置し、湿度を低い状態で保つことも重要です。

下水の匂い対策

下水の匂い対策としては、排水口周りの掃除を行うことが重要です。排水口内のつまりが原因の場合は、汚れを取り除くことで匂いを改善することができます。また、封水切れによって匂いが発生している場合は、入居後に水をしばらく流し続けることで改善可能です。排水口周りの汚れが取り除けない場合は、水道修理業者などにメンテナンスを依頼するのが良いでしょう。パイプクリーナーなどを使用するのもおすすめです。

塗料や建築資材の匂い対策

塗料や建築資材の匂いについては、完璧な対策方法がないのが特徴です。消臭効果のある植物や竹炭などを置くことで緩和できるケースはありますが、建物自体が原因となっているため、匂いを感じなくなるほどの効果が期待できるかは微妙です。内見の段階からしっかりと確認しておき、不快な匂いのしない部屋を探すことが重要です。

匂わない部屋の探し方

新型コロナウイルスの影響もあり、自宅にいる時間が長くなったことから、部屋の環境を重視する方も増えています。そのため、できれば部屋探しの段階から匂いのない物件を選びたいと感じている方も多いでしょう。こちらでは、賃貸で匂わない部屋の探し方をご紹介します。

内見時に匂いを必ず確認する

もっとも大切なのが、内見を希望して部屋の状態を確認することです。現地の状態を確認できれば、匂いの有無や今後匂いが発生する可能性があるかどうか、などを判断しやすくなります。

具体的には、湿度が高くジメジメしている部屋、換気が難しい部屋は注意したほうが良いでしょう。部屋の窓を実際に開けてみて、風通りが良いかどうかを確認しましょう。

新築物件を探す

新築物件であれば、前の住人が原因となる匂いは発生しにくいため、ある程度の効果が期待できます。例えば、ペットやタバコ、排水口、カビの匂いなどの部屋を避けたい場合は、築浅の物件を中心に探してみましょう。

ただし、接着剤や塗料など建物由来の匂いは新築物件でも生じるため、内見時に確認しておくことが大切です。

オンライン内見の場合

最近は新型コロナウイルスの影響もあり、非接触で行える「オンライン内見」が普及しつつあります。オンライン内見は、遠方に住んでいる方でも気軽に物件の内部を確認できるというメリットがある一方、匂いについては確認が難しい点に注意しなければなりません。明らかな悪臭であれば現地の担当者に尋ねることができますが、わずかな匂いは個人の感覚によるところが大きいため、場合によっては気づかない可能性も考えられます。オンライン内見を利用する場合は、匂いについてはもちろん、風邪通しの良さや湿気が溜まりやすい場所がないかなども確認してもらうようにしましょう。

まとめ

部屋の匂いについては個人差が大きく、多くの方が問題ない場合でも、特定の方にとっては不快に感じるケースも少なくありません。匂いが溜まりやすい部屋の特徴を理解しておき、内見の段階から丁寧に確認しておくことが大切です。東京や横浜で賃貸物件を提供しているネクストライフでは、快適な環境の整ったお部屋をご用意しています。お部屋を探し中であれば、ぜひ当社までお問い合わせください。

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