マンションvs一戸建て｜賃貸で選ぶならどっち？
賃貸物件を探す場合、マンションやアパートから選ぶのが一般的ですが、地方や駅から少し離れた場所だと一戸建てという選択肢もあります。一戸建てを選ぶことで、将来的に家を購入したいと考えている場合の予行練習にもなります。
今回は、賃貸を探している方に向けて、マンションと一戸建ての魅力、注意点をご紹介します。自宅探しの参考にしてください。
目次
マンションで暮らすメリット
賃貸の代表であるマンション。マンションで暮らすメリットにはどのようなものがあるのでしょうか。
構造がしっかりしている
一般的なマンションは、重量鉄骨造や鉄骨鉄筋コンクリート造などの構造が多く、建物自体がしっかりとしているのが特徴です。そのため、耐震性能や防音性能に優れた物件が多く、小さなお子さんのいる家庭や耐久性を重視したい場合にはマンションがおすすめです。
設備が充実している物件が多い
マンションにはさまざまなタイプがあり、中でも「分譲賃貸マンション」と呼ばれる建物は、設備が充実している物件が多いのが特徴です。エアコンや温水洗浄便座（ウォシュレット）などの基本的な設備はもちろん、床暖房・浴室暖房乾燥機などの便利な設備が整っています。
分譲賃貸マンションについては、こちらの記事をご覧ください。
防犯性能が高い
マンションの中には、セキュリティ面を重視したサービスを提供している建物も多く、防犯面をもっとも重視する場合にはマンションが良いでしょう。オートロックはもちろん、管理人やコンシェルジュが常駐している物件を選ぶと、安心して生活することができます。
間取りのバリエーションが多い
マンションは、間取りや内装のバリエーションが比較的多いのも魅力です。一戸建ての場合は、似た間取り・デザインの物件を複数戸建てることもあり、地域に同じような物件がいくつも建っていることがあります。その点、マンションでは内装にこだわってデザインされているケースが多く、特に分譲賃貸マンションは1戸ずつが全く異なる造りとなっていることも珍しくありません。自分の好みに合った物件を探しやすいといえるでしょう。
マンションを選ぶデメリット
マンションにはさまざまなメリットがある一方で、住む場合にはいくつか注意点もあります。
家賃が比較的高い
マンションはアパートなどの他の集合住宅と比べると、家賃や管理費が高い傾向にあります。構造面やセキュリティ面の性能の高さとトレードオフといえるかもしれませんが、毎月の家賃を抑えたい場合には間取りなどの点で妥協しなければならないケースもあるでしょう。
新築の物件数が少ない
新築マンションは駅チカなど好条件のエリアにはすでに建物があり、新築の物件を探そうとするとあまり条件の良くない場所になるケースもあります。築年数にこだわらないのであれば問題ありませんが、新築物件が良い場合はエリアに注意する必要があります。
災害時に困る可能性がある
マンションでは高層階に住むことがステータスと考えている方も多いですが、災害発生時には高層階だと逃げ遅れたり、エレベーターが止まったりするリスクがあります。ニュースの映像でエレベーターが止まってしまったことで20階や30階から歩いて1階へ向かう住人の姿が映されたこともありました。住みやすさを考えるのであれば、低層階という選択肢もあると覚えておきましょう。
一戸建てで暮らすメリット
賃貸物件を探す場合、一戸建てに憧れている方も少なくありません。以下では、一戸建てで暮らすメリットをご紹介します。
周囲に気兼ねなく生活できる
一戸建ての最大のメリットといえば、生活音が近所の迷惑となる心配が少ないため、周囲に気兼ねなく生活できる点が挙げられます。マンションも構造上生活音などは響きにくくなっていますが、振動などは伝わるため、足音が階下の住人の迷惑となるおそれがあります。一戸建てであればそういった心配もないため、小さなお子さんのいる家庭にとってはよりメリットになるでしょう。
ペットやガーデニングなどの制限が比較的少ない
マンションには規則があり、ペットやガーデニングについて禁止されている物件も少なくありません。その点、一戸建てであれば制限が比較的少なく、自由な生活を実現できます。ただし、ペットについては物件によって制限されていたり、入居時に多めの敷金、退去時に壁紙の総張り替えを求められることもあります。事前に確認した上で契約するようにしましょう。
駐車場代がかからない
駐車スペースのある一戸建てであれば、アパートなどとは異なり駐車場代がかからないのが基本です。駐車スペースも含めてひとつの物件と考えられるためです。
一戸建てを選ぶデメリット
以下では、一戸建てを選ぶ場合のデメリットをご紹介します。
防犯対策を自分で講じる必要がある
一戸建ての最大の懸念点は防犯対策です。高層マンションなどと比較すると、自宅の防犯対策をすべて自分で行わないといけないため、一定のリスクがあります。玄関や窓など外部と接している部分が多いため注意しなければなりません。人感センサーの付いた照明や防犯カメラを設置したり、ホームセキュリティを契約したりして対策を講じましょう。
家賃が高い傾向にある
一戸建ての場合、マンションやアパートと比べて敷地が広くなるため、家賃が高くなる傾向にあります。特に、周辺環境の良い物件を選ぶと「購入したほうが良いのでは？」と思ってしまう可能性もあります。自動車を所有している場合は、郊外の物件にも目を向けると家賃を抑えることが可能です。
まとめ
賃貸物件を探す際、マンションにするか一戸建てにするかは個人の好みですが、それぞれ特徴が異なるためライフスタイルに応じて選ぶのが良いでしょう。例えば、女性の一人暮らしや家を空けることが多いのであればセキュリティの充実したマンション、子供がいて近隣住民に気を遣いたくない場合は一戸建てがおすすめです。横浜や東京で物件を探す際は、ぜひネクストライフまでお問い合わせください。
