賃貸マンションのエントランスとは？役割や内見時の確認ポイント
アパートではなくマンションとなると、エントランスがあるのが一般的です。物件選びの際にはあまり重視していない方も多いですが、マンションの顔となるエントランスは必ずチェックする必要があります。
今回は、賃貸マンションのエントランスが持つ役割や内見時の確認ポイントをご紹介します。賃貸マンションをお探しの際は、ぜひ今回の情報を参考にしてください。
目次
マンションのエントランスとは？
マンションのエントランスとは、正面玄関のことを指します。サイズやデザインは物件によって異なりますが、多くのマンションにはエントランスが設けられています。住戸数の多いマンションほどエントランスも大型になる傾向にあり、物件によってはホテルのようなエントランスになっています。
マンションのエントランスが重要視される理由は、エントランスはマンションの顔であるためです。エントランスはゲストや来客が一番最初に目にする場所であり、建物全体の印象を決めてしまう可能性もあります。入居者にとっても住みやすく、来客にとってもラグジュアリーに見えるマンションは、エントランスにも力を入れている傾向にあります。
マンションのエントランスの役割
マンションのエントランスには、「建物の玄関」という役割以外にも以下の2つの役割があります。
風除け
マンションのエントランスは風除け（かぜよけ）としての役割も持っています。エントランスの造りとしては、1枚目の自動ドアや手動ドアがあり、2枚目のドアとしてオートロックのドアが設置されているのが一般的です。このドアとドアの間の空間のことを「風除室（ふうじょしつ）」と呼び、外気が室内へ入る際の流れを緩やかにする役割を持っています。風除室がないと建物内に強風が吹き込んでしまい、気温が下がってしまったり、快適性が失われてしまったりするのです。
防犯
オートロックのあるマンションであれば、風除室より先には入居者の許可などがなければ入れません。そして、各住戸には基本的にインターホンが設置されているため、チャイムが鳴った場合でも相手を確認した上でオートロックを開錠できます。
このように、エントランスの存在は訪問者のチェック機能も果たしており、マンション全体の防犯性能の向上にも一役買っています。
マンションのエントランスで確認すべきポイント
マンションのエントランスは建物の顔ともいうべき大切な場所ですが、内見時にはあまりチェックせず、部屋の中にばかり注目してしまうことも少なくありません。こちらでは、マンションのエントランスについて、内見時に確認すべきポイントをご紹介します。
防犯対策
まずは、防犯対策が充実しているかどうかをチェックしなければなりません。例えば、オーロックの有無や防犯カメラの有無、管理人の常駐状況などを確認し、安心して暮らせる物件を選びましょう。女性の一人暮らしや小さなお子さんのいるご家庭は、特に防犯対策の充実した物件を選ぶ必要があります。
また、オートロック付きの物件を選ぶ場合は、そのタイプも確認しておくと良いでしょう。具体的には、鍵を差し込んで回して解錠するタイプ、暗証番号を入力するタイプ、カードなどをかざす非接触タイプなどがあります。
管理状況
築年数の経過したマンションを選ぶ場合は、エントランスの管理状況を確認する必要があります。具体的には、清掃が行き届いているかどうか、設備が点検されているか、実績のある管理会社かなどが重要です。その他には、エントランスに騒音や共用スペースの使い方に関する注意書きが掲示されているかどうかもチェックしましょう。
あると便利なマンションエントランスの機能・設備
マンションのエントランスには建物の個性が見られます。そのため、物件によってはさまざまな設備や機能を備えていることも多く、物件選びの参考にできます。こちらでは、賃貸マンションにあると便利なエントランスの機能や設備をご紹介します。
オートロック
防犯性能を考えるのであれば、オートロックは必須の設備といえるでしょう。不審者対策に高い効果を発揮するため、安心して暮らしたい方におすすめです。前述の種類についても確認しましょう。
風除室
風除室には、建物内の空調を安定させたり、外気の流入を防止したりする役割があります。風除室の有無によってエントランスの快適性が変わるため、風除室のある物件を選ぶのがおすすめです。
宅配ボックス
現代では、通販サイトなどで商品を購入する機会も増えており、建物に宅配ボックスが設置されていると便利です。不在時でも商品を確実に受け取ることができ、再配達の連絡をする必要もなくなります。
防犯カメラ
エントランスには入居者以外が入ることもあるため、防犯カメラがあると防犯性能のアップにつながります。万が一トラブルが発生した場合も、カメラの映像で解決できる可能性があります。
ロビー
エントランスに広々としたロビーがあると、建物全体がラグジュアリーに見えます。すべてのマンションにあるわけではありませんが、ある程度の規模のマンションには設置される傾向にあります。物件によってはソファやイスなどが設置されていて、来客の応接スペースになっていることもあります。
スロープ
エントランス周辺は、スロープなどが設置されていてバリアフリーになっている物件がおすすめです。特に、お年寄りや車椅子の方がいるご家庭には必須の設備といえるでしょう。
管理人
設備ではありませんが、管理人のいるマンションはセキュリティ性が高い傾向にあります。常に監視の目があるため、不審者も侵入しにくくなります。ただ、常駐ではなく、定期的に管理人が巡回するタイプのマンションもあるため、入居前に問い合わせておきましょう。
車寄せ
郊外に住む場合は、自動車を所有しているご家庭も多いはず。その場合は、車寄せのあるマンションを選ぶのが良いでしょう。買い物や旅行のときでも、荷物の運び入れが格段に楽になります。
まとめ
マンションにあるエントランスは、さまざまな役割を持っています。一見あまり必要がなさそうですが、あると便利に感じるシーンは少なくありません。エントランスのある物件をお探しの場合は、ぜひ今回の情報を参考にしてください。
横浜や東京で賃貸物件をお探しの場合は、ネクストライフまでお問い合わせください。お客様のご希望を伺い、理想の物件をご提案いたします。
